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マッチングアプリで出会って好きになってしまった人のお話

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タイトルの通りです
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2024年2月の記事一覧

2023/5/21からのこと。M君と初めてのお別れ

【このお話の前はこちら】 夜中の2時半に、帰宅途中のロードパークにいたM君から、 朝の7時46分にメッセージが届いた。 『おはようございます。 お仕事の時間 長いですが、無理なさらずにね』 家に着いたのは、おそらく3時半頃だろうに、 こんな時間にもう起きているとは… それより何より、 昨夜は逢えずに残念でした、とか、 逢える時間に行けなくてごめんね、とか、 こんな理由で遅くなってしまった、とか、 何かないものなのだろうか? 仕事無理しないでという気遣いが出来るなら、

2023/5/26からのこと。ストロベリームーン M君がやっと家に来た

【このお話の前はこちら】 M君とのことについては、 マリはもちろんのこと、 複数の友人達に話していた。 誰もが同じ事を言ってきた。 「それって、もう『恋』なんじゃないの?」 「ほんとに 好き じゃないの?」 「それはもう、好きってことなんじゃない?」 そして、いつも、誰にも、私は否定する。 「あんな人、好きになれないよ」 「全然好きじゃないよ!」 若い頃は、条件で人を好きになってきたから、本当にM君を好きだとは思えなかった。 初めて会った日の変人ぶり、      

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2023/6/10 M君と2度目のお別れ(?)

【このお話の前はこちら】 家に来てもらった後のM君とのやりとりは、また毎日楽しくて嬉しかった。 私は、M君からのLINEを、本を読むように何度も何度も読み返した。 同じところでニヤついたり、クスッとしてしまう。 毎日やることが山積みで、会いたいと言ってくれる友達とお茶する時間も、なかなか作れない日々なのに… 1日中、メッセージ内容を思い出したり、 何て返信を送ろうか考えて過ごしてしまう。 携帯は、私の宝物になっていた。 身体から離せない。 何度も開いてしまう。 M君に出

2023/6/13からの(マッチングアプリで出逢った)M君とのこと

【このお話の前はこちら】 6月13日(火) 18時02分に、 「今日はCDをお返しに行っても大丈夫でしょうか?」 と、送ってみた。 絶対にメッセージに気付いているはずなのに、なかなか既読にならない。(後日、iPhoneなら既読を付けずにメッセージが読める事を知ったけれど、私はAndroidだから、この頃はよく知らなかった) 出発するのが遅くなると、もちろん帰りが遅くなる。 ダメならダメで返事よこせよー と、思っていると、雨がものすごい勢いで降ってきた。 携帯で予報を見ると

2023/6/24からのM君とのこと

【このお話の前はこちら】 私は本業の他に、化粧品や健康食品を訪問販売する仕事をしていて、 この頃ちょうど、リンパマッサージの資格を取る講習会や練習会があった。 「今度家に来たら、やってあげますね。 っていうか、近くに住んでいたら、練習台になりに来て~って感じなんですけどもね」 『練習台になりたいです。 よろしくお願いします』 いつもお金が無いんだから、わざわざお金を払ってまで マッサージなんか受けたことがないだろう。 「けっこう気持ち良いですよ」 『とっても楽しみ