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3分で確認!! 本日の医療ニュース 24/5/23号

おはようございます😃
本日もお忙しい医療従事者の方に向けて“ささっと”情報をお届けしていきます💊

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それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇


【本日のピックアップトピックス】

①新薬18製品が薬価収載 RSV感染症予防薬・ベイフォータスなど6製品が即日発売

関連情報👇

新薬18製品が5月22日、薬価収載されました。
即日発売したのは、

・エンレスト粒状錠小児用(ノバルティス ファーマ)
・レズロック錠(Meiji Seika ファルマ)
・エルレフィオ皮下注(ファイザー)
・ビキセオス配合静注用(日本新薬)
・ベイフォータス筋注(アストラゼネカ)
・ピアスカイ注(中外製薬)

以上の6製品となっています。
詳細については上記「関連情報」の「新薬情報オンライン」にわかりやすくまとめられていましたのでチェックしてみてください。

画像:新薬情報オンライン


②【財政審】セルフメディケーション推進を明記/「春の建議」

関連情報👇

財務省は5月21日、「春の建議」となる「我が国の財政運営の進むべき方向」を公表し、セルフメディケーション推進を明記しました。
具体的には、医薬品のスイッチOTC化の推進と、セルフメディケーション推進と整合的な保険給付範囲の見直しを提言しています。

主な提言内容は以下の通りです👇

医薬品のスイッチOTC化の推進: 軽微な症状に対応する医薬品を、薬局で購入できるOTC医薬品へ変更することで、国民の利便性向上と医療費削減を目指す。

OTC類似薬の自己負担の見直し: セルフメディケーションで代用可能な医薬品の自己負担を増加することで、医療資源の適正配分を図る。

保険外併用療養費制度の活用・拡大: OTC医薬品と医療用医薬品の併用療養を、より柔軟かつ広範囲に支援する。

この建議は、国民の健康意識向上と医療費抑制という二つの課題解決に向けた重要な一歩となることが期待されます。



③「診療所の報酬適正化」など提言、財政審の「春の建議」 地域別診療単価、医学部定員適正化なども盛り込む

関連情報👇

こちらも引き続き「春の建議」に関する記事です。
財務省の財政制度等審議会は、医療費抑制と質の高い医療の提供、そして国民皆保険制度の持続可能性の確保に向けて、以下の提言をまとめました👇

1. 診療報酬適正化:過剰医療抑制と偏在是正
・診療所報酬の適正化:地域ごとの単価調整による偏在是正と、過剰診療の抑制
・医学部定員の適正化:医師需給バランスの最適化と、医療費抑制
・病院勤務医から開業医への流れ抑制:地域医療の充実と、医療格差是正

2. 医療提供体制の改革:効率化と質の向上
・医療機関の経営状況の把握と医療統計の充実:政策立案の基盤強化
・生活習慣病管理の在り方:予防医療の推進と、医療費抑制
・医師偏在是正:経済的インセンティブと規制措置の活用

3. 薬価制度の見直し:適正価格の確保と新薬創出の促進
・毎年薬価改定での長期収載品算定ルールの完全適用:薬価の適正化と財政負担の抑制
・費用対効果評価の活用拡大:保険償還の可否判断と、対象品目の拡大

財政審は、これらの改革を着実に推進することで、国民皆保険制度の持続可能性を確保し、質の高い医療をすべての人に提供できると期待しています。
詳細は上記「関連情報」よりご確認ください。



④厚労省 全国医療機関・薬局の薬価差額など実態把握で新たな調査 「過度な薬価差の偏在」議論へ

厚生労働省は、医療用医薬品の流通改善に向け、価格交渉代行業者や大手調剤チェーンを調査すると発表しました。
調査の目的は、薬価差の偏在是正と流通改善ガイドラインの効果検証です。 対象は23年度と24年度のそれぞれ1ヶ月分の取引で、全国卸8社と協力して実施されます。
調査項目は、「薬価総額」「納入価格総額」「薬価差額」「乖離率」で、薬局と医療機関はそれぞれ5分類、価格交渉代行業者は「同一グループ」と「別グループ」の混在も含めて調査されます。
背景には、価格交渉代行業者や調剤チェーンの大規模化による薬価差拡大への懸念があり、20店舗以上の調剤チェーンでは薬価差額の割合が36.8%と最も多く、200床未満の医療機関に比べて乖離指数は1.8倍に達していることがわかっています。
厚労省は、調査結果を踏まえ、流通改善に向けた議論を深めていく方針です。



⑤「ChatGPT」と音声認識AIを搭載した薬歴入力支援システム、ツルハホールディングスの実店舗におけるトライアル利用を開始

PHCホールディングス傘下のウィーメックス株式会社は、生成AI「ChatGPT」と音声認識AIを搭載した薬歴入力支援システムのトライアルを、2024年5月からツルハドラッグの一部店舗で開始しました。
薬剤師の業務効率化と薬歴記載時間の削減を目的とし、試験期間中にシステムの有効性と改良点を評価します。
特長として、SOAP形式のテキスト表示、データの蓄積・編集機能、高セキュリティのサーバー管理が挙げられます。
ツルハホールディングスはこの実証実験を支持し、薬剤師のケア業務へのシフトを目指す方針です。
AIの進化は目覚しく、最近では音声の認識だけでなくスムーズな会話もできるようになってきています。
ゆくゆくは“対人業務”とされている患者さんとの会話すらも、AIが担うようになる日も近いのかもしれません。



⑥イングランド、11歳以下の全試合でヘディング禁止へ…子供の脳に悪影響の恐れ

イングランドのサッカー協会(FA)は、11歳以下の小学生の試合で意図的なヘディングを禁止すると発表しました。
子供の脳への悪影響を懸念し、2024-25年シーズンには7歳以下から9歳以下の試合で、2026-27年シーズンには11歳以下の試合で適用されます。
意図的にヘディングをした場合、相手チームに間接フリーキックが与えられるとのこと。
FAは既に11歳以下の選手のヘディング練習を禁止しています。
これは面白いですね。
そのうち大人もヘディングが禁止されたり、ヘディング無しルールの新しい派生サッカーが生まれることにもなるかも知れませんね。
私も小学生の頃からサッカーをしてきましたが、高く上がったボールをヘディングするのは嫌いだったので羨ましいです。




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【医薬品供給情報】

こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。

医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。

①ロートニッテン


②ヴィアトリス製薬


③大杉製薬


④日本ジェネリック

 

⑤アルフレッサファーマ


⑥千寿製薬


⑦わかもと製薬


⑧富士フィルム富山化学


⑨参天製薬


⑩日医工


11)テイカ製薬


12)鶴原製薬




4月1日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇

医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。




【その他のご案内】

①【PECS1単位・無料】 5月24日 Me Web セミナー「薬剤師と考える軽度認知障害(MCI)の対応力向上」





本日の情報は以上です。
それでは次回の配信もお楽しみに♪


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