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3分で確認!! 本日の医療ニュース 24/8/30号

おはようございます😃
本日もお忙しい医療従事者の方に向けて“ささっと”情報をお届けしていきます💊

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それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇


【本日のピックアップトピックス】

①鹿児島・宮崎・愛知の68市町村、マイナなしで薬剤情報閲覧可 厚労省、台風10号受け

【3行解説】

  • 厚労省は台風10号の影響で患者がマイナンバーカードを持参できない場合、オンライン資格確認導入医療機関・薬局が薬剤情報等を特例閲覧できると発表。

  • 対象は鹿児島県全43市町村、宮崎県24市町村、愛知県蒲郡市で、9月3日まで。

  • 医療機関等が被保険者番号を把握済みなら口頭同意で、未把握なら氏名等から特定して閲覧可能。



②厚労省「地域医療構想」の議論本格化 在宅医療の整備など焦点

【3行解説】

  • 2040年を見据え、高齢化や人口減少に対応する新たな地域医療構想の議論が本格化。

  • 今回は入院医療だけでなく、在宅医療(看取りを含む)のあり方、かかりつけ医の機能強化、医療と介護の連携が重要な議題。

  • 医療従事者不足や医療財政の限界を踏まえ、関係機関の連携強化による効率的な医療提供体制の構築を目指す。



③和漢医薬学会から特別提言、「安易な解熱薬・鎮咳薬の使用を避けて」

【3行解説】

  • 和漢医薬学会は、発熱や咳嗽の機序を理解せずに解熱薬や鎮咳薬を使用することが、病態の悪化や長期化を招くと指摘し、安易な使用を避けるよう提言。

  • 解熱薬は特に虚弱な高齢者や幼児などでは高熱時に必要不可欠であるが、咳嗽に対しては原因に応じた特異的治療が推奨され、中枢性鎮咳薬の効果は限定的。

  • 発熱に対して漢方薬の使用も検討すべきであり、症状の発生期間や咳の部位を診断し、適切な治療法を選ぶことを強調した。



④日本IBM 乳がん患者への「対話型疾患説明生成AI」実運用開始 医薬基盤研、大阪国際がんセンター

関連情報👇

【3行解説】

  • 「AI創薬プラットフォーム事業」は、生成AIを活用し、患者への疾患説明や同意取得を効率化することを目的とする。8月より乳がん患者向けに「対話型疾患説明生成AI」の運用を開始し、説明時間の30%削減を目指す。

  • AIを用いた双方向会話システムにより、患者と家族は診療前から疾患理解を深め、不安を解消できるようになる。患者の質問内容も事前に医師に伝えられ、効率的な診療が期待される。

  • 今後の計画には「問診生成AI」「看護音声入力生成AI」「書類作成・サマリー作成」の導入が含まれ、地域医療の格差是正や業務効率化が図られる見込み。安全なAI運用体制の構築も進められる。



⑤AIで薬局の業務効率化、服薬指導や記録作業 長野のズー

関連情報👇

【3行解説】

  • AIを活用した薬局向けクラウドソフト「kusudamaクラウド薬歴」を開発。患者情報入力、服薬指導提案、薬歴記録の3場面で効率化を実現。

  • 患者との会話から重要キーワードを自動抽出し、新人薬剤師向けに適切な服薬指導内容を提案。検査表の画像解析による数値データ入力機能も搭載。

  • 医薬品データベースと患者情報を組み合わせた独自アルゴリズムにより、正確性の高い多様な薬歴作成が可能。人手不足に悩む薬局業界への導入を目指す。



⑥認知症の人をサポート 広がる新たな商品開発

関連情報👇

【3行解説】

  • 認知症の方の安全で快適な暮らしを支える商品開発が進行中。ガスコンロでは色や音声ガイドを最適化、靴下は履きやすく改良され、認知症の方の意見を反映した商品が誕生

  • "オレンジイノベーション・プロジェクト"で、経済産業省が認知症支援商品開発を後押し。参加企業が増加し、認知症の啓発カラーであるオレンジから名付けられたプロジェクトが成長中

  • 認知症市場拡大への期待。企業が認知症の方のニーズを捉え始め、社会課題とビジネスの両立を目指す。2025年に認知症高齢者は470万人に達すると予測される中、企業の役割が重要



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【医薬品供給情報】

こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。

https://drugshortage.jp/

医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。

①ファイザー


②LTLファーマ


③東和薬品


④ヴィアトリス製薬


⑤大正製薬


⑥ヤンセンファーマ




4月1日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇

医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。




【その他のご案内】

①【速報】調剤薬局倒産過去最多「冬の時代」でも勝ち残る最新ビジネスモデルを徹底解説





本日の情報は以上です。
それでは次回の配信もお楽しみに♪


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