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友達のバイトやめさせよう!! 2

この記事は中編です。前編・後編はここからどうぞ!
前編 友達のバイトをやめさせよう!!
後編 友達のバイトをやめさせよう!! 3

私(式部)
「単刀直入に言いましょう。森本、あなたにはバイトをやめていただきます



森本
「その予定ですけど…」


「まあまあ、まずは私の話を聞きんしゃい」

式部事情説明中。。。。


「ということで、今から私がなんか色々やるので、それの採点よろしく」

森本
「バイトやめない体で、どれだけやめたくなったかの採点をすれば良いのね。任せろ!」

さあ皆様お待たせいたしました。




先鋒 データ作戦

友達のバイトをやめさせたいとき、何が必要なのか。

それは、根拠のある裏付けです。

働いて、お金を稼ぎ、社会に貢献する。
この素晴らしきバイトという行為を、なぜやめた方が良いのか、そのデータをはっきりと提示しなくてはなりません。

このデータを見た森本は己の間違いに気づくことになるでしょう。
失意の森本を迎え入れる準備はできています。

さあ喰らえ! これが一ミリの隙もない完璧なデータだ!!!



森本
「勝てるわけなくない?」


「決めつけるのはまだ早い。こちらの結果はこうなりました!」


ばーーーーーーーん!!!



「イケメン石油王の圧勝!」

森本
「だろうな!」


「やっぱ森本のバイト先は良くない!モテないから!」

森本
「なんで石油王と比較すんだよ。勝てないだろ」

 
「一般的じゃない?イケメンの石油王」

森本
「一般的か?」


森本は みんな大好き石油王 が気に食わないようです。
なので、ここでもう一つのデータを出します。困ったちゃんだぜ……!


※私と森本の勤務先は兄弟みたいなもんです

森本
「ん??」


「調べた結果がこちら!」


  「やっぱ私のバイト先は人気が高いっすね〜」
森本 「いや、高い、高いけど、え?コレどこの集計??」


森本
「えっ誰?? 誰なのこの人たち!?」

 
「26歳女性、ここで働いてる人は頼りになります」

森本
「なんでだよ!!」

 
「17歳女性、超泣ける。マジおすすめ」

森本
じゃないこれ!? 何かと差し替えてない??」


めちゃくちゃ疑われている気がしますがこのまま押し切ります!


「お前のバイト先は良くない。やめるべき!」

森本
具体的なこと一つも言ってないからさぁ!この26歳女性のやつとか何が頼りになんだよ!!

 
「これで終わりです」

森本
「えっこれで!?俺採点すんのこれ!?」

採点結果

さあ採点の時間がやってまいりました。
会社のプレゼンだったら社長に褒められるレベルの緻密なデータを出したわけですから、自信しかありません。

私は10点満点を取ることができるのか!?


 
「2点!?」

森本
「根拠を出そうとしてるが、根拠を出せていないので2点です」

6点くらい行くと思ってた……このままではマズイ!どうすれば……


??「安心しろ、奴は四天王の中でも最弱


お、お前は、まさか…………


”福笑い”!!




仰天! 恐怖の福笑い

できる男の秘訣とはなんでしょうか。お金? 容姿? 学歴?
否、どれもちがう!!

私が、真に大切だと思うもの、それは!
 『遊び心 』 なのです!

私の遊び心によって、かつてあった純粋を瞳に宿した森本を迎え入れる準備はできています。

さあ喰らえ! これが遊び心満載のバイトやめさせ術だ!!!


 
「ということで福笑いをしてもらいます」

森本
初めてやるから楽しみ〜!」


「それじゃ目つぶって、はいパーツはここにあるから。どうぞ始めちゃってください」


森本 
「この形は口、なのかな。これが目でこの位置だから……なんだこの形!? これ鼻か?」

だいぶできてきた。

なんだか、動物の出産シーンを見ているかのようです。

あともう少しだ! 頑張れ……!



……おや、どうやら私が生命の神秘に感動しているうちに森本の福笑いが完成したようです。

さて森本が作った福笑いは一体どんな顔になっているのでしょうか!!
さあ森本さん、目を開けちゃってください!!



バイトやめろ!!  ~BAITOYAMERO~



森本
「え???」

「俺が一生懸命やった鼻はどこ行ったの?!」


バイトヤメローッ!!

森本
「おい、俺の鼻がいないんだけど!完成したやつ見たかったんだけど!!」

森本が鼻を異常に欲するトンデモ性癖野郎になってしまいましたが、
無事! 福笑い作戦終了!! ということで採点に移ります。



採点結果

森本の人生初福笑いをとてつもないインパクトで飾ることができました。
この私の内から溢れる遊び心で、ヤツの心を鷲掴みしたことでしょう。
正直言って、自信しかありません。

森本
「あんま期待しない方が良いですよ」

森本
「5点」


「しゃあ!!!!!!」

森本
「10点満点よ?!」

採点理由

森本
「これが5点の理由は説明ができない。だってこうなっちゃったんだから」


「そうなっちゃったね」

森本
「じゃあ説明無理だわ」

 
「ねぇ、バイト…やめる気になったでしょ!?」

森本
「いや、やめようとはならないけど…まあでもこうなっちゃったってことは、もしかしたらバイトやめた方が良いのかもしれないな」


惜しくも
満点は逃しましたが、森本の脳裏に「バイトやめた方が良いかもしれない」という意識を植え付けることに成功しました。

残り2つ、そして何より次の作戦は今回一番費用が掛かったヤツですのでご期待ください!

と、その前にトイレトイレ〜

トイレから戻ってきたパープル式部に異変が!!

👆後編はココをクリック👆




筆者 パープル式部
文芸コース 2年
全力でくだらないっ!

編集:ナガオカ
街文化プランニングコース 4年
サイ○リアが地元にないので、いくと新鮮に、うれしい。



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