『獣サロメ』(獣の仕業 第十五回公演)
河原乞食たちが、奇蹟の到来を待っているとそこにサロメが現れて舞いを舞い、開幕。始まりの印象はそんな風だった。
河原乞食たちは、刑吏であり式部官であったりと役職の肩書をもった公僕たちで、羅馬帝国SPQR : Senātus Populusque Rōmānusの四分封領主ヘロデ・アンティパスを称え、その眼下に真っ青な死海が広がったマカエラスの要塞の食客であり、彼らが散らかした生活のゴミが舞台を埋め尽くす。ゴミはコンビニの、『マカエラス要塞店』の売り物たちの成れの果てだ。コンビ