定期購読:あなたの『選ばれ力』をアップするカラー戦略マガジン 034号「思い内にあれば色外にあらわる ~お金をかけることがブランディングではない~」
本日のお題
こちらの意味は・・・
だそうです。
本日はこちらのことわざから、
「自信が無くてオロオロしていても、本当に心の中で思っていることは伝わりますよ!」
ということをお伝えしていきたいと思います!
本日の内容を画像でダイジェスト
パトカー初体験から分かったこと
前回のメルマガで、クレジットカードの不正請求被害に遭った話を書きましたら、たくさんのご反響をいただきました。
どうもありがとうございました!
こちらのメルマガは「カラー戦略マガジン」と銘打っておりますが、机上の空論にならないように、カラーの知識と一緒に、それにまつわる私の体験談をお届けしております。
体験談はあくまでも、カラーの知識の「オマケ」なのですが、ご感想をいただくのは、いつも「オマケ」に対しての方が多いです(笑)
もはや「カラー戦略マガジン」と呼ぶのが正しいのか?的な(笑)
でも、私の軸は「カラー」なのと、どちらにしろ、ご感想をいただくことはとても嬉しいので、これからも「カラー戦略マガジン」と名乗っていきます!(笑)
で、「クレジットカードの不正請求被害 」のお話に戻りますが、現在、クレジットカード会社の方で調査中です。
そんな中、ある方に「警察に行ったら?」と言われました。「相談だけでもしてみたら?」と。
そ、そうでした!!
Facebookとクレジットカード会社とのやり取りで疲れ果てていたのと、不正利用された金額が口座から引き落とされる前に気付き、金銭的な損害は無かったので、そういう基本的なことを忘れておりました!
時間のある時に警察に行こうと思いますが、警察に行くって、なんかちょっと怖いですよね。。。
ところで皆様は、パトカーに乗ったことはありますか?
私はあるんですよ。
あ、悪いことをして捕まったんじゃありませんよ!
むしろ、良いことをしに行ったのです。
当て逃げ事件を目撃しまして、その証言を警察に頼まれ、OKをしたら、私の自宅周辺までパトカーで送迎してくれたのです。
送迎してくれたのは嬉しかったのですが、乗り降りする時に周囲の人にマジマジと見られたのは、恥ずかしかったナ(笑)
当て逃げ事件の目撃証言
私は横浜市の「日吉(ひよし)」という街に住んでいます。
慶応大学のキャンパスがあるので、慶応大学の学生さんがたくさん住んでいる街でもあります。
ある日の帰り道、私が駅からの下り坂を歩いていたところ、数十メートル先に妊婦さんが歩いていました。
離れたところからでも大きなお腹が分かり、「もうすぐ生まれるんだな」という感じでした。
妊婦さんと私が、てくてく下り坂を下っていたところに、若い男性が乗った原付バイクが、後ろからドッドッドッド…と走って来ました。
走って来たというよりは、下り坂の傾斜に車体を任せている感じで、スピードやハンドルをコントロールしている感じが無く、「危ない運転だな~」と思った直後、私の先を歩いていた妊婦さんに、
バーン!!
