1期生卒業式＆限定イベントレポート： キャリアカウンセラーを仕事にしていくために必要なこと
ミートキャリアの「キャリアカウンセラー養成講座」（2022年6月より、キャリアサポーター・アカデミーにリニュアルしました）の1期生が先日3ヶ月の講座期間を走り抜き、卒業を迎えました！
卒業式当日は特別ゲストをお迎えし、講座1期生のみ限定のオンラインイベント「キャリアカウンセラーを仕事にしていくために必要なこと」を開催、その後1期生への修了証授与、ひとりひとりに講座感想と今後の抱負を語っていただく場面もあり、ミートキャリアらしいあたたかな卒業式となりました。
今回は、そんなキャリアカウンセラー養成講座のオンラインイベントと卒業式の様子をお届けします！
イベント：キャリアカウンセラーを仕事にしていくために必要なこと
・登壇者：黒田悠介さん
・ファシリテーター：キャリアカウンセラー養成講座講師 高石典子
ゲストにお招きしたのは、個人のキャリアコンサルタント活動からフリーランスとして独立し、議論でつながるコミュニティ「議論メシ」の運営や新しいキャリア論『ライフピボット』の著書としてもご活躍中の黒田さん。
キャリアカウンセラーを仕事にしていくために必要なポイントについて1時間たっぷりお話いただきました。
キャリアカウンセリングに即活かせる内容盛りだくさんでしたが、今回はイベント内容の一幕を、ほんの少しだけご紹介します！
Q：対話の中でどのように相談者の「強み」「志向」を引き出すか？
高石：キャリアカウンセリングで必要とされることの一つに相談者本人がまだ気づいていない強み、志向を発掘することがありますが、難しく感じるカウンセラーも多いようです。
黒田さんはどのように相談者の強みや志向を引き出されていますか？
黒田：「強み」は人と比較するからこそ見つけられるものであり、他人にとっては仕事だけど、自分にとっては仕事と感じないことだと思います。
自分にとって仕事とは感じないような苦もなく息をするようにできることは、最初はそこまで能力が高くなかったとしても、自分でどんどんやりますし、それが楽しくて上達するスピードも速いです。努力の娯楽化と言えますね。
キャリアカウンセリングでは、「他の人にとっては仕事だけど、自分にとっては仕事と感じないことは何ですか？」とか「自分では大したことないと思っているのに、周りが感謝してくれることは？」と聞いてみると強みを発掘しやすいです。
強みは自分一人で気づくものではなく、他者との比較で見えてくるものなので自分ひとりで内省するのではなく、他の人との関わりの中で見つける、相談者にはあまり自分の中に入って考えすぎないことも気をつけてもらっています。
逆に「志向」は内省で見つけられるもので、感情の動きに注目すると引き出しやすいです。
感情の動きがガッとある時がその人にとって大事な出来事であることが多いので、喜怒哀楽、どんな時に感情が動くかということを考えてもらいます。
相談者の方へ「これから1週間、仕事のときに感じた感情をメモしてきてください」と伝えることもあります。
何かが起きたときにどんな感情がセットであったか、あまり考えすぎずに「don’t think, feel it !」のように、感情に注目することでその人の素直な志向性が見えてくると思います。
高石：出来事に対する感情を書き出すとは、「こういうことがあって、その時こう感じた」という具合でしょうか？
黒田：そうです。
例えば私の場合は、キャリアカウンセリングをしているときに相手の目の輝きが変わったり、口数が多くなったり、自分から語り出すような瞬間を見るのがすごく好きで、未来への想像力を広げてほしいなとか腹落ちして欲しいなと思うし、そういう時にテンションが上がるんですね。
だからこそこの仕事についているというのもあるのですが、自分がテンションが上がる瞬間をコレクションしていくと志向性が見つけやすいと思います。
強みは比較、志向は自分の中にある鮮度の高い感情を意識する、はとても大事なポイントだと思います。
講師含め全員がメモをする手が止まらず（笑）
チャットや質問も盛り上がり、1時間はあっという間でした。
すべての質問に丁寧にお答えくださった黒田さん、ありがとうございました！
また何かご一緒したいです！（というアピール！）
