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医療機器・デジタル技術関連ニュースまとめ 2024#2(1/6〜1/12)

この1週間に弊社Facebookページ等で紹介した医療機器研究・産業、ロボット・AI等デジタル技術関連ニュースをまとめて紹介します。
※記事のリンクが切れている場合は記事名で検索していただくとヒットする場合があります。

今週の個人的注目トピックは

  • CES2024開幕
    何と言っても世界最大の技術展示会CES2024が今週最大のイベント。まだヘルステックやデジタルデバイス等関心領域の展示についてあまり検索していないですが、もう少し調べたいところ。一度も行ったこと無いですがいつか行ってみたいです。記事でも紹介されていた日本のオートフォーカスアイウェア ViXion01 が Omdia Innovation Awardsを獲得されたそうです。

  • NEJM AI創刊
    臨床医学系最高峰の学術ジャーナルThe New England Journal of Medicineグループが医療AIのジャーナルを創刊。Natureグループと違い姉妹誌が多い訳では無いNEJMグループでAIの雑誌が出来るというのは、臨床におけるAIのインパクトの大きさを物語っていますね。また、論文執筆に生成AI(LLM)を使って良いと公式にアナウンスしているのも興味深いです。論文の量と質にどの様なインパクトがあるか。
    なお働き始めた頃はたしか23くらいだったNEJMのインパクトファクターは現在150を超えていてもうIFの価値とは…?という感じです。Lancetはもっと高いですがCOVID-19の影響が大きいようです。

  • 手術支援ロボット関連
    今週は手術支援ロボットのニュースが多かったですが、Revo-i(韓国)がモロッコに初号機、Saroa(日本)が中四国に初号機、というのが興味深いです。
    Revo-iはたしかカンボジアなどにも出荷していてアジア・アフリカ戦略を強化していそうな感じです。日本はhinotoriがシンガポールに進出しています(欧州にも支社あり)が、おそらく欧米・先進国等が主要マーケットになりそうで、アジア発としてRevo-iがどの様なグローバル戦略を展開していくか興味があります。


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医療機器研究開発課 策定されたガイドライン紹介とダウンロード | 日本医療研究開発機構

AMEDによる医療機器等開発ガイドライン(ガイダンス)の紹介ページが公開されたようです。
動画による解説・紹介コンテンツが多数掲載されています。

meerecompany Supplies Revo-i Surgical Robot to Morocco

韓国meerecompanyの手術支援ロボットRevo-iがモロッコのthe Agadir University Hospital Centerに。

医療従事者の負担軽減、川崎重工が導入した配送ロボット新型機の機能 | ニュースイッチ

開発中の配送サービスロボット「FORRO(フォーロ)」を藤田医科大学東京先端医療研究センターに導入。

エヌビディアなどが,ヘルスケアAI企業21社参加イベントを開催 | innervision

「AI Innovation Connect:ビジョンと共感−ヘルスケアの未来を拓く−」を開催。


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最近よく聞く「汎用人工知能=AGI」とは?様々な分野で求められている理由と開発企業 | @DIME

生産性向上と効率化の2024年版「極意」5選、メンタルヘルスと認知機能向上がカギ | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

医療機器・デジタル技術ではないですが関心のあるビジネス関連トピックを。
短期集中と適切な休憩、技術活用と継続的な学びが重要。


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キヤノンメディカル滝口社長「AIで医療機器の価値向上」 - 日本経済新聞

