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道を逸れる勇気

はじめまして。

未経験異業種への転職を決意しました、コンサル1年生です。

初回投稿は、初心を忘れないように、コンサルタントを志した経緯と決意表明をしておこうと思います。

前職は、とある大学病院で理学療法士をしておりました。

突然ですが、アンサングシンデレラに非常に共感しております!笑

コメディカルは、制度上は医師がいないと何もできない、専門性を高めて大病院で働くよりも地域の薬局で定時上がりの方が給料が良い場合も多い(地域でも専門性を高めている素晴らしい方はいらっしゃいます!)。それでも、患者様のために働くことができ、専門職としてある程度の地位と責任があり、時に感謝されることもある。なにより、それぞれが病院薬剤師であることに誇りを持って働いている。そんな世界が描かれているこのドラマがとても好きです。

私もこのドラマで描かれる薬剤師のように、専門性を高めるべく、そして少しでも患者様の力になるために、夜遅くまで勉強と研究に励んでおりました。先輩も尊敬できて、大好きな仕事でした。

そんな生活をしていると、大学の同期からは、将来は大学の教員になるんでしょ?と言われるようになりました。確かに学会発表も論文執筆もしているし、働きながら修士もとった。なにより、世間の目を気にし、正統派、大企業、安定を好む私の性格。私自身もなんとなく教員になるのかなあと考えていました。

ではなぜ、心機一転、医療コンサルタントを志したのか。

それは、私がやりたいことは、病気とともに生きる人々の支援だと認識したためです。理学療法はそのための手段であるけれども、一つの手段にすぎない。小学生の頃から理学療法士を志していた私は、いつしか理学療法士としての視点しか持ち合わせない人になっていたなと感じました。もっと私に出来ることはないだろうか?

少し視野を広げてくれたのは、学生時代の経験だったと思います。隠れ意識高い系だった私は、優秀な先輩方のお話を伺うべく各地を周り、海外の病院を視察し、また、医療とは全く関係のない学生起業家の方が集うイベントに足を運ぶなど、一点に止まっていられない学生でした。ここで出会った方々を見ていると、理学療法の広いけれど狭い世界に留まっていてはいけない気がしてきたんです。

診療を通じて、理学療法で出来ることはたくさんありますが、(当たり前ですが)限界もあると感じました。苦しんでいる方々を見て、理学療法よりも、最適な医療が受けられる環境があること、できればもっと早期に病気を発見できることの方が、その方々のためになるかもしれないと思いました。また、医局の勉強会にも参加させていただいており、このような優秀な先生の想いを実現できる病院・クリニック作りとその継続を支えたいと感じました。

理学療法士が飽和している昨今です。一度道を外れたら、もう大学教員にはなれない、病院理学療法士に戻れることもないでしょう。周りに反対されることもありました。今まで頑張ってきたのにもったいないと言われました。一直線を好む私が道を外れるなんてと驚かれました。確かになあと思うことも正直あります。

それでも、私は医療コンサルタントとして患者様の役に立ちたい。

社会奉仕的な仕事をしてきた身ですので、お金の話はどちらかというと苦手で、経営なんてもうさっぱりですが、この選択を後悔しないように、そして目的である、病気とともに生きる人々の支援ができるように、

医療コンサルタントの道を信じて、理学療法以上に極めたいと思います。

以上、決意表明でした。

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