3分で確認!! 本日の医療ニュース 24/5/14号
おはようございます😃
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それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇
【本日のピックアップトピックス】
①武田薬品のCMV感染症薬など新薬9製品を審議へ 塩野義製薬のコロナワクチンも 5月24日の第二部会で
2023年7月に承認が見送られた塩野義製薬のコロナワクチン「コブゴーズ筋注」が、24日の薬事審議会医薬品第二部会で再審議されます。
有効性に関するデータが不十分だったため、承認は見送られていましたが、厚生労働省は追加資料に基づき改めて評価を行います。
今回の審議では、ファイザーや武田薬品工業など9件の新有効成分医薬品の承認可否も併せて審議される予定で、国産初の腸チフスワクチン「タイフィムブイアイ注シリンジ」や、GSKの骨髄線維症治療薬「オムジャラ錠」などに注目が集まっています。
その他の品目や詳細については、記事をご確認ください。
②ベースアップ評価料を更に明確化、派遣社員等では「派遣料金アップ→派遣会社よる給与増」等想定―疑義解釈3【2024年度診療報酬改定】
関連情報👇
医療従事者の処遇改善に向けたベースアップ評価料について、厚生労働省が新たに疑義解釈3を公表しました。
主なポイントは以下の3点です👇
詳細は、上記「関連情報」よりご確認ください。の厚生労働省のホームページをご覧ください。
③厚労省の動画で解説!ベースアップ評価料計画書の作り方完全ガイド
この動画は、元アナウンサーで社会保険労務士の清水美穂さんが、医療法人の経営者として、厚生労働省のホームページで提供された解説動画を参考に、医療機関のベースアップ評価量に関する手続きを分かりやすく説明しています。
7桁の医療機関コードの入力から、給料改善計画書の作成まで、詳細な手順を説明し、特に賃金改善計画書の作成方法や、ベースアップ評価量の算定方法に重点を置いて説明してくれています。
また、厚生労働省の要件に従い、給与の改善率を計算し、その結果を活用した給与改善計画の立案方法についても解説しており、さらに社会保険労務士視点での注意事項などもあるため、医療機関の経営者にとって非常に参考になる内容となっています。
④【厚労省】緊急避妊薬のスイッチOTC化「調査事業」の結果報告書を公表
関連情報👇
厚生労働省は、緊急避妊薬のスイッチOTC化に係る環境整備のための調査事業の結果報告書を公表しました。
調査期間中の販売実数は2181件で、東京・神奈川では200超を販売。
来局時間は概ね9時から19時に集中し、夜間・早朝の来局は全体の2%程度。
購入者ほぼ全員が薬剤師からの説明を「よく理解できた」と回答し、医師の処方を受けた者でも同様の傾向が見られました。
事後アンケートでは約8割が「医師の診察を受けずに、薬局で薬剤師の面談を受けてから服用したい」と回答しており、協力薬局の「販売可否に係るチェックリスト」への満足度調査では約9割が「容易に可否判断ができた」とした一方で、「妊娠の可能性」の判断に関する項目を改善すべきと約半数が回答しました。
協力薬局での事象として「薬局の事情で公表した営業時間内に販売できないことがあった」との回答も報告されました。
詳細は、上記「関連情報」よりご確認ください。
⑤厚労省 薬価削除プロセスの簡素化「過去5年間の平均シェア3%以下」が対象に
厚生労働省は、医療用医薬品の安定供給確保に向け、薬価削除プロセスを簡素化することを決めました。
主なポイントは以下の通りです👇
代替品があり、過去5年間の平均シェアが3%以下の医薬品について、関係学会の意見聴取を経ずに薬価削除が可能となる。
代替品の定義は、「必ずしも同一成分に限らず、臨床上の位置付けが同じ品目」とされ、幅広い医薬品が対象となる。
今後は、医薬品の安定供給責任者の設置や、需給状況の把握・調整など、医薬品全体の安定供給体制の強化に向けた取り組みを進めていく。
今までは事前に関係学会に了承を得るなどといったプロセスが必要で、関係学会、製薬企業双方の負担が大きいことが指摘されていました。
薬価削除プロセスの簡素化については後発品だけでなく、長期収載品なども活用できます。
厚労省は今後、通知を発出し、明文化する方針を示しています。
⑥自動距離補正機能付きスマホ視力検査「WHOeyes」はどれほど使えるか?
関連情報👇(スマートフォン用アプリ。上がiOS、下がAndroid対応)
従来のスマートフォン視力検査アプリは、医療機関での検査結果との乖離が課題でした。
この記事で紹介されている「WHOeyes」アプリは、自動距離補正機能(ADC)を搭載し、この課題を克服しました。
論文では、糖尿病網膜症診断にも用いられるETDRSチャートを用いた検査とWHOeyesアプリの検査結果を比較。その結果、両者の精度に有意差はなく、自宅で手軽に高精度な視力検査が可能であることが示されました。
WHOeyesアプリは、医療機関へのアクセスが困難な地域の人々や、初期の視力障害に気づきにくい人にとっては便利なアプリとなりそうです。
また、眼科オンライン診療などへの活用も期待できます。
現時点では日本語版アプリはリリースされていませんが、iOSとAndroid版が提供されています。
※ADC機能はiOS版のみ搭載なので、ご注意ください。
私も早速インストールしてやってみましたが、日本の視力検査は「C」の向きを指差しますが、アプリの場合は「E」の方向を指差すことに文化の違いを感じました。
視力の数値が表示されるわけではなく、スコアが%で表示されます。50%以下であれば眼科への受診を勧められる仕様になっています。
患者さんの眼科受診に繋がるかもしれませんね。
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【医薬品供給情報】
こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。
医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。
①アルフレッサファーマ
②小野薬品
③協和キリン
④サンドファーマ
⑤鶴原製薬
⑥大正製薬/トクホン
⑦第一三共エスファ
⑧ロートニッテン
⑨吉田製薬
⑩富士フィルム富山化学
11)扶桑薬品工業(※自主回収)
12)ラクール薬品販売
13)日医工
14)テルモ
4月1日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇
医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。
【その他のご案内】
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本日の情報は以上です。
それでは次回の配信もお楽しみに♪
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