報道も多かった立位・座位で撮影できるCTが注目高い模様です。昨年羽田にできた藤田医科大学東京先端医療研究センターに導入されたのも話題になりました。

ジェンテックスがeSightの買収を発表。CES2024でその先進のビジョン技術を展示

OUIのSmart Eye Camera同様、眼科の小型医療機器は個人的注目領域です。

血圧計を備えたスマートウォッチ「HUAWEI WATCH D」レビュー--見守りデバイスにも

電池持ち最優先でHUAWEI WATCH GT2を愛用していますが、血圧測定機能は大変興味がある機能です。
レビュー内でのネガは

IP68の防水仕様なので、手洗いなどの際にも安心して着けっぱなしにできるが、布製のカフが濡れると不快なので、筆者は水回りでは外すようにしている。

CNET Japan
https://japan.cnet.com/article/35213183/

くらいでしょうか。ぜひ試してみたいところです。

しかしAppleWatchの電池はもっと長く持つようにならないんでしょうか。Mac & iPhoneユーザですが電池の部分で食指が動きません。あと個人的には時計は丸の方が…

自分が買い替え時におそらく検討するのはHUAWEIとGarmin、あとはスマートリング(SOXAIとかOura Ring)です。

市民医療講座「女性のための低侵襲手術~ロボット手術から、おなかに傷のつかない腹腔鏡手術、日帰り子宮鏡手術まで~」を開催します | 箕面市民病院

1月20日(土) 10:00~11:00、現地(船場生涯学習センター6F)&zoomのハイブリッド開催です。


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体温計・パルスオキシメーター・心電図・聴診器をひとつにまとめた家庭用デバイス「BeamO」をWithingsが発表 - GIGAZINE

ポイントは4 in 1と家庭用。
FDA承認はこれからですが、販売開始は2024年6月頃、予定価格は$249.95とのこと。

「オンライン診療」がへき地や難病の医療を変える、不適切な活用の抑止も必要に | 日経クロステック

今年の改定で「D to P with N」型が評価されるかどうかがポイントでしょうか。医師の働き方改革への影響も。

KPMGグローバルテクノロジーレポート2023 | KPMG Insight Plus

DXに向けたテクノロジー投資の実行計画と課題の考察です。
サイバーセキュリティに期待が大きく、カスタマーエンゲージメントの向上に貢献するようです。

AIで心臓CTのデータ解析が進化している:日経メディカル

石灰化スコア、狭窄検出・診断、プラーク解析、FFR-CT(心虚血評価)高速化、心筋ECV解析、画質向上、予後予測など、AIが貢献する領域は幅広いです。

右心機能評価を革新する心電図AI解析 | Medical AI Times

The 16th Hamlyn Symposium on Medical Robotics
25th – 28th June 2024, Royal Geographical Society

結局1度も行ってないHamlyn Symposiumももう16回目。
今年のテーマは“AI Driven Health: Transforming Care”です。


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令和6年度に新規作成・改訂すべき「医療機器開発ガイダンス」に関するご意見募集 | 医療機器等開発ガイドライン事業実務委員会

募集期間:令和6 (2024) 年1月5日〜1月26日(金)

「さわれる仏像」?地域の活性化に結び付く“デザインの実践” ~人々とともに、生活に息づく「資源」を発掘 | デザインのチカラ | CHIBADAI NEXT

「「物の形や色を考えること」がデザインだと考えられがちです。それも確かにデザインなのですが、「地域のあり方、社会のあり方を考える」こともデザインの形の一つなのです。」

「つまり私にとってのデザインとは、「地域全体でその土地の特色の再発見や問題提起を試みる社会運動」とも言えるのかもしれません。」

CHIBADAI NEXT
https://www.cn.chiba-u.jp/story_240109/

多様な医療AIが溢れる世界を目指し,医療AI推進機構を設立
~すべての人が,あらゆる医療AIの恩恵を受けられる世界を目指して~ | innavi net

「今後,MAPIは,次世代医療基盤法の認定事業者を取得し,2030年までに3000万件以上の医療画像データを独自のプラットフォームで管理し,300以上の医療AIの創出・改善に貢献していく。」

innavi net
https://www.innervision.co.jp/products/topics/20240206

医療AI推進機構の設立|Yuki Shimahara @SHIMA_LPixel #note

「AIは糖尿病性眼疾患の進行を予測できるか? | Medical AI Times

Nature Medicine誌にこのほど掲載された研究において、中国の研究者らは、眼底画像を用いて糖尿病網膜症の進行を予測する「DeepDR Plus」と名付けられたディープラーニングシステムを開発した。

