見出し画像

3分で確認!!　本日の医療ニュース　24/8/23号

医療ニュース観測所 / MedNewsWatchers管理者

おはようございます😃
本日もお忙しい医療従事者の方に向けて“ささっと”情報をお届けしていきます💊

※同じ内容を「theLetter」というサービスでも配信しています。
こちらでメールアドレスをご登録いただけますとメールで記事が配信されますので、使い勝手の良い方でお楽しみください👇

新しくブログもスタートしました！
こちらは医療情報など全く関係ない、中身の無いブログですが、物好きな方は是非ご覧ください👇



それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇


【本日のピックアップトピックス】

①「医療上必要」と「患者希望」双方チェックは想定せず　長期品選定療養で疑義解釈、薬局は「疑義照会を」

関連情報👇

【3行解説】

  • 厚生労働省は医療上必要と患者希望が同時にチェックされる処方箋を想定していないため、その場合は薬局が医師に疑義照会を行うべきとした。また、旧様式の処方箋での対応も疑義照会が求められる。

  • 制度施行前の処方箋が10月1日以降に持ち込まれた場合は、施行前の規定に従い扱う。これはリフィル処方箋や分制指示のある処方箋にも適用される。

  • 生活保護受給者が嗜好で長期品を希望する場合、それは医療扶助の対象外とし、後発品提供が可能な場合は特別の料金は徴収されない。長期品が医療上必要とされる時のみ扶助が適用される。

詳細は上記「関連情報」よりご確認ください。



②熱中症による救急搬送患者が8月5－8月11日に8672名、重症者・死亡者も稀ではない点に留意を—総務省消防庁

【3行解説】

  • 2024年8月5日から11日の間に、全国で8672名が熱中症により救急搬送された。搬送者の59.8%は65歳以上の高齢者が占めている。

  • 熱中症での救急搬送者のうち、入院不要な軽症者が大半だが、重症者や死亡者も全体の2.4%と少なくない点に注意が必要。

  • 発生場所として住居が多く、高齢者がエアコンを使用せずに熱中症になるケースが増加。地域コミュニティを活用し、環境整備が重要。



③外部委託ガイドライン「完成版」発表　厚労科研・入江班

関連情報👇

【3行解説】

  • 厚労科研の入江班は、調剤業務の一部外部委託に関するガイドラインの完成版を公開した。これは2022年度に作成された暫定版を元に、実際の薬局現場での検証結果を反映し、契約に関する留意点などを追記したものとなっている。

  • 大きな変更点としては、委受託契約の留意点に関する脚注の追加が挙げられる。契約の性質、損害賠償、契約解除に関する12項目が追記され、より具体的に契約内容を定める必要性が示された。

  • 今後の課題として、電子データ伝送、遠隔監査、薬剤交付プロセスにおける更なる検証が必要とされ、技術革新に伴いガイドラインの改訂が必要となる可能性も示唆されている。費用対効果やISO認証取得のハードルに関する懸念も紹介された。



④リリーの肥満症治療薬、糖尿病リスクが94％低下－長期的な効果期待

【3行解説】

  • 肥満症および前糖尿病患者を対象とした3年間の試験で、「ゼップバウンド」服用群はプラセボ群と比較して糖尿病発症リスクが94%低下した。

  • 無作為に選ばれた1000人以上の肥満症および前糖尿病患者に対し、週15ミリグラムの投与で23％の体重減少を達成し、長期的な効果を証明した。

  • 試験の詳細は今後の医学関連学会で報告される予定で、肥満治療における長期的な健康効果が期待されている。



⑤IgA腎症の発症に「腸漏れ」が関与する可能性－慶大ほか

【3行解説】

  • 腸のバリアー機能が低下すると、腸内の異物が血中に入り、ＩｇＡ腎症などの病気を引き起こすリスクがあることが明らかに。

  • 上皮細胞内の特定タンパク質が関与する免疫反応に着目し、このタンパク質が正常に働かない場合に腸のバリアー機能が損なわれ、ＩｇＡ腎症の原因物質が腸から腎組織に沈着することが判明。

  • マウス実験では、腸内細菌の構成に異常が生じ、抗生物質による腸内細菌の除去が腎組織への沈着を抑制することが観察され、腸をターゲットとした治療法の潜在的開発が示唆された。



⑥ＪＣＢが医療ツーリズム拡大、東京エリアに

【3行解説】

  • JCBインターナショナル・インドネシアが、東京エリアでの医療ツーリズムを拡大するため、ワンメディカおよび共愛メディカル・サービスと協業覚書を締結。インドネシアのJCB会員が日本での健康診断を受けられる体制を整備。

  • ワンメディカは受診予約、通訳手配、検診結果の翻訳、急な治療対応までをサポート。提携病院は東京を中心に広がり、今後さらに拡大する予定。初期の健康診断対象病院は日本医科大学付属病院とがん研有明病院。

  • 共愛メディカルが健康診断パッケージを組成し、JCB会員向けに割引料金で提供。インドネシアの富裕層市場をターゲットに、富裕層の成長率や文化的魅力を背景に医療ツーリズムの潜在性を強調。インドネシア語でのサポートや、健康診断パッケージの組成、帰国後のフォローアップなどを担当。



ここでは紹介しきれなかったその他の医療に関するニュースを下記の「X」（旧Twitter）アカウントよりご確認いただけます↓是非フォローしてくださいね(^^)



【医薬品供給情報】

こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。

https://drugshortage.jp/

医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。

①田辺三菱製薬


②ヴィアトリス製薬


③沢井製薬


④武田テバ


⑤日医工




４月１日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇

医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。



【その他のご案内】

①8/27開催【甲状腺領域】ファーマシーWEBセミナー




本日の情報は以上です。
それでは次回の配信もお楽しみに♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？