3分で確認!! 本日の医療ニュース 24/5/22号
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それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇
【本日のピックアップトピックス】
①自民・厚労議員、中間年改定の意見まとまる 「廃止」あるいは「見直し」で
近年、医療費抑制策の一環として実施されてきた中間年改定(診療報酬改定のない年に実施される薬価改定)について、自民党・厚生労働関係議員の間で廃止または見直しの議論が活発化しています。
主な議論内容はこちら👇
中間年改定は当初の目的を超えた過剰是正となり、不採算品を増やし供給不安の一因となっている。
物価高騰や医薬品の安定供給への対応、イノベーションの推進のためには、中間年改定の廃止が必要。
中間年改定の廃止は、医薬品の安定供給や創薬力の強化に繋がる。
一方、中間年改定の廃止は薬価上昇につながる懸念もあり、慎重な検討が必要。
6月に策定される「骨太の方針2024」で、中間年改定の在り方が議論される見込みです。
②高齢者施設での服薬は「昼1回」に 日本老年薬学会が簡素化提言
関連情報👇
日本老年薬学会は高齢者施設での服薬簡素化について提言しました。
施設職員が多い昼の時間帯に服薬をまとめることで、誤薬リスクを低減し、入所者の服薬負担やを軽減できると指摘しています。
また、薬剤師の役割として、簡素化の対象薬剤を特定し、処方変更の提案を行うことが求められています。
主なポイント👇
上記「関連情報」では、服薬簡素化に向けたフローチャートも記載されていますので、詳細はそちらからご確認ください。
③【厚労省_医薬品販売制度部会】“濫用”対策でJACDS、「7m以内の情報提供設備に資格者がいることになっていない」
厚生労働省は、5月16日に医薬品医療機器制度部会を開催し、次期薬機法改正について議論しました。焦点となったのは、社会問題化している市販薬の乱用対策です。
検討会では、「濫用のおそれのある医薬品」を手の届かない場所に陳列する案がまとまっていましたが、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は販売現場の負担増加を理由に反発。
一方、日本薬剤師会は情報提供や声掛けの不十分さを指摘し、陳列規制の堅持を主張しました。
また、JACDSは薬剤師の販売コーナーへの配置など、販売現場での情報提供・声掛け強化を提案しましたが、日本薬剤師会は、実効性に疑問を呈し、万引き対策も不十分と指摘しています。
さらに、JACDSは、オーバードーズによる死者数が少ないことを理由に、規制強化に慎重な姿勢を示しましたが、日本薬剤師会は、市販薬の過量服薬による救急搬送の増加や10代における乱用経験者の増加などのデータを示し、規制の必要性を訴えています。
今後は、これらの意見を踏まえ、具体的な次期薬機法改正の内容が検討される予定です。
④デクスコムジャパン、糖尿病のある方の日常の血糖マネジメントを容易にする新しいリアルタイムCGM「Dexcom G7」を発売
関連情報👇
デクスコムジャパンは、リアルタイムCGM「Dexcom G7 CGMシステム」を発売しました。
Dexcom G7は、2歳以上の糖尿病患者が保険適用で利用でき、血糖値をリアルタイムでモニタリングします。
従来機より60%小型化され、センサーのウォームアップは30分未満、設定も約7分で完了。
上腕後部や腹部に装着可能で、緊急低値リスクアラートなどの機能も強化されています。
臨床試験では、HbA1cの低下やTIRの増加が確認され、より効果的な血糖管理が期待されます。
主な特徴👇
詳細は上記「関連情報」よりご確認ください。
⑤日本糖尿病学会がインクレチン薬の勧告全面改訂
関連情報👇
日本糖尿病学会は、インクレチン関連薬の安全な使用に関するRecommendationを改訂し、第2版を公表しました。
この改訂では、高齢者におけるGIP/GLP-1受容体作動薬の使用について特に注意が喚起されています。
GIP/GLP-1受容体作動薬は体重減少作用があるため、食事摂取量が不足しがちな高齢者はサルコペニアやフレイルのリスクが高くなることから、投与時には体重減少にも注意し、必要に応じて減量または投与中止を検討する必要があるとしています。
その他、インクレチン関連薬と重症低血糖リスクのある薬剤との併用、インスリンからGLP-1受容体作動薬への切り替え、インクレチン関連薬と水疱性類天疱瘡、膵疾患、胆道系疾患、RS3PE症候群との関連性についても言及されています。
詳細は、上記「関連情報」の日本糖尿病学会のウェブサイトをご覧ください。
⑥サイバー攻撃の可能性も システム障害で電子カルテが閲覧できない状態 岡山県精神科医療センター
関連情報👇
岡山県精神科医療センターで5月19日午後4時頃から、電子カルテの閲覧ができなくなるシステム障害が発生しました。
同じシステムを使用する東古松サンクト診療所でも同様の障害が発生しており、サイバー攻撃の可能性が疑われていましたが、21日に「サイバー攻撃が原因であることが特定された」と発表されました。
現在、患者さんは紙カルテで診療を受けており、大きな影響はないとのことですが、個人情報の漏洩については調査中です。
医療機関を対象としたサイバー攻撃は、他人事ではなく誰もがリスクに備えておく必要があります。
サイバー攻撃を防ぐための対策と、サイバー攻撃を受けてしまった際に対応できるよう、厚労省のガイドラインに沿って準備をしておきたいですね。
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【医薬品供給情報】
こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。
医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。
①ヴィアトリス・ヘルスケア/ヴィアトリス製薬
②クラシエ薬品
③ギリアド・サイエンシズ
④原沢薬品工業/日本ジェネリック
⑤日東メディック
4月1日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇
医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。
【その他のご案内】
①【1単位申請中】今からでもできる!在宅医療の基礎【5/23 オンラインセミナー】
本日の情報は以上です。
それでは次回の配信もお楽しみに♪
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