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ヘルステック・デジタル技術関連ニュースまとめ 2024#33

この1週間に弊社Facebookページ等で紹介したヘルステック・研究・産業、ロボット・AI等デジタル技術関連ニュースをまとめて紹介します。
※ 記事のリンクが切れている場合は記事名で検索していただくとヒットする場合があります。
※ 過去のまとめはこちらのマガジンに。

今週の個人的注目トピックは

  • 顔写真から病気を判別するAI Webアプリの公開が物議。容易に技術・データが一般公開可能な時代に倫理・差別・プライバシー等の問題と法的な問題に十分な配慮が必要。

  • 富山大学附属病院で環境整備のためのクラウドファンディング。物価高騰・人件費増加の中運営費は減らされ続ける国立大学病院の運営は苦境に。

です。


・医療AI

【プレスリリース】心電図解析に画期的なAI技術を導入、多施設データで高精度を実現|東京大学医学部附属病院 (2024.08.14)

「限られたECGデータを用いても非常に高い精度で我が国で最も問題になっている心不全の診断に役立つ心機能の低下を検出することが可能となりました。7つの医療機関からのデータを活用した外部検証コホートでは、受信者動作特性曲線下面積(AUC)が0.962という高い性能を示しました。」

東京大学医学部附属病院 プレスリリース (2024.08.14)

論文は
Applying masked autoencoder-based self-supervised learning for high-capability Vision Transformers of electrocardiographies


・手術支援ロボット

外科手術用ロボットから考えるソフトウェア定義型への転換と基盤ソフトの役割 | TECH+(テックプラス) (2024.08.15)

ロボティクスの安全性・信頼性確保の中核はソフトウェア要素に。

ハードウェアRCM(da Vinci、Hugoなど)からソフトウェアRCM(hinotori、Saroa、Versiusなど)に機構制御の主流が転換したとかの話かと思ったら違った。


・SaMD・DTx

デジタル治療アプリ「Rejoyn™」を米国で発売開始 ーFDAで認可された世界初の大うつ病アプリー|ニュースリリース|大塚製薬 (2024.08.14)

3月のFDA認可を経て発売。

「リジョインの6週間の治療プログラムの正式な販売価格は現在のところ200米ドル」
「販売直後は期間限定の割引価格で提供」

大塚製薬ニュースリリース (2024.08.14)

関連:Rejoyn®が米国での認可を取得(4/2)


・手術DX

【OPeDrive】AIにより文字認識精度を強化|OPExPARK (2024.08.15)

「OPeDriveの音声認識機能に、「ChatGPT」を開発したOpenAI社の音声認識モデル「Whisper」を新たに採用」

OPExPARK プレスリリース (2024.08.15)


・メタバース

メタバースで若者の稀少がん患者をつなぐ医療革命 | Forbes JAPAN 公式サイト (2024.08.12)

岡山大学とクラスター社による小児・AYA世代希少がん患者のメタバース交流会。

関連:岡山大学プレスリリース(7/30)


・メンタルヘルス

株式会社デンソーが、AIメンタルヘルスケアサービス「Mente for Biz」の部分的導入を開始|Medi Face, Ltd. (2024.08.14)

「今回、デンソー様にて一部の部署に限定し、サービスの提供を開始する「Mente for Biz」では、こうしたメンタル不調の早期発見から、メンタルケアまでをトータルサポートいたします。今回の部分的導入によって社内での運用検証を行っていただいた上で、年内に全社展開を進めていく予定です」

Medi Face, Ltd. プレスリリース (2024.08.14)

Mente for Biz


・救急

「マイナ救急」実証事業開始~救急業務の迅速化・円滑化へ~|横須賀市 (2024.08.16)

せっかくのマイナカード、導入したからにはこの様な様々な活用場面が増えることに期待。

「救急要請された現場で傷病者のマイナンバーカードを活用して、救急搬送に必要な情報(かかりつけ病院や処方薬等)を入手して救急業務の迅速化・円滑化を図るシステムの構築に向けた実証事業を実施」

横須賀市プレスリリース (2024.08.16)


・大学・研究

「この発表にCOIはありません」で済ませていませんか?|南郷栄秀|医学界新聞(2024.08.13)

