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【実施報告とアンケート結果】2024/3/15(金)勉強会

2024年3月15日(金)に開催された第6回勉強会についてご報告します! 


■勉強会について 

<開催の趣旨>

医療者と患者さんのコミュニケーションに関する勉強会も第6回目となりました。

緩和医療・いのちと長年向き合ってきた先生をお呼びし、患者さんとコミュニケーションを取るうえで心がけるべき場作りや距離感、言葉の選び方や対話のきっかけまで、実体験を交えつつ勉強会を行いました。

<概要> 

イベント名:第6回 医療者と患者さんのコミュニケーションに関する勉強会 
実施日時:2024年3月15日(金)19:00-21:00 
会場:オンライン開催 (Zoom)
講師:新城 拓也 先生(しんじょう医院 院長)
参加者:29名(うち学生20名)

<プログラム> 

19:00〜 導入
19:10〜 新城先生によるレクチャー(前半)
19:40〜 質疑応答
19:55~ 休憩
20:05~ 新城先生によるレクチャー(後半)
20:35~ 質疑応答
21:00  終了 

<勉強会の内容>

冒頭、運営より勉強会の趣旨についてお伝えしました。(当団体発足への思いについては、以下をご参照ください。)

続いて、講師の新城先生によるレクチャーが行われました。レクチャーは大きく「話を聞くこと」「話をすること」の2部に分かれ、新城先生の緩和ケア医療でのご経験をもとに、診察室でのコミュニケーションについて学ぶ機会を頂きました。

前半の「話を聞くこと」では、診察室での患者さんと医療者(医師)の関係性について考え、その上で新城先生が診療の中での心構えや技術について、日常生活の具体例を交えながらレクチャーを頂きました。後半の「話をすること」では、医師が社会的に・またその瞬間求められている役割に応じて、どのように思考を巡らせ、どのように話をするべきなのか、前半と同様に具体例を用いて考える場を頂きました。

レクチャーの合間には質疑応答の時間が設けられました。臨床実習での患者さんとの関係性・課外活動での人間関係などを題材に、会のテーマである「話を聞く・すること」に関して学生から多くの質問が寄せられ、時間いっぱいまで活発な議論が続きました。

CoMedは今後も、様々な方のご協力のもと、医療系学生とコミュニケーションについて学ぶため、幅広く活動を続けてまいります。
新城先生、この度はご協力を頂きましてありがとうございました。

■学生のアンケート結果

参加した20名の学生のうち、17名からご回答をいただきました。

<参加学生の学年>

1年生〜5年生まで、様々な学年の方にご参加いただきました!

N=17

<勉強会の感想(自由記述, 抜粋)>

  • 患者さんの体験として捉えながら医療者として対話していく方法などを実体験も交えて学ぶことができ、とても勉強になりました。

  • コミュニケーションのコツなどを詳しく聞くことができとても勉強になりました。特に患者さんとのやり取りは演劇であるという話や相槌の数を増やすことで話を聞いてもらえている感覚を持ってもらえるという話が興味深かったです。

  • 相槌の種類を30種類持つというのは驚きました。質疑応答の中で実践されていて凄さを実感することができました。とても良い経験ができました。

  • 実習で患者さんのお話を聞いていく中で、自身の辛い部分やしんどい部分を時に涙を流されながらお話ししてくださる患者さんに対して、自分の対応は患者さんに寄り添えているのか、患者さんが満足するようなものであったか考える機会が多くなってきていたので、今回のお話を通してより良いコミュニケーションの方法を知ることができて良かったです。自分の中で型を作って、自分のものにしていけるように、日々のコミュニケーションから意識していきたいと思いました。

■最後に

今後も定期的に勉強会を続けて参りますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

よろしければぜひTwitter/X(@medstudent_comm)等のフォローや記事へのいいね、シェアなどで周囲の学生さんにお伝え頂ければ幸いです!