そしていよいよ卒業式！
講師から卒業後の受講生同士やミートキャリアとの関わりについてお話をしました。
講座修了後について
縁あって講座期間の3ヶ月を共に過ごした仲間たちとのあたたかな繋がりは続きます！
講座修了後もカウンセラー養成講座専用Slackを利用でき、卒業生同士で模擬カウンセリングの練習、勉強会の開催、卒業生と講師でオンラインイベントを企画したりと、仲間と一緒にさらなる新しいチャレンジをすることも！
半数以上はキャリアサポーターにチャレンジ！
傾聴＋提案型のキャリアカウンセリングを身につけた講座受講生の半数以上が、有料で個人のキャリア相談を行うミートキャリアのキャリアサポーター（カウンセラー）へのチャレンジを希望しています。
講座修了後にサポーターを目指す方は、一次選考なしで30分の模擬カウンセリングと最終面接を受けることができます。
決まればすぐにキャリアサポーターとしてミートキャリアへジョイン！
修了証授与＆ひとり一言
4名の講師からのコメント入りの修了証授与、ひとりずつに講座のご感想と今後の抱負を語っていただきました。
1期生が講座を受けてどう変わったのか、ご感想の一部をご紹介します。
・キャリアカウンセリングのフィードバックをもらえる機会はなかなかないので貴重な経験だったこと、同期がアクションを起こしている様子を見て良い刺激になりました。
（Aさん・30代）
・大袈裟ではなく、この講座を受けて人生が変わりました！講座中にSNSの使い方を教えてもらったことでその大切さに気づき、今まで敬遠していた発信を始めることができました！（Fさん・30代）
・キャリアカウンセラーを目指していたものの、聴くことだけで先に進まないなという悩みがあったのですが、この講座を受けて「提案する」視点とスキルが身につき、自信になりました！（Iさん・30代）
・資格取得のためのロープレ経験だけでは15分以上のカウンセリングを出来る気がしていなかったのですが、講座を受けてフル60分のカウンセリングが出来るようになったことが大きな収穫でした！（Mさん・40代）
・大人になってこんなに成長したことはない！とパートナーに熱弁しました（笑）子育て中、本業が忙しい中でも時間のやりくりをしながら学んでいるメンバーからすごく刺激をもらって、自分も学ぼう、あれもやりたい、これもやりたい、成長したいと思えるようになりました！（Kさん・30代）
・人材業界で働いている中でこの講座を受けましたが、求人紹介前提ではないカウンセリングスキルを講座で身につけられたことで、現職での転職相談で以前より良い相談ができたなと感じることが増えました！（Uさん・20代）
・キャリアカウンセリングのスキルを身につけるための情報収集の仕方、問いかけの視点など具体的な策がわかり、キャリアカウンセリングの意義と奥深さを改めて感じた3ヶ月でした。（Yさん・30代）
・60分のキャリアカウンセリングを行うことへの恐怖心があったのですが、講師の方の励ましや同期の仲間がいたからこそ最後まで前向きな気持ちでやり切ることができました！（Mさん・30代）
・4月からフリーランスになるのと同時にキャリアカウンセラーにもなりたいと思い、講座を受講しました。講座を進めていく上で今まではぼんやりしていた「自分がどういう人に向けてカウンセリングをするか」を決めることができました！（Kさん・30代）
・現職での部下のマネジメントにおいてそれぞれとどう話をしていくべきか考える場面が多かったですが、この講座で学んだ「傾聴＋提案型のスキル」がとても役立ったと思っています！相手の気持ちが動く、解決につながるということを実感出来ました。（Tさん・50代）
最後に講師陣から一言
講師一同：本当に3ヶ月間、お疲れ様でした！
ミートキャリアは講座という場を用意しただけで、学んだのはみなさん自身！最後まで走り切ってくれてありがとうございました。
今後も講師や卒業生同士横の繋がりを持ちながら、カウンセリングを楽しみ、困ったら相談しあって、一緒にカウンセリング業界自体を盛り上げていきましょうね。これからもよろしくお願いします！
最後までお読みいただいてありがとうございました！
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