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D2Cでは食品に機能性はいらない


こんにちは!2月に入りなんだかグッと寒くなりました。。。家に引きこもりがちですがD2C情報収集は家から出なくてもできるんで、みなさん読んでいってくださいw

さて、今日の主題はタイトルの通り。D2Cで食品を売る場合は機能性は入りません!今日の結論は以上です。

それだけだと寂しいので深堀します。

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D2Cで食品を売る場合は機能性がいらない理由

それはズバリ

⑴ 広告規制にかからないようにするため

⑵ D2Cには世界観が重要だから

です。

⑴ 広告規制っていうのは、広告で言っちゃダメなことを言ってしまって行政に怒られてしまうことですw

食品って本来『食べたら栄養になります〜』というものですよね?それなのに栄養になります〜以上のこと、つまり機能性があることを大げさに表現しちゃうような広告を作るとNGです。。例えば、ダイエット食品を作って『食べるだけでありえないぐらいほっそり!』と広告で書いちゃうのはNGです。実際にそれ食べて痩せた人があってもダメなの?はい、ダメです。誇大表現すぎるとNGです。最近年々広告規制が厳しくなっていますw

そもそもなんですが、食品で機能をいっていい区分ってのは限られていることはご存知ですか??

下の図を見てもらいたいのですが、左3つの区分は事前の努力は必要ですが機能性(これが何かしてくれる!ということ)が言えます。ただ右2つは機能性は言えません。おそらくほとんどのD2Cブランドの食品は右2つに当てはまるので、正直機能についてはなーんも言えないと思っておきましょう。(実際に機能があるのはいいんですよ。広告ででかでかというかどうか、です!)

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(引用:https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/food_safety/risk_commu_2017_005/pdf/risk_commu_2017_0005_171226_0002.pdf

ちなみに、左3つは以下のことです。

スクリーンショット 2021-02-01 12.08.01

よくヨーグルトとかに『トクホ』と書いてますよね。こちらは国からの許可が必要です。またビタミン剤に『カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。』などと書いていますよね。これも国へ届出は不要とはいえ中身と表示の書き方はルールに従わないといけません。さらに最近よくCMで見かけるようになりましたが『機能性表示』と呼ばれるもの。これは膨大な資料を国に届出る必要がありますw  

この3つは機能性を言うことができますが、D2Cではそんな書類の山を作成して国に届ける努力は不要です。

なぜか?世界観が重要だからです。

⑵ 世界観とは

ユニークで心に刺さる、ブランドの見た目、語り口、振る舞い、佇まいに就ての基本方針とその実装

(引用:https://www.amazon.co.jp/D2C-「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略-NewsPicksパブリッシング-佐々木康裕-ebook/dp/B082SL6K9P

D2Cは「スタートアップ」や「大企業」が企業名を隠して立ち上げるブランドの例がよく出てきます。

その場合上記のような世界観を醸成させ製品を売っていくことが不可欠です。機能性は不要です。なぜなら機能性をバシッと言わなければいけないのは15秒CMを作ってものを売る場合の話です。限られた時間と映像の中で言葉を集約しないといけないようなケースです。しかしD2Cの場合はSNSを通じていくらでも言葉を発信できます。広告は有限から無限になったのです。

また、インフルエンサーと呼ばれるような「個人」がメディアを持って発信している中で、ファンが一定層できたら製品を作って売るパターンのD2C。これはあまり表で特集されていませんが、個人的に最もおすすめです。

ビジネス系youtubeのイケハヤさん@IHayatoがNMNサプリメントを販売しているのが最もいい例です。新しいもの、流行るであろうものをいち早く取り入れてビジネスをしていく姿を常々見せている中でそれを形にしたのです。この場合はあえてNMNサプリメントの世界観を語らなくても既に出来上がっています。もはやイケハヤさんの思想が日々のyoutubeやtwitterで語られているからです。そのためフォロワーはそのイケハヤさんが売っているのならば、と何も製品に関する広告を打たなくても売れていくのです。

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まとめ

D2Cで食品を売る場合は機能性がいらない理由

⑴ 広告規制にかからないようにするため

⑵ D2Cには世界観が重要だから

なので、もちろん機能性があってもいいのですが、それを無理矢理伝えるのではなく世界観で売っていくことを意識しましょう!

今日もありがとうございました。


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