Medical AI Times
https://aitimes.media/2024/01/09/14149/

NEJMグループ – 「NEJM AI」を創刊 | Medical AI Times

注目は

「投稿論文に「大規模言語モデル(LLM)の使用を認める方針」を打ち出したこと」

「1.著者は内容に全責任を持ち、2.LLM使用を適切に明記すること、を前提としてLLMツールの使用が容認」

Medical AI Times
https://aitimes.media/2024/01/04/14139/

ジョンソン・エンド・ジョンソン メドテック,新たな機序を活用した心房細動向け治療機器 「VARIPULSE® Platform」薬事承認を取得 | innavi net

「パルスフィールドアブレーション技術(PFA)は熱的影響に依存せずにアブレーションすることが期待される,新しいテクノロジー。PFAを採用した心房細動治療製品としては,日本で初めての承認となる。」

innavi net
https://www.innervision.co.jp/sp/products/release/20240205

Biosense Webster Announces Regulatory Approval of VARIPULSE™ Pulsed Field Ablation (PFA) Platform in Japan
09 January 2024

https://www.jnjmedtech.com/en-US/news-events/biosense-webster-announces-regulatory-approval-varipulse-pulsed-field-ablation-pfa

歩行を見える化して客観的に分析できる、歩行分析計 「walkview」のサブスクリプションサービス開始 株式会社ホーマーイオン研究所 | 上毛新聞社のニュースサイト

「walkviewは一般医療機器(クラスⅠ)の為、動作分析検査として診療報酬の算定も可能」

上毛新聞社
https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/402008

第二種医療機器製造販売業許可を取得しました。| クアドリティクス株式会社

「当社が開発中のプログラム医療機器「心拍変動解析に基づくてんかん発作警告機(仮称)」をはじめ、様々なあたらしい医療機器事業を加速させ、一刻も早く皆様のお手元に届けられるようこれからも開発を進めてまいります。」

クアドリティクス株式会社
https://www.quadlytics.com/2024/01/09/645/

ホットフラッシュ治療器 Cool Flash、CES2024にて発表

大阪大学バイオデザインと初ジョイン! 更年期症状の一つである女性のホットフラッシュ(のぼせ) を、家や職場にいながら治療できる医療機器を開発している、大阪大学 医学系研究科 心臓血管外科 金田恵理先生。 新たに開発したホットフラッシュ治療器...

Posted by 高橋 マナブ on Tuesday, January 9, 2024

大学発スタートアップ事業展開支援プログラム U-START UP KANSAI(大阪商工会議所)にてグローバル・イノベーターズ賞を受賞され、副賞のCES2024ブース出展権により出展されています。
https://www.osaka.cci.or.jp/Chousa_Kenkyuu_Iken/press/20230915usu.pdf

多機能ARメガネが空間コンピューティングの入口になるか #CES2024

XREAL Air 2 Ultra。 の紹介です。
コントローラ無しで仮想オブジェクトを自由に操作できるようです。
Galaxy S22、S23対応。

ソニー・ホンダ、デザイン踏襲も車体は一新!「AFEELA プロトタイプ」世界初公開…CES 2024

「これまでクルマと対話するには音声コマンドを活用していたが、今後は将来が有望視されている生成AIの導入とクラウドスケールの演算によってモビリティにおける革新の可能性は無限となる。」

Response
https://response.jp/article/2024/01/09/378271.html

というのは具体的にどういうUI・UXが用意されるのでしょう?

デジタル技術見本市「CES」| 日本経済新聞

日経新聞のCES特集ページです。

CES2024 特別編集 | Response

ResponseのCES2024特集ページです。
自動車の先進技術はデジタル医療を考える上でも大変参考になります。

Unity、従業員約1800人を解雇する大規模レイオフ実施へ。「コアビジネス」に集中していくための組織再編 | AUTOMATION JAPAN

全従業員の約25%のレイオフは驚きです。Unreal Engine等への乗り換えは進むのでしょうか?


