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3分で確認!! 本日の医療ニュース 24/7/1号

おはようございます😃
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それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇


【本日のピックアップトピックス】

①小林製薬またも後手 「紅麹」死亡疑い76人、国に報告せず

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小林製薬の健康食品「紅麹コレステヘルプ」による健康被害が拡大しています。
6月28日、同社は新たに76人の死亡事例を発表しました。
これまでに報告された死亡者は5人でしたが、今回の発表で合計81人となりました。
死亡原因は腎関連疾患以外も含まれており、現在も因果関係を調査中です。
厚生労働省は小林製薬に随時報告を求めていましたが、今回は27日にまとめて報告されたため、武見敬三厚労大臣は「極めて遺憾だ」とコメントしました。
日本腎臓学会の調査では、ほとんどの患者でFanconi症候群が疑われています。
小林製薬は今後、厚労省の指導のもと正確な被害状況の把握に努めるとしています。



②野義製薬のコロナ薬「ゾコーバ」、入院リスク37%減

塩野義製薬は、新型コロナウイルス治療薬「ゾコーバ」の大規模臨床研究結果を発表しました。
16万人超のコロナ患者を対象とした研究で、ゾコーバの投与により入院リスクが37%低下することが明らかになりました。
ゾコーバは経口薬で、2022年11月に期限つきの緊急承認を取得し、2024年3月には通常承認も得ています。
これまでは主に軽症者に処方されてきましたが、重症化リスクがある患者に対しても効果的な治療薬であることが示されました。
塩野義製薬は、医師に対して高齢者などへの処方を促す方針です。



③薬剤師の関与が「治療用アプリ」継続に寄与 京都府薬が調査、医師の負担軽減にも

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京都府薬剤師会は、治療用アプリ「CureApp HT 高血圧治療補助アプリ」を用いた調査研究事業の結果をまとめました。
薬局薬剤師がアプリの導入支援や定期的なフォローアップを行ったところ、全ての患者がアプリの使用を継続でき、不安感も大幅に軽減されました。また、処方医の負担軽減にもつながりました。
薬局薬剤師が重要な役割を担い得ると評価されましたが、対応時間の平均は計164分と負担は軽くなく、報酬上の手当も必要だと言及されました。
研修プログラムの充実やガイドラインの整備も今後の課題とされています。
日本がデジタル治療の適正使用や普及に関して世界をリードすることが期待されています。



④リフィル処方対応可能の院内掲示要件、約4分の1が「賛成」

2024年度診療報酬改定で導入されたリフィル処方箋の院内掲示要件について、医師の賛否は分かれています。
日経メディカル Onlineの調査では、「賛成」が23.9%、「反対」が22.5%と拮抗しており、半数以上が「分からない」と回答しました。
開業医では「反対」が半数を超え、「賛成」は8.9%にとどまりました。
院内掲示の実施状況は全体で21.4%と低く、開業医では34.9%が掲示済みですが、そのうち約8割は実際にはリフィル処方を行う意思がないことが分かりました。
掲示開始時期は、病院勤務医では「診療報酬改定答申日より前」が3分の1を占める一方、開業医では「答申日以降」が7割以上を占めています。
リフィル処方に対する医師の姿勢は、導入から2年以上経過しても大きく変化していないことが示唆されました。
現場からは、診療報酬による誘導や患者への影響、医療の質低下に対する懸念の声も上がっています。



⑤レム睡眠時、記憶から推論 富山大、脳機能向上に成功

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富山大学の研究チームは、睡眠中の脳の情報処理メカニズムを解明しました。
深いノンレム睡眠では既存の記憶を整理し、浅いレム睡眠では未学習の事柄を推論することで答えを導き出すことがわかりました。
マウスを使った実験で、睡眠を妨げたり大脳皮質の神経活動を抑制すると、推論能力が向上しないことも明らかになりました。
また、レム睡眠中の神経活動を促進することで、学習期間が短くても推論能力が高まることが確認されました。
将来的には、睡眠中の脳を刺激することで潜在能力を引き出せる可能性があるとのことです。
私は試験週間中はいつも以上に寝ていましたが、ある意味効率の良い勉強法を知らず知らずに実施していたのかもしれませんね(-_-)zzz



⑥ウォルト、診療から薬配達 1時間で

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料理宅配サービス「Wolt」を運営するウォルトジャパンは、韓国の医療スタートアップの「ドクターナウ」と提携し、オンライン診療から薬の配達までを1時間で提供するサービスを7月中旬から開始します。
利用者はドクターナウのアプリを通じてオンライン診療を申し込みます。
処方箋発行後、ウォルトの配達パートナーが提携薬局から薬を受け取り、利用者に届けます。
業界最速水準のスピードで、診療から薬の受け取りまでをシームレスに完了できます。
サービス提供地域は、東京都内の一部から開始し順次拡大予定です。
ウォルトは、既存の料理宅配サービスに加え、医療分野への進出を強化し、収益基盤の拡大を目指します。



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【医薬品供給情報】

こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。

医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。

①ヴィアトリス製薬


②杏林製薬/キョーリンリメディオ


③日新製薬


④日本薬品工業


⑤太陽ファルマ


⑥大鵬薬品工業


⑦日本薬品工業


⑧東豊薬品




4月1日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇

医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。




【その他のご案内】

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本日の情報は以上です。
それでは次回の配信もお楽しみに♪


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