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3分で確認!! 本日の医療ニュース 24/8/28号

おはようございます😃
本日もお忙しい医療従事者の方に向けて“ささっと”情報をお届けしていきます💊

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それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇


【本日のピックアップトピックス】

①電子処方箋、国病の全病院で運用へ 年度内めどに、新木理事長

【3行解説】

  • 国立病院機構は、医療デジタルトランスフォーメーションの一環として、年度内に全140病院で電子処方箋の運用を開始する計画。

  • 新木理事長は、政府の医療DX推進方針を基に、電子カルテ更新を含む病院ネットワークの全法人的接続を進める構えを示す。

  • 昨年度に3病院で導入済みで、今年6月までに14病院が追加。今後、100以上の病院で導入準備を進める予定。



②アゼルニジピン含有製剤とポサコナゾール、併用禁忌に 添付文書改訂

関連情報👇

【3行解説】

  • アゼルニジピン含有製剤とポサコナゾールの併用が禁忌となった。CYP3Aの強い阻害作用によりアゼルニジピンのAUCが約5倍に増加し副作用のリスクが懸念されるため、新たに添付文書が改訂された。

  • ミロガバリンベシル酸塩では、腎機能障害のリスク増加が確認され副作用欄に追記。バルプロ酸ナトリウム()は父親曝露による神経発達症の可能性に関する警告が使用上の注意に追加された。

  • ペマフィブラートで肝機能障害と黄疸、パイナップル茎搾汁精製物で出血リスク、イオジキサノールで急性汎発性発疹性膿疱症のリスクが報告され、それぞれ注意喚起が改訂された。

今回、9成分の添付文書改訂が行われています。詳細は上記「関連情報」よりご確認ください。



③「オゼンピック」と「ウゴービ」、自殺との関連についての研究で議論

【3行解説】

  • ノボ・ノルディスク社の糖尿病治療薬「オゼンピック」を服用する患者において、自殺念慮の報告割合が高いという研究結果が JAMA ネットワーク・オープン誌に発表された。これは、WHO の医薬品副作用報告データベースを用いた調査によるものだが、データの偏りなどの問題も指摘されている。

  • 論文著者らは、うつ病や自殺未遂の既往歴のある患者への処方に際し、医師の慎重な判断を求めている。一方で、報告データの信頼性や、減量による心理的影響の可能性を指摘する専門家もおり、結論は出ていない。

  • ノボ・ノルディスク社は、欧州医薬品庁(EMA)や米国食品医薬品局(FDA)による調査では自殺念慮や自殺行為との関連は見られないと発表し、引き続き安全性監視を継続するとしている。



④コロナ後遺症患者5割が退職や休職、回復時期見通せない不安・職場の無理解…岡山大調査

【3行解説】

  • 後遺症患者の5割が退職や休職に追い込まれており、回復時期が見通せない不安感や職場の無理解が背景にある

  • 企業側は職場で後遺症について周知し、患者が復帰しやすい仕組みを整え、安心して休めるようにする必要がある

  • テレワーク利用や就業時間中の休憩許可、上司の気配り、社内相談窓口設置などの対応が有効



⑤ポッカレモン100、機能性表示食品に 「高めの血圧低下」

関連情報👇

【3行解説】

  • 「ポッカレモン100」が機能性表示食品としてリニューアルされる。1日30ミリリットルを12週間摂取することで高めの血圧を下げる効果があるとされる。血圧低下にはレモン含有のクエン酸が貢献しており、血管の柔軟性や血流が改善されることが背景。

  • 消費者庁への届け出を済ませ、9月2日から機能性表示食品として販売。対象商品は120ミリリットル、300ミリリットル、450ミリリットルの3種類で、値段や内容物に変更はない。小型の70ミリリットルは対象外。

  • 1972年から果汁100%で販売開始し、健康志向の高まりを追い風に売上が増加中。刷新後、販売数量を5%増加させる計画で、家庭での常備率を3〜5年後に3割まで引き上げることを目指す。



⑥東京大学、がんの侵入防ぐ骨の「コラーゲンの壁」発見

関連情報👇

【3行解説】

  • 東大の研究で、がん細胞が骨に近づくとコラーゲンからなる「防御壁」が骨膜として形成され、がんの侵入を防ぐことがわかった。Timp1遺伝子がたんぱく質の分解酵素を抑制する働きを強め、骨膜を厚くする仕組みが働く。

  • マウス実験で、Timp1遺伝子が働かない場合、がんが骨に侵入しやすくなることが判明。遺伝子が通常の働きを見せるマウスではがんの進行が抑えられるため、防御壁形成において遺伝子の役割が重要と示された。

  • この発見を基に、がん手術後にTimp1を投与することでがんの再侵入を防ぐ新しい治療法の開発が期待される。今後は骨以外の組織にも同様の仕組みがあるか詳細に研究される。




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【医薬品供給情報】

こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。

https://drugshortage.jp/

医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。

①光製薬


②キョーリンリメディオ


③ダイト



4月1日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇

医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。




【その他のご案内】

①【10月施行 選定療養】患者負担額は約2倍に|トラブル回避に必要な対策を解説~最新版 選定療養 費用計算ツール 進呈~





本日の情報は以上です。
それでは次回の配信もお楽しみに♪


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