医療 製薬業界｜１週間の注目記事（9/7-9/13）
クリニファー株式会社でインターンシップをしている大学院生のオダニと申します。
今回は9/7-9/13の１週間で、私が興味を持った注目記事を共有します。コメントやアドバイス等ありましたら、ぜひお願いいたします！
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小野 生成ＡＩ「OnoAIChat」導入で業務効率と生産性の向上を目指す
ミクスOnline（2023年9月7日） https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=75305
小野薬品は2023年６月からグループ全体で生成AI「OnoAIChat」を本格的に活用している。用途は検索・質問が最多で、次いで翻訳、要約・校正が多く、業務効率化が主だった。生成AIの導入によって目指すのは効率性だけでなく、生産性の向上であるという。小野薬品の田中課長は、「ＡＩに仕事をさせ、時間が浮いたから人を減らそうではなく、浮いた時間で、より質の高い企画・提案ができる」と期待を寄せている。
業務における生成AIの活用が当たり前になることに疑いの余地はないですが、効率性の向上だけでなく生産性の向上を目指すという点が印象的でした。小野薬品のように自社の生成AIを活用することで情報漏洩を防ぎつつ、効率性や生産性の向上を図ることが企業の更なる成長に重要だと感じました。
第一三共 新型コロナワクチン「ダイチロナ」 オミクロン株対応で申請
ミクスOnline（2023年9月8日） https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=75310
第一三共は新型コロナワクチン「ダイチロナ」について、オミクロン株XBB.1.5 系統対応１価ワクチンを一変申請したと発表した。年内供給を目指して生産準備を進めている。
第一三共は新型コロナ従来株に対応した「ダイチロナ筋注」について承認を取得しており、（関連記事はこちら）オミクロン株対応ワクチンについても承認されれば国内初となります。従来株だけでなくオミクロン株の国内ワクチンが開発され、供給できるようになれば季節性インフルエンザのように、コロナウイルスと共存できる世の中が来ると感じています。
生成AI利用率 「医療・製薬」が業種別でトップ
ミクスOnline（2023年9月8日） https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=75307
エクサウィザーズが公表した「生成ＡＩの利用実態調査レポート・第2回定点調査（2023年9月版）」で、生成ＡＩの利用率は全体で28.7ポイント上昇しており、特に、「医療・製薬」の利用率が74.2％で業種別トップだった。前回調査との比較で46ポイントも上昇するなど、ビジネス活用の観点から急激に関心度が高まっている。
医療・製薬業界において、生成AIを活用していない企業のほうが少ないという結果に驚きました。検索や翻訳、校正以外にもアイデア出しにも活用されているようで、今後はどの業務においても生成AIはなくてはならない存在になると感じました。ただし、同時にAIに頼り切るのではなく、適切に使いこなす能力が大切だと感じました。
エーザイ 認知症早期発見の実現に向け、新会社を設立
日刊薬業（2023年9月12日） https://nk.jiho.jp/article/183825
エーザイは12日、認知症エコシステム構築を目的としたデジタル事業会社「テオリア テクノロジーズ」を設立したと発表した。2024年4月から事業を開始する予定で、軽度認知障害(MCI)・認知症の早期発見に向けた発症リスク予測アルゴリズムに関するサービスの提供を開始する計画。
アルツハイマー治療薬「レケンビ」が８月に国内で承認されたことが記憶に新しいですが、「レケンビ」は早期のアルツハイマー病患者に適応される薬であることから、アルツハイマーの早期発見技術の確立が必要でした（関連記事はこちら）。新たに設立したテオリアが早期発見技術の開発を行い、認知症プラットフォームの中核を担わせる方針です。「レケンビ」のグローバル売上一兆円計画は着々と進んでいるようです。
9月中の他の週間注目記事についてもまとめています。ぜひご覧ください！（マガジンはこちら）
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