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3分で確認!! 本日の医療ニュース 24/7/29号

おはようございます😃
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それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇


【本日のピックアップトピックス】

①エーザイの認知症薬「レカネマブ」、欧州が否定的見解

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エーザイと米バイオジェンが共同開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について、欧州医薬品庁(EMA)の評価委員会は、脳出血などの副作用リスクが治療効果を上回るとし、否定的な見解を示しました。
レカネマブはアルツハイマー病の進行を27%遅らせる効果が確認されていますが、EMAは副作用リスクを重視し、承認を見送る可能性が出てきました。
これに対し、エーザイとバイオジェンは再審議を請求する方針です。
欧州での承認は当初の予定から遅れる見通しとなり、今後の動向が注目されます。
なお、エーザイは業績への影響は軽微としています。



②処方箋・調剤録は「5年保存」へ 厚労省・制度部会、薬剤師法に反映

厚生科学審議会・医薬品医療機器制度部会は、調剤済み処方箋と調剤録の保存期間を現在の3年から5年間へ延長する方向で議論しました。これは、診療録の保存期間との整合性を図るためです。
近年は電子媒体での保存や電子処方箋の活用が進んでいること、5年間保存する診療録との整合性が必要であることから、厚生労働省は保存期間の延長を提案しました。
委員からは、薬害救済の観点から電子的な永久保存を求める意見もありましたが、現場の負担を考慮し、5年間の保存とすることでまとまりました。事務局は、現場への配慮をしながら進める方針です。



③地域の医療関係者・自治体・保険者が協働して「地域でのポリファーマシー対策」を進めてほしい―厚労省

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厚生労働省は「地域でのポリファーマシー対策」を強化するため、医療関係者、自治体、保険者の協働を呼びかけました。
ポリファーマシーとは高齢者に対する多剤投与による有害な影響を指し、特に退院後も減薬が維持される体制が求められます。
地域住民に対してこの対策の重要性を理解してもらうことも重要です。
厚労省は「病院におけるポリファーマシー対策」と「地域におけるポリファーマシー対策」の改訂版を示し、医療関係者が連携して適切な薬物管理を行う指針を発表しました。
例えば、電子処方箋や地域医療情報連携ネットワークの活用が提案されています。
各地域で自院や地域に適したポリファーマシー対策を進めることが期待されています。



④新型コロナ患者数 11週連続増加 “今後も増加か” 厚労省

新型コロナウイルス感染症の患者数が全国的に増加傾向にあり、厚生労働省は、今後もお盆明けの感染拡大のピークを踏まえ増加が見込まれると発表しました。
7月21日までの1週間の全国の新規感染者数は、前の週と比べ1万2262人増の6万7334人、1医療機関当たりの平均患者数も11週連続で増加し13.62人となりました。
都道府県別では佐賀県、宮崎県、鹿児島県で多く、45の都道府県で増加しています。入院患者数も増加しており、専門家は高齢者を中心に流行が拡大し、医療ひっ迫につながる可能性を指摘しています。
夏休み中の移動や接触の機会増加も懸念され、厚生労働省は、部屋の換気や手洗いなどの感染対策の徹底を呼びかけています。



⑤心不全管理アプリを三重大が開発、アラートで受診勧奨も

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三重大学が開発した心不全管理アプリ「ハートサイン」は、患者の自己管理をサポートするために設計されたスマートフォンアプリです。
このアプリでは、患者が血圧、脈拍、体重などの情報を入力し、自覚症状と合わせて心不全の状態を3段階で判定します。症状悪化のリスクに応じて受診を促すアラート機能も搭載されており、早期の治療介入を可能にします。
高齢者でも使いやすいよう操作性にも配慮されており、パイロット研究では高い継続使用率と健康状態の改善が確認されました。入力されたデータは医療機関側でも確認でき、外来診療やリハビリテーション、療養指導に活用されます。
現在、三重県内の複数の医療機関で本アプリの効果検証が進められており、将来的には全国での実用化を目指しています。
また、ウエアラブルデバイスとの連携により、心筋梗塞後の遠隔リハビリテーションや高血圧管理など、利用対象者の拡大も期待されています。
このアプリは、心不全患者の自己管理を促進し、症状悪化を早期に発見・対処することで、再入院リスクの低減と医療機関の負担軽減に貢献することが期待されています。



⑥Amazonファーマシーの登場!一般消費者の反応は?診療所経営に発展はあるのか|雑談

こちらの動画では、今話題の「Amazonファーマシー」のサービスについて述べられています。
その上でクリニックでは以下の対応が求められるのではないかという考が示されています👇

1. 電子処方箋の発行
   - より多くのクリニックが電子処方箋を発行する体制を整えること。

2. オンライン診療の導入
   - オンライン診療を診療の一部として組み込むこと。
   - 例えば、診療時間の一部をオンライン診療専用にするなど。

3. 患者管理の強化
   - 定期検診や慢性疾患の管理をしっかりと行い、患者の情報を把握すること。
   - オンライン診療で対応できる患者を見極め、効率的に診療を進めること。

4. テクノロジーの活用
   - テクノロジーを活用し、遠隔での健康状態の監視や診断を行うこと。
   - 例えば、スマホやその他のデバイスを使って心拍数や血圧を測定するなど。

これらの対応により、クリニックはオンライン診療を効果的に取り入れ、患者の利便性を高めることが期待されます。
詳細は動画をご確認ください。


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【医薬品供給情報】

こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。

医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。

①アボット


②ヴィアトリス製薬


③第一三共エスファ


④ニプロESファーマ


⑤日本ケミファ


⑥ラクール薬品販売


⑦全星薬品工業




4月1日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇

医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。




【その他のご案内】

①糖尿病薬物療法認定薬剤師による調剤後薬剤管理指導料1の算定のコツ





本日の情報は以上です。
それでは次回の配信もお楽しみに♪


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