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見落とすこともある

 今日は普段より少し早く起きて、都内へと向かい、月1回の用事を済ませてきた。たった数時間の外出だけれど、ドッと疲れたのは、すれ違う人の多さだけではなかった。

 いくつか立ち寄った全国展開された店ですら、地域ごとの雰囲気が店員側からも客側からも発せられているような気がしてならない。どこの街でも、親切と不親切は人によるものだから仕方がないし、いつでも素晴らしい接客の店員ばかりの店舗ばかりではないことも、わかっているつもりだ。

 たとえば、東京23区内では周りをよく見ずに道の真ん中で急に立ち止まってスマホで通話し始める人、歩道で歩行者に道を譲らず自転車に乗っている人、いろんな人が行き交うから、いちいち気にしていられないし、避けられるなら避けられる人がそうするしかない。たくさん人がいる街では、いつどこで何があるかわからない雑多さがあるから、見知らぬ人に関わると思わぬトラブルにもなる。

 今住んでいる街の人口は、今まで住んだことがある街の中で一番少ない。駅前ですれ違う人の数が、そもそも違う。だからこそ、ふとした時に他人の親切も横暴さにも気づくし、自分も改めようと思うことがある。

 何が言いたいか、と言うと、今日立ち寄ったドラッグストアで欲しい目薬を買うには、裸眼用目薬の空箱をレジに持って行き、会計時に現品と交換してもらったのだが、帰宅後、目薬の入った箱を見たらコンタクト用と記載されていて、薬剤師とのやりとりで見落としがあったのが悲しかった。私は、裸眼用目薬が欲しかったのだ。
とはいえ、コンタクト用目薬の箱には裸眼でも使用できると記載されているから、使うけれども。

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