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コロナを経て変わったことと変わらないこと

4月の頭に、フリーランス仲間による「個の時代の入春式」という企画に乗っからせていただき、「この春の新たなチャレンジ」について宣言しました。

アイキャッチの画像は、この企画に参加した熱い想いを持つフリーランスの同志たちです。

コロナで自分が大切に育ててきた活動の多くが休止で絶望状態になっていた時、それでも、「どんな環境でも今の自分にできることをやるしかない」と前向きに進もうとしている仲間達のスタンスや言葉から、たくさんの勇気と前に進む力をもらいました。

さて、早いもので、前回の宣言から2ヶ月が経過しました。
緊急事態宣言が解除され、少しずつ以前の生活に戻る兆しも見え始めたこのタイミング。改めてこの2ヶ月間に自分の中で起こった変化や、これからの活動について書こうと思います。

霧の中にいた4月

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4月は正直、結構辛かった。

‥こう文字にして書いてみると、何か大変なことがあったように見えるんですが、その逆で、何も起こらなさ過ぎたこと、ただただ毎日が単調に過ぎていくことが、私の想像を遥かに超えて辛かったんです(笑)

これまでの当たり前の生活は、実は毎日刺激や変化に溢れていたんだということや、ポジティブなことはもちろんネガティブなことも含めて、感情の起伏があることが、自分にとって活力になっていたんだと改めて気が付きました。

加えて、さらに辛かったのが、子供の登園自粛。産後4ヶ月からずっと保育園に預けてきた私にとって、週7で子供とべったりな生活なんて産後以来。自分の時間と行動範囲を自分でコントロールできないということに、これ程までストレスを感じるのか!と、今更ながら実感しましたね。

そんなこんなで4月はなんだかずっと体調を崩していたし、家族のちょっとした言動にイライラしがちだったような、気がします。

転換点

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Career Design Cafeという女性のためのワークショップを定期的に主催しているのですが、3月のイベントに参加してくれた方々が「またこのメンバーで集まって進捗報告会したいね!」とおっしゃってくれたので、4月末の開催日程だけ、随分前から設定していたのでした。

しかし先述の通り私自身エネルギーがあまりにも低く、正直、ちょっと日程を決めたことを後悔していたのですが。。決めたからには実施せねばっと、力を振り絞って主催させていただきました。

それが、本当に良かった。

参加者の皆さん、突然の活動制限や在宅ワークに戸惑いを抱えながらも、なんとか前に進もうと試行錯誤しながら頑張っている。画面越しでも、空気感やエネルギーって伝わるんですね。ポジティブな皆さんと話しているうちに、自然と私自身もエネルギーを受け取り、「ああ、やっぱり私はこういう場、こういう時間が最高に好きだな。」と実感できたし、次に創りたい場のイメージも明確になった。

そして、やっぱり私にとって必要なことは、人とのつながりと、自分自身とのつながりだと再確認できました。

そこからは、ほとんど毎日のようにオンラインイベントを主催するように(笑)動いているうちに、自然と次のやりたいことが出てくるようになって、気が付いたら、霧の中から抜け出していました。

動き始めた5月

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そんなこんなで、この自粛期間中に新しく始めたこと!

オンラインスナック@zoom

こちらは4月から細々と始めたのですが、開始早々メディアで取り上げていただいたり、常連さんだけでなく毎回必ず新しいお客様との出会いもあったり、更には”オンラインの方が短時間で全員と深いつながりが生まれる”という意外な発見もあったりしました。
元々オンラインスナックは、「リアル店舗休業期間中の代替手段」と考えていましたが、実際やってみて、「リアルスナックとオンラインスナックは全くの別物で、それぞれに素晴らしい魅力がある」という気付きも。今後リアル店舗が再開した後も、オンラインスナックは続けていこうと考えています。

