見出し画像

あなたが大切にしたいものはなんですか?「414カード」

昨夜はオンラインで、静岡にある『幸ハウス富士』主催の「414カード」ワークショップ。

幸ハウス富士は、共同代表である医師の川村真妃さんと看護師の植竹真理さんが立ち上げた、家でもない病院でもないがん患者さんにとっての第3の居場所。

幸ハウスを訪れることで、最期のときまで、穏やかな日々を過ごすことができた患者さん、家族、彼らを大切に思う人たち…は数知れず。

幸ハウス富士の真理さんへのインタビュー記事はこちら

https://www.medicaproject.com/_files/ugd/608ecd_2966e1e3afb14686a095fb439a5201ac.pdf

記事の中でも取り上げている414カードは、病気になってからだけでなく、普段から死や死生観について考える機会がもっとあったらよいのでは?と、たくさんの対話の中から、2年間かけて生まれたもの。

誰もが人生の最期まで大切にしたいものを大切にしながら、その人の人生を生きてほしい。

そんな願いが込められたカードは、みんなで語り合うために用いるのもよし、一人で自分を見つめ直す時間のお供にするのもよし。

47枚のカードのどのカードも愛おしくて、眺めているだけでもじんわり心の中に温かいものが広がっていく。

真妃さんや真理さんが幸ハウスに集う人たちと一緒にどれだけの想いを込めてこのカードをつくったのか、これらのことばたちを選択していったのかが伝わってくる。

イラストのある表のことばに対応して、裏には質問のことば。
たとえば、「自分が大切にしているものを大切にする」の裏には、「あなたが大切にしたいものは何ですか?」

自分の正しさを手放さなくっちゃと、もがけばもがくほど絡め取られてしまっていたジレンマに、ふと光が射す。

あぁ、そうか大切にしたいものは、別に手放さなくったって、大切にしていていいんだよな。大切にしたまま、誰かの大切も「あぁ、あなたはそれを大切にしたいのね」って、それだけだ。

誰かが誰かを幸せにしたくてつくりあげる温かいもの、まさにそれをつくっている素敵だなぁって人たちを見つけては、知らない誰かともシェアしたくなって、ことばを紡ぐ。

「わぁ、なんだか素敵なモノ/人を見つけちゃったんですけど!」っていう、好奇心が、ワクワクが、原動力。

414カードに込められた想いも、一人でも多くの人に届いたらいい。
届いて、その誰かのこころがちょっと軽くなって、あわよくば100年後の世界が今よりもさらにやさしくてさらに温かいほうに、1度でも角度が変わっていたらいい。

追記:
手元に一つあってほしい、414カード。
下記サイトからもご購入いただけます⇩
https://sachihouse.org/action/414card/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?