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インテュイティブが暫定決算を受け上昇 「ダ・ヴィンチ」の手術件数が予想以上の伸び=米国株個別

「手術ロボット「ダ・ヴィンチ」の手術件数も約21%増と予想(19%増)以上の伸びとなった。中国での手術件数の回復が寄与したという。」

minkabu
https://fx.minkabu.jp/news/287380

若手研究者によるスタートアップ課題解決支援事業「CxO候補マッチングイベント」 | 東京大学

2024年1月26日 13時 — 15時 @東京大学医学部附属病院 鉄門臨床講堂

サプライチェーンを止めるな!中外製薬、テルモ、NECと学ぶ需要予測AIのリテラシー | NEC business leader square wisdom

医療機器サプライチェーンマネージメントへのAI応用について。

ヘルスケア領域の生成AI活用は「個別化医療を加速」、AWSの最高医学責任者 | 日経クロステック

課題は「大規模な医療データを適切に管理すること」でしょうか。

「発病から治療、経過観察に至るまでの『ペイシェントジャーニー』のあらゆる部分が、生成AI(人工知能)によって効率化される」

日経クロステック

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/08785/

米国人の84%が「ChatGPTの医療アドバイスは正しい」と回答 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

医師の診断と一致したと答えなかった16%の方が重要な課題と感じます。
致命的なハルシネーションを何処まで減らせるかがポイントで、AI単体でなく他の技術の応用も必要かもしれません。

ヘルステックから空間コンピューティングまで、CES2024で発表されたガジェット10選 | WIRED

ヘルステック関連では以下のガジェットが紹介されています。

CortiSense (Nutrix):唾液中のコルチゾール値を測定するストレスチェッカー
Evie Ring (Movano Health):世界初の女性向けスマートリング
ViXion01 (ViXion):オートフォーカス機能付き遠近両用アイウェア。日本発。
MIRAI SPEAKER (SoundFun):ご存知、あの難聴者でもテレビの音がよく聞こえるミライスピーカーがモノラルからステレオに。


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「医師から最悪の事態の話が…」突然の命の危機から救った“世界最小”7mmの心臓ポンプ 進化続ける医療機器

アビオメッドのインペラでの周産期心筋症治療事例の紹介です。

デジタルヘルスケア分野で産学協働講座を開設 疾患マネジメントに貢献するデジタルソリューションの社会実装を目指す | ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

愛媛大学大学院医学系研究科に「ヘルスケアデータサイエンス講座」を設置するようです。

臓器に触れる手の感覚、ロボット手術で再現 肺がん手術に活用へ 福山市の中国中央病院がSaroa導入|中国新聞デジタル

中四国で初のリバーフィールドSaroa導入になります。

JIRAが2024年の会長年頭所感発表会を開催 会員向けサービスの強化など環境変化への適応を強調 | innervision

2023年の活動トピックスはサイバーセキュリティ(4月から対応必須化)、SaMD審査迅速化、会員サービス強化。
2024年は診療報酬改定にサイバーセキュリティ対応、次世代医療基盤法改正(仮名加工情報)など大物が待ち構えています。

機構報 第1663号:大学発新産業創出基金事業 スタートアップ・エコシステム共創プログラム 2023年度新規採択プラットフォームの決定について | JST

拠点都市7件・地域2件の9件が採択。
北海道・東北・東京(関東)・名古屋(東海)・京都(関西)・広島(中四国)・九州・北陸・信州(+北関東)。

要は全国であとはそれぞれの取組方法と規模の違いでしょうか?
ここまで網羅していて参画していない国公立大学(理系)あるのかなとちょっと見たところ、横国が見当たりません。あと和歌山も。


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