・オンラインコーチングセッション

こちらは元々やっていましたが、特に宣伝しておらず、声を掛けて頂いた方のみお引き受けしていた程度でした。しかし、このご時世。これまで以上に、悩んでいる方や話を聴いて欲しい方がいるんじゃないかなと思い「お話聴きます」と書いてみたところ、思った以上に多くの方がご連絡をくださって‥。その対話の時間を捻出することはなかなか大変でしたが、対話を通じて相手のエネルギーが徐々に高まり、少しでも「相手の力になれている」と、肌で感じられる時間が日常の中にあるということが、私自身にとっても、毎日を豊かに生きる上で必要な時間となっています。引き続き受け付けているので、コーチングセッションを受けてみたいという方がいらっしゃればお気軽に声掛けてくださいね。


昼スナック@Dabel

ゲストをお招きしてのトークライブをInstagramライブ配信で少しやってみたのですが、結局は私とゲストの1対1の会話で拡がりがないなぁ、と思っていた矢先に出会ったのが、「Dabel」
Dabelの良いところは、リスナーが誰でも声で会話に参加できるところ。フラッと来てくれたお客様と雑談する、まさにスナックの感覚でお話しできるんです。しかも音声のみなので、寝ながら、歩きながら、料理しながらなどなど、ながらで配信できる点も良い。
今は、こちらで毎日お昼の12:00〜、昼スナック恵をOPENしています。

これから

★19.7.5 スナック恵9073

対面での場づくりは、6月も引き続き自粛します。

理由としては、正直まだ対面に不安があり、お客さん達に「ぜひ来てね!!」と大きな声では言えないこと。かつ、オンラインを通じて一気に拡がった関係性を、もう少しじっくりと育てていきたいと思ったこと。色んな迷いもありましたが、特に後者の理由が大きく、このように判断しました。

実際、今オンラインスナックに来てくださっているお客様は、半数以上がスナック初めての方ばかり。女性にとっては、むしろオンラインの方がハードルが低くて参加しやすいとのことで、リピーターとなってくださる方が確実に増えています。

オンラインでの繋がりって、興味関心や問題意識などテーマが共通している方同士であるケースが多いので、バックグラウンドは全く異なれど、興味関心で繋がるフラットな関係性を築きやすいんですね。

今回このnoteを書くキッカケとなった「#個の時代の入春式」も、そう。
活動内容も住んでいる地域も全く異なり、「フリーランス」という共通点だけで集まった私たちですが、他の仲間のnoteを読むと、根底に持っている想いや、社会に対する願いなど共感する点がとても多く、互いに良い刺激を与え合える「同志」のような関係性になっています。

また、リアルでの出会いは、誰かしら共通の友人がいたり、同じコミュニティに属しいていたりと、何らか接点のあるケースが比較的多いのですが、オンラインでの出会いは本当にセレンディピティ。そんな未知の繋がりを、もうしばらくの間、試行錯誤しながら育てていこうと思っています。

一方、近い未来として一つ決めていることは、「自分の場所を持つ」ということ。
これまで様々な場所をお借りして、常にヤドカリで活動してきましたが、「いつか自分の場所を持ちたい」という漠然とした想いは、前々からずっとありました。

そしてオンラインがこれだけ当たり前になった今だからこそ、あえてリアルの場所を持ちたいという想いが、一層強くなってきたのです。

私は、会議やセミナーなど目的の明確なコミュニケーションはオンラインで充分だと思っています。というか、むしろオンラインの方が圧倒的に嬉しいw でも、何気ない雑談を楽しみたい時や、他者との交流を目的とした場合は、やっぱりリアルに優るものはない。

これからの時代は、そういった機会を、個人も組織も、意図的に創っていかなければいけないと思っています。

だから私は、そこに使命感を持って取り組んでいきたいと思っています。

絶対に、変わらないこと

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最後に、このコロナのおかげで再確認できたこと。

それは、やりたいことは色々あるけれど、結局、世の中がどんなに変化しようとも

半径3メートルの大切な人たちを大切にすること。
「ありのまま、しなやかに、人生まるごと楽しむ」自分であり続けること。

この2つさえ満たせていれば、あとはもう何でもいいんだなって思いました。
とはいえ、この2つを満たし続けることが、意外と大変なんですけどね(笑)

そして、自分の軸で生きる人が1人でも増えたらいいな、そんな想いを持って、これからもマイペースに進んでいこうと思います。




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