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"ドント・トラスト・オーバー・サーティー"のブーメラン破壊力

敢えて言う。あの頃は若かった。そして、歌ってた。

「うるせえくだらねえ。」

って歌ってた。

「ドント・トラスト・オーバー・サーティー」

って大声で歌ってた。

あの頃は。


それが、今、ブーメランとなって自分にぐっさりと突き刺さる。

あの頃、"本気で"そう思っていたことを、思い出すから。

「あの頃は若かった」なんて口にする大人になるくらいなら、消えてなくなるほうを選ぶわーって思っていた自分に、やめてそんなこと思わないで!って言いたい。

あとで自分がつらいから!ていうかもうつらいから!


別に今だって四六時中、今までの人生なんだったんだろう、って後悔しているわけでも、絶望しているわけでもない。

常に全力で走ってきたとは言わないけれど、それなりにいろいろな経験をして、頑張ってきた、ような気もしている。

でも、やっぱり、どう足掻いたって"若さ"というファクターは羨ましい。

行き場のないエネルギーに溢れた体も、異性へのはち切れそうな思いも、世間というものへの怒りや不信感も、過敏すぎる自意識も。全部。

恥を捨てて言えば、本当に本当に羨ましい。

なぜなら不可逆だから。

この世界の時間を戻すことはできない。

どうしようもない。

それは、積み重ねてきた時間がもたらす自負自信だけでは、気持ちは若いんだ!なんて主張では、とても埋め合わせられない。少なくとも私にはできない。

かと言って若い人の言葉とか流行りを真似して、ついていけてる!と勘違いする痛い大人にもなりたくないし、どうやったって負け試合なんだ。

もう、眩しい眩しい眩しい。

きっとこれからますます、そう思うんだろう。

この羨ましさを収める方法は、全く思いつかない。



ちなみに最初の言葉はどちらも大好きなGOING STEADYの歌詞からの引用です。

どの曲もすごくいいので是非。一番好きなのは 「BABY BABY」です。

つい聞いてしまうので、実はわざと痛みを味わいにいっているのではないかと思ってしまいます。。。

"誰かが言ってた「あの頃は若かった」うるせえ くだらねえ"「童貞ソー・ヤング」
"ドント・トラスト・オーバー・サーティー" 「DON'T TRUST OVER THIRTY」

カバーイラストは高校生の頃いつも描いていたゴイステの曲を練習する、ゴイステの曲に出てくるようなタイプの男の子のイメージの再現です。

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