【体験レポート】大人の自己分析ワークショップに参加して感じた”他人と自己分析すること“のメリット
1月16日(日)、ミートキャリアでは初めてのワークショップ形式でのイベント「実践!大人の自己分析」を開催しました。
これは新プログラム「大人の自己分析プログラム」のリリース記念として、「自分の強みや価値観を知るきっかけにしてほしい」「他人と自己分析をやる面白さを体験してほしい」という思いで企画されたワークショップです。
※2023.6 メールで行う大人の自己分析プログラムはサービスを終了しました。自己分析は現在提供中のキャリアプログラムで行っています。詳しくはHPをご覧ください。
いつもの講義を聞くスタイルではなく、2-3人の参加者同士でグループワークを行うスタイル。他の方はどんな事を大切にしているの? 初めましての方同志でどんなフィードバックをしあうの?興味津々のわたくし広報担当石崎が、1参加者として体験したワークショップの様子をレポートしたいと思います!
大人の自己分析が不可欠な理由
まず「大人の自己分析がなぜ必要か」の説明から始まりました。講師はミートキャリアでたくさんのユーザーさんのキャリアの悩みや自己分析に伴走してきた、ベテランキャリアサポーターの高石 典子さんと桐山 梨奈さん。
30代は人生に迷う時期だからこそ自己分析が必要
ドキッとしたのは、人生100年時代の説明の中で出てきた「会社の寿命より個人の人生のほうが長くなる時代」という言葉です。
会社では中堅と言われる30代40代になっても、ライフキャリアとしてはまだまだ道半ば。だからこそ大人になってからの自己分析が必要なんだな~と思いました。
特に30歳前後から昇進や転勤、結婚や出産といった、働き方やキャリア形成に変化のある“転機”が訪れ、迷う人が多いのです。実際に、大人の自己分析プログラムの前身となるテキストプログラム自己分析編受講者は6割以上が30代の方です。
他人と自己分析をするメリット
ところで、自己分析って皆さんしたことがあるのでしょうか?
講師陣が参加者に聞いたところ、結構手が挙がりました。最近は自己分析本やノート、動画などもありますよね。でも1人でやると、挫折することも。
他者と自己分析をするメリットとは、何なんでしょうか?
解説で出てきたのは、よく耳にする「ジョハリの窓」です。
自分のことを言葉にして開示すると、「秘密の窓」が狭まり「開放の窓」が広がります。さらに他人からフィードバックをもらうことで「盲点の窓」が狭まり「開放の窓」が広がります。
こうして「開放の窓」を大きくすると、「未知の窓」に気づけます。まだ知らない自分に気づくことで、自己成長のチャンスが訪れるのだそうです!
自己分析のやり方
続いていよいよ!グループワークです。
当日は30名以上の方が参加され、2-3人のグループに分かれました。私は1ユーザーとして参加していたキャリアサポーターのももさんと一般参加者の方のグループへ。
行ったワークは2つ。
(これを読んでいる皆さんも、セルフワークはお手元でできるので、よかったらやってみてください!)
モチベーションの源泉について知る<ワーク①>
まずは1人で社会人になってからのモチベーショングラフを描き、上下したときの状況や感情を言語化してみます。その後、ペア(またはグループ)になって1人ずつ発表、聞き手からフィードバックを行うという流れで行いました。
どんな時にモチベーションが上下するのかを明らかにすることで、自分の価値観や特長を知ることができます。
私の場合はこんな感じ👇
小さな波はありつつも、ある程度一定。仕事はずっと楽しく、やりがいはあったからです。そこで、下がったところと、上がったところの状況や理由を考えてみました。
これに対し、同じグループだったお2人からのフィードバックは
働き方が変わると、モチベーションが下がる。でも、逆境に立ち向かうエネルギーがある
初の育休復帰も初のママ管理職も常に先駆者。切り拓いて大変でもあったけれど、やりがいにも感じていたのでは?
ずっと仕事は楽しいと言われていたので、仕事ぶりに信頼を得るベースがある。信頼のとり方がすごいんだなと思った。そこに強みがある。
これを聞いて、納得と発見の両方がありました。逆境がエネルギーになるタイプなのは自覚していましたが、信頼は”得る過程”は意識していなかったので、「お~~なるほど!」という感じ。強みのエピソードを考えるときには、自分が信頼を得るために心がけていることから考えていけばいいのかと気づきました。
大切にしている価値観を知る<ワーク②>
2つめのワークは「価値観ワーク」です。
提示された56個の言葉の中から、自分が直観的に惹かれることばを選んでみるというものです。
私のグループの方はこんな感じ👇
みんな全然違いますね!
ここでも互いにフィードバックをし合ったのですが、後でももさんの感想を聞いてみました。
👩ももさん:「自分では3つのつながりはないと思っていましたが、『挑戦してもし失敗することがあっても、柔軟に対応される方なんだなと思いました』と言ってもらい、新鮮でした」
また私の場合は自分宛のフィードバックではなくても、他人のことばのチョイスやその背景を聞くだけでたくさんの気づきがありました。
例えば…
あえてオリジナルの「柔軟性」ということばを選ばれた方を見て、日ごろ柔軟な人でありたいと思いつつ、56個の中から選ぶことしか考えていなかった頭の固い自分に気づく
「自己成長」を「成長」と変えて追加した方の「周りの人の成長を見るのも好きだから」という発言を聞いて、まさに自分もそれ!と気づく
他の方の発表で「仕事に飽きてくる」という言葉を何度か聞いたが、自分自身は飽きた経験がない。つまりいつも新しい挑戦があったということなのか?と感じた
などです。
グループワークを一緒にした方はももさんを含めて初対面の方ばかりでしたが、第三者だからこそ本音で話すことができました。また、数十分の短い時間でもこれだけの気づきや考えるヒントがあるのは、他人と壁打ちしながら自己分析をする価値だなと思いました。
自分宛のフィードバックをもらい、自分らしさや自分の軸が明確になる過程は面白いですし、それを理解しておけば何か転機があったときに(転職や異動、ライフイベントなど)も迷いが減るはず。直近で転機がなくても、自信を持って前向きに働くことにつながりそうです。
最後に、体験して感じた他人と自己分析をするメリットをまとめます。
キャリア支援のプロと一緒に自己分析を
ミートキャリアの「大人の自己分析プログラム」はプロと1対1で3カ月間、文通のようにメールをやり取りしながら自分のやりたいことや強みを見つけるプログラム。今回のワークショップでプチ体験した”価値観を明らかにすること”だけでなく、仕事経験とスキルの棚卸し、キャリアビジョンを描くところまで行います。
しかも、面白かった!で終わらず、目標設定とその実現のための伴走カウンセリングまでセットになっているのが特長です。
以前、ユーザーさんで「自己分析において、キャリアサポーターさんは自分を映し出す鏡の役割なのかも!」と言って下さった方がいました。何もないところで自問自答するより、鏡があった方が客観的に自分を見られます。もしそれが自分だけのフィードバックがもらえる鏡だったら…!と思うとワクワクしまんか?
<注釈>
※2023.6 メールで行う大人の自己分析プログラムはサービスを終了しました。自己分析は現在提供中のキャリアプログラムで行っています。詳しくはHPをご覧ください。
※2023.6 高石さん、桐山さん、石崎さんはミートキャリアでの業務を終了しています。ありがとうございました!
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