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貧血と異食症~カツオブシをむさぼるように

フェロミア(鉄剤)で貧血の改善を

かかりつけ医のアドバイスにより、鉄剤のフェロミアを飲んでみることにしました。

フェロミアには副作用があり、吐き気、嘔吐、腹痛、食欲不振などの胃腸症状、さらにごくわずかですが、下痢や便秘などの症状が副作用として出ることがあるそうです。

確か、看護師さんか先生に「食事の最中に飲むと、吐き気が起こりにくくなるみたいですよ」と聞き、食事を半分くらい食べた時点でフェロミアを飲み、また食事を続けるという飲み方をしていました。

幸い、私は吐き気や腹痛などの症状が出ることはなかったのですが、食中に毎日、忘れずに飲み続けなければならないのは面倒でした。また鉄分の吸収を阻害するからと、大好きな緑茶を飲むことを控えたり・・・病気なので仕方ないのですが、「わずらわしいな~」とユウウツに思うことが増えました。


なぜだか鰹節が食べたくてたまらない

“食事”で思い出しましたが、血液検査で”要治療“が出る前1年ほど、私はなぜだか無性に「鰹節」が食べたくて、食べたくてたまらなくなりました。

食べ始めると美味しくて、美味しくて止まりません。常に身体がしんどかったこともあり、台所に座り込んで、お味噌汁の出汁を取る鰹節の袋を抱えて食べていました。

振り返るとかなり異常な食べ方だった

それがなくなると、普段は買ったことがない百貨店のデパ地下にある店員さんが削ってくれる、削りたての鰹節が食べたくて仕方なくなりました。パンパンに膨らんだビニール袋に削りたてのふわふわの鰹節がたっぷり入っています。百貨店から帰ると、その香りに我慢できなくなり、キッチンで立ったままむしゃむしゃとお醤油をかけることもなく、一気に食べていました。

後で振り返ると、かなり異常な状況だったと思います。

MEA後は、異食症の症状は一度もない

貧血になると氷をガリガリ食べたくなる”氷食症“になるといいますが、私のカツオブシ愛も、今振り返ると異常でした。いわゆる鰹節の”異食症“だったのでしょう。ひどい貧血の身体が、鉄分豊富な鰹節を求めていたのでしょうか。

ちなみに、MEAを受けて、貧血が解消してからは、鰹節を食べたくなることは一切ありません。

おつまみに、厚削りのカツオブシに「醤油+マヨネーズ+一味」をつけて食べると美味しいですけどね。たまーに、食べたくなる程度ですね。


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