片付けられないイルミネーション
12月、クリスマスシーズンと言うことで様々な光が飛び交う。
クリスマスツリーのイルミネーションだったり、トナカイやサンタ、雪だるまの形になっているイルミネーションもある。とても綺麗だ。
遊園地や動物園など、イルミネーションように場所をとった大規模なものもあるが、小さなお店や駅前など、町に飾られている帰り際に癒やしとなってくれるようなものもある。このおかげで寒さも幾分和らいだかのような錯覚をする。
時は流れて2月、ほとんどの町のイルミネーションは撤去されている。ぴかぴか光っていた電飾はなくなり、またいつもの町の景色が戻ってくるのだ。
と、思っていたのだが、今年はそうではなかった。
駅前のイルミネーションがいつまで経っても撤去されないのだ。2月の今も、夜になるとぴかぴか光っている。まあ綺麗だから問題ないと思うのだが。
問題は、何で片付けていないのだろうかということである。季節外れのイルミネーションを残しておく意味は果たしてあるのか、なんでずっとあるのか、なんだか気になる。
調べたところによると、この場所のイルミネーションを飾ってくれているのはその場所の自治体の方々だそうである。ボランティアなどを募って、大人数で飾るのだそうだ。
そう、ここの大人数という部分が肝だった。
この時勢の中、大人数での作業が出来ないのではないかということであった。
12月の初め頃は落ち着いていたため、「飾る」ことは出来たのであろう。しかし、年末は緊急事態宣言がでるかでないかといったことが言われていて、片付けられないまま緊急事態宣言に突入してしまったのだ。
思わぬ部分にも影響を感じてしまった。イルミネーションが見られなくなるのは少し寂しいが、早く撤去される日が来てほしいと切実に思う。
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