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3分で確認!! 本日の医療ニュース 24/7/18号

おはようございます😃
本日もお忙しい医療従事者の方に向けて“ささっと”情報をお届けしていきます💊

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それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇


【本日のピックアップトピックス】

①スチバーガ 「重大な副作用」に好中球減少と白血球減少を追記 因果関係否定できない国内症例10例以上

関連情報👇

スチバーガ錠の添付文書が改訂され、「重大な副作用」に「好中球減少」と「白血球減少」が追記されました。
国内で因果関係が否定できない症例が10例以上集積したことが理由です。
他にも、フローラン、イズカーゴ、ダーブロック、オプジーボ、ヤーボイ、ベレキシブル、ガドビストなど7製品の添付文書も改訂されています。
主な改訂内容は副作用の追記や注意喚起の追加です。
詳細は上記「関連情報」よりご確認ください。



②【医療DX推進体制整備加算】を3区分し、マイナ保険証利用実績基準も3段階に設定、2025年4月以降の基準値は改めて検討

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2024年度診療報酬改定で新設された【医療DX推進体制整備加算】について、10月からマイナ保険証利用実績に関する基準が適用されます。
加算は3区分となり、利用実績が高いほど点数が高くなります。2025年1月以降は基準値がさらに引き上げられます。
具体的な点数は次の通りです👇

高い利用実績基準:
・2024年12月まで:15%以上
・2025年1月以降:30%以上
設定点数:医科11点、歯科9点、調剤7点

中間の利用実績基準:
・2024年12月まで:10%以上
・2025年1月以降:20%以上
設定点数:医科10点、歯科8点、調剤6点

低い利用実績基準:
・2024年12月まで:5%以上
・2025年1月以降:10%以上
設定点数:医科8点、歯科6点、調剤4点

また、【医療情報取得加算】は12月から見直され、マイナ保険証と紙保険証の点数差がなくなります。

  • 初診時:1点

  • 再診時(3か月に1回に限り算定):1点

  • 調剤時(12か月に1回に限り算定):1点

医療機関は、より高い加算取得のため、患者への積極的な声かけなど、マイナンバーカード利用促進に一層注力していく必要がありそうです。



③電子薬歴から服薬指導の「質評価指標」算出 カケハシ、学会誌に掲載

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株式会社カケハシは、電子薬歴「Musubi」を用いた服薬指導の質を評価する指標を開発し、その研究成果が学会誌「くすりと糖尿病」に掲載されました。
従来、薬局では個別の服薬指導情報を収集することが難しく、質の評価が困難でした。
そこで、Musubiに蓄積された全国約22万人の糖尿病患者への服薬指導情報を活用。
血糖降下薬の服薬指導を例に、Musubiから質評価指標を算出するプロセスを開発し、その有効性を確認しました。
電子薬歴を用いた服薬指導の質評価は国内初の試みです。
カケハシは今後も、医療現場の負担を軽減し質向上に貢献する研究を進めていくとしています。



④医療機関に来院せずにウェアラブル端末等を活用して実施する分散型治験(DCT)、必要な手続き経て保険外併用療養の対象となる—厚労省

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厚生労働省は、医療機関に来院せずにウェアラブル端末等を活用して実施する分散型治験(DCT)について、保険外併用療養の対象となる条件を明確にしました。
治験実施医療機関とパートナー医療機関との契約締結など、必要な手続きを経て実施する場合に対象となります。
DCTでは、パートナー医療機関での初診料、再診料、検査料等が保険外併用療養費の支給対象となります。
この取り組みは、新型コロナウイルス感染症の流行を背景に、医療機関への来院を避けつつ新薬開発を進める方法として注目されています。
DCTの手法を応用することで、通常の診療においても患者の来院頻度を減らし、医療資源を効率的に活用できる可能性があります。
DCTの普及は、医療のデジタル化を加速し、医療提供体制の変革を促す可能性があります。
今後、DCTの普及に伴い、医療機関の役割分担や連携方法が変化する可能性があり、遠隔診療に対応できる医療従事者の育成も必要となっていきそうです。



⑤感染症の流行シーズンって、どうして最近変化しているのですか?

この記事は、RSウイルス感染症などを例に、近年、ウイルス性感染症の流行パターンが変わってきていることを指摘し、その理由を探っています。
具体的には、従来は冬に流行していたRSウイルス感染症が近年は夏にも流行するようになったこと、インフルエンザの流行時期も変化していることなどを紹介し、専門家である西村秀一氏へのインタビューを通じて、その理由について考察を深めています。
西村氏は、流行パターン変化の理由を特定することは難しいとしつつも、気温や湿度などの環境要因、人々の行動様式、ウイルスの性質、集団免疫などの複数の要因が複雑に絡み合っている可能性を指摘しています。
そして、ウイルス学、免疫学、疫学といった多角的な視点からの研究の重要性を訴え、今後のさらなる解明に期待を寄せています。



⑥激辛ポテトチップス食べた高校生14人 病院に搬送 口や胃の痛み

関連情報👇

都立高校で生徒15人が激辛チップスを食べた後、体調不良を訴え、14人が病院に搬送されました。
チップスはタバスコの200倍の辛さがあるジョロキアを使用しており、過去には激辛チップスを食べたアメリカの少年が死亡する事故も発生しています。
専門家は、子どもの消化器官は未発達なため、激辛食品の摂取は胃腸出血などのリスクがあり、生命を脅かす可能性もあると警鐘を鳴らしています。
販売元は謝罪し、一日も早い回復を祈るとコメントしています。
商品の箱には18歳未満や体調不良の方は食べないよう注意書きがされていますが、改めて注意が必要です。




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【医薬品供給情報】

こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。

医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。

①サノフィ


②持田製薬


③トーアエイヨー


④ヴィアトリス製薬


⑤扶桑薬品工業


⑥健栄製薬


⑦サンファーマ


⑧オルガノン


⑨太陽ファルマ


⑩GEヘルスケアファーマ


11)シオノケミカル


12)大塚製薬工場




4月1日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇

医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。




【その他のご案内】

①2年後を想定した報酬改定対策【品川区薬剤師会会長エール薬局】診療科・患者別の16種加算獲得テクニックと患者対応事例を限定公開





本日の情報は以上です。
それでは次回の配信もお楽しみに♪


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