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国際ロマンスは体力勝負「ムキムキイタリア人シェフ」

彼はとてもシンプルなプロフィール。
加工もされていない写真は顔から膝上まで写る1枚で勝負している。
実に潔い。
またその写真は照れながらも誰かに撮影してもらったような雰囲気のもの。
ヘンテコアングルの自撮りよりも良いし
心配した友人の勧めでは?とも想像させる。
個人的には料理やら景色やらペットやらで枚数多い写真を載せている人よりも、ずっと好感がもてるのだ。

彼からのメッセージはいつも遅い時間でひと言位のベリーショートメッセージだった。

例えば好きな食べ物を聞いたら
「シーフード」とのみ、夜中の1時過ぎにメッセージが届く。
自然と彼に送るメッセージも吟味するようになった。
知りたいことを優先的に、質問責めにならないぐらいに盛り込んで送る。
彼の興味がある話題を探したいなぁという
私なりのコミュニケーション方法だ。

ところがある日
そんな彼から突然お誘いがくる…
👱「牡蠣は好きですか?」
👩「もちろん!大好きよ!」
そう返信すると、
👱「あなたを食事に誘いたいんだ」
  「どうかOkayと言って」

👩(何ていうロマンチックさ…)
 (こういうのをまっていたのさ!!!)
 「ありがとう。
  ええ、お食事行きましょうか😃」

👱「場所とか何かリクエストはありますか?」

👩「少し換気の良いお店が安心かしらね」

コロナもあるが、身の安全も必要だ。
暗く怪しい店に連れ込まれて監禁されても困る笑
(ドラマ観すぎ?!)

👱「わかった。
  知り合いに聞いて探しておくよ」

それから数日して、彼には珍しく
長いメッセージが届く。
約束の日時、待ち合わせの場所、お店の情報、LINEのIDなどなど。

過不足ない完璧な情報。
私はシンプルにOkayと返事した。


彼と会う当日、平日だったため、仕事を終え
大急ぎで家へ帰り、身支度を整えた💦
そして待ち合わせ場所へかけ足向う💨

当時の仕事は朝早く、またかなりハードな仕事だったので、普段は仕事から帰るなり夕食を食べると、ヘトヘトですぐに眠ってしまうような生活だった。

しかし彼はレストラン勤務のため、平日休みが多い。
そのため、初デートは夕食で平日の夜になることも容認したのだった。

"待ち合わせ場所も自宅からそう遠くないし
      久しぶりの生牡蠣が待っているなら…"

それから間もなく待ち合わせ場所についた。
出口がいくつかあって、店への道のりが分かりづらい。
お店は駅直結のビル内とのことだか
彼からは場所が分かりづらいから
迷ったら連絡を下さいと言われていた。

出口に出るなり、その意味がすぐに分かった。
私は遠慮なくメッセージを送り
彼に迎えにきて貰うことに。

プロフィールの写真を何度も頭に焼き付けた。
暗いし、お互いマスクをしているし
コロナ禍での待ち合わせは本当に大変だ。
彼は背も高く、ガタイも良い印象。
綺麗な目をしたイタリア顔で
イケメンです。
待ち合わせの場面は何度も経験しているのに
何だかとてもドキドキした。
珍しくそんなに緊張したのは
イタリア人女性はとても美人ばかりだから
彼は間違いなく目が肥えているんじゃないかと思っていたからだ笑
プレッシャーがあったのだろう😆

👱こんばんはー!
👩あ、こんばんは!○○さん?!
👱そうだよ、○○だよ。
 (すぐにハグされる)
 君は背が高くてキレイだね。
👩はっ!えっと…ありがとう
 (ドギマギがヤバい笑)

彼は思っている以上にマッチョで
ソファーみたいな分厚い胸板だった。

👩あなたも抜群のスタイルねぇ😃
👱いやー、今の筋肉はほとんど無いよ。
 今は脂肪を増やしているから。
👩ボディビルみたいなことをやっているの?
👱筋肉好き?それならもっと頑張るよ😉
👩今でも十分筋肉あるよ!
👱これぐらいで良いの?欲がないねぇ笑

そんな筋肉談義をしていると、あっという間に
お店に。
テラスの開放的な席へ案内された。

(スマートな展開やなぁ…😳)

彼はとてもジェントルマンだ。
食事は全て取り分けてくれる。
お店の人とも、とても気さくに話をしている。
全てがスマートで紳士的だった。

食事をだいたい食べ進めると
コロナで短い営業時間のレストランは
あっという間にラストオーダー。
彼はトイレへ行くと席をたった。
席へ戻ってから、残りの食事を続けた。

👱あなたの唇はハートの形をしている
 笑うと特にハートになるよ
👩そんなこと言われたことないよ
 女性にこういうこといつも言うんでしょ笑
👱笑
 そんなことないよ。
 笑う顔がキレイだよ。
👩また笑
 そういう人をプレイボーイと言うのよ

👱これ食べたら次の店に行かない?
👩良いけど、明日も仕事だから
 少しだけね。
 そしたらコーヒーとか飲む?
👱良いね。
 アイスクリームも食べようよ。

そういうと、彼は残りの食事をすぐにたいらげた。


To be continued…

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