安易な「COIはありません」や「COIは以下の通り」スライドを一瞬しか提示しないのは本当に適切な開示か。
COIの意味と開示の意義をもう一度考えてみよう。

データ駆動型心拍数制御システムを開発 ~トレーニング・リハビリテーション等の運動強度をオーダーメードで自動調整~|兵庫県立大学 (2024.0816)

「一般に、運動強度から心拍数までの伝達特性は個人ごとに異なりますが、この技術を用いれば個人毎にそれぞれ必要な強度を時々刻々調整することで、理想的な運動強度を実現することが可能に」

兵庫県立大学プレスリリース (2024.0816)

論文は
Personalized Heart Rate Management Through Data-driven Dynamic Exercise Control
https://www.nature.com/articles/s41598-024-67680-9

Lo screening si fa smart: una AI guarda la lingua e diagnostica (スクリーニングがスマートになる: AI が舌を見て診断)|FUTURO RROSSIMO (20204.08.17)

中口俊哉先生のご研究かと思ったら違いました。
イラクと豪州の研究チームによる東洋医学的な舌診断。

論文は
Tongue Disease Prediction Based on Machine Learning Algorithms

富大附属病院 初のクラウドファンディング 手術時の不安解消に向けた環境整備へ|日テレNEWS NNN (2024.08.17)

国立大学(特に病院)はもう自前では設備を整備できないほどに困窮していますのでぜひご支援を。
金銭的な面でなく政治的な面でも…


・スタートアップ・起業

「スタートアップワールドカップ2024」九州予選 登壇スタートアップ11社が決まる|M&A Online (2024.08.15)

医療機器系ではF.MED(マイクロ手術ロボット、九大発ベンチャー)とLily MedTech(超音波乳がん診断、東大発ベンチャー)が登壇。Lilyが九州で?

投資家も注目!オフィスから見えるスタートアップの姿とは?(アルガルバイオ・Yanekara・Jmees編)|Startup CXO Meeting 柏の葉 (2024.08.09)

手術支援AIを手掛けるJmeesの紹介。


・マーケット・企業

デジタルヘルスのM&A、半数がAI企業 医療の効率化 - 日本経済新聞 (2024.08.16)

「24年1~7月のデジタルヘルス分野のM&Aのうち、AIプラットフォームは49%を占めた。医療提供者向けの業務効率化システム、臨床試験(治験)、女性の健康などの分野に及んでいる。」

日本経済新聞プレスリリース (2024.08.16)


・行政・規制

物議を醸した「顔写真から自閉症を判別するアプリ」 医療分野でのAI活用に求められる倫理観を考える(1/4 ページ) - ITmedia AI+ (2024.08.14)

少し前にQitta発信で問題になった件。
AIの医療・ヘルスケア利用における倫理・差別・プライバシー等の問題について。

少し外れるが、倫理的に問題なくても医療機器プログラムに該当するものを安易に公衆送信すると薬機法違反に問われることもあるので注意。

女性活躍のためのフェムテック開発支援・普及促進事業助成金の申請受付を開始します!|東京都 (2024.08.14)

2/3助成で最高2000万円まで。助成期間は令和7年2月1日から令和8年10月31日までの1年9ヵ月。
申請締切は9/30。


・イベント

ニチニチ未来EXPOでおしごと体験ブース『看護師になってみよう』を出展|医療法人医誠会 (2024.08.14)

「ニチニチ未来EXPO」(8/3-4@城東スギタクレストホール 主催:大阪日日新聞)にて「看護師になってみよう」おしごと体験ブース出展。

「血圧・脈拍測定、パルスオキシメーターによる酸素濃度の測定、心音聴診、包帯の巻き方など、様々な体験が提供され、親子で楽しむ姿が見られました。」

医療法人医誠会 プレスリリース (2024.08.14)

第16回 医療XRメタバース研究会(2024.08.30開催)

zoomによるオンライン研究会。
演題は『現役エンジニアと学ぶXR活用の現状』と『最新Apple Vision Pro情報: 新機能紹介・アプリケーション・他社製品との比較』。

使われている医療機器などの説明受ける…豊橋市民病院で高校生向けの職場見学会 東三河地方の46人が参加|東海テレビ (2024.08.17)

医師やコメディカルの進路への関心喚起。
医療機器開発の道も…

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