と当たりました。
妊婦さんは尻もちをつき、バイクの男性はバイクから投げ出され、坂道の上に仰向けにゴロンと横になりました。
バイクは道路の真ん中に倒れました。
私は瞬時に「どっちを助けよう?」と思いましたが、すぐに「妊婦さんだ!」と思い直し、妊婦さんに駆け寄ったところ、妊婦さんが「わぁ~!」と泣きながら、私の腕にしがみついてきました。
見ず知らずの私の腕に、泣きながらしがみついてくるなんて、相当ショックだったのだろうと思います。
妊婦さんに「大丈夫ですか?」と言ったり、背中をさすったりしていたら、妊婦さんに痛いところは無く、ビックリして泣いてしまっただけ、ということをご自分で話してくださったので、ひとまず安心しました。
と同時に、この、道路の真ん中で寝ている「若い男」を、どう成敗してくれようかと、私は怒り心頭になりました。
この頃には「若い男性」と丁寧に呼びたくなかったのですが、その理由は、若い男がなんと飲酒運転で、特にケガも無く、意識もはっきりしていてピンピンしていることが分かったからです。
私が妊婦さんの介抱をしている間に周囲に人が集まり始め、若い男に話しかけているのを横目で見ていたら、酔っぱらってフラフラしているものの、元気そのものだったので。
私は「飲酒運転で他人に、しかも妊婦さんにケガさせんのかぁ~!?」とアタマに来て、なぜか「私が成敗しなければ!」といきり立ち、妊婦さんの介抱を周囲の方にお任せすると、ずんずんとその若い男のもとに歩いて行きました。
そして男の手首をガシッと掴み腕を持ち上げて、男の腕がもげるかというぐらいにブンブンと振りながら、
「ちょっとあんた!!酒臭いんだよ!!」
と言いました。
そしたらその若い男がムクッと起きて、
「あ、俺、バイクを邪魔にならないところにちょっと停めて来ます」
と言って、道路の真ん中に投げ出されたバイクのところに行きました。
そしてバイクに乗って、道路の脇に寄せるのかと思いきや、そのまま逃げちゃったんですよ、またドッドッドッド…って。。。
周囲の男性が何人か「コラ~!」と言いながら追いかけましたが、飲酒運転でもバイクの方が早く、そのまま逃げられてしまいました。
その後警察が来て、目撃者数人に事情聴取を始めたのですが、同じ事件を目撃しているのに、みんな、言うことがバラバラなんです。
何がバラバラかって、証言する原付バイクの「色」が、です。
私は「白」だと言ったのですが、「蛍光の黄緑」と言う人もいれば「黄色」と言う人もいて、特に「蛍光の黄緑」と言う男性があまりにもしっかりと、安定した声色で「蛍光の黄緑でした」と言い切るので、私はだんだんと「白」だという自信が無くなってきて、
「そう言えば、蛍光黄緑だったかもしれないな…。うん、蛍光黄緑だろう!」
と、無理矢理、自分を納得させていました(情けないです…)
妊婦さんが救急車で運ばれ、目撃者は全員、警察に連絡先を聞かれ、その場はそれで終わったのですが、2日後、警察から電話がかかってきました。
用件は、
「バイクで逃げた若い男性が自首して来た。
その男性の話と、実際の状況を照合したいから、警察署まで出向いて証言して欲しい」
というものでした。
目撃者は何人もいて、自信満々に、論理的な口調で証言していた人もいたのに、どうして私だったのかというと、
「話が一番しっかりしていたから」
とのことでした。
それで、パトカーが送迎してくれた冒頭の話になるのです。
警察署に着いてすぐに、一番気になっていた「バイクの色」はなに色だったのか聞いたら、
「白」
とのことで、私の記憶が合っていることが分かったので、安心して、以降は自信をもって証言しました。
自首するかどうかの瀬戸際
警察の方との会話の中で分かったことは、その若い男性は、地方出身の慶応大学の学生さんだったそうです。
事故を起こした日はそのまま逃げてしまったけれど、一人暮らしのアパートに独りでいたら、どうなったのか心配で心配で、翌日こっそり事故現場に行ってみたら、自分を探す看板が立てられていて、怖くて怖くて仕方なくなり、実家の父親に電話をしたとのこと。
そしたら父親がすぐに飛んで来てくれて、父親に付き添われながら自首した、とのことでした。
そんな話をしている時のふとした拍子に、警察の方が、
「せっかく慶応に入れたのに、もうここで人生終わりだよなぁ~」
と言ったのです。
(言葉はこれ通りじゃなかったかもしれませんが、意図はこんな感じの発言でした)
でも、私は全くそう思いませんでした。
今も、そう思っていません。
事故を起こした。しかも飲酒運転。←これはとてもとても、悪いこと。
逃げた。←これもとてもとても、悪いこと。
反省して、自首した。←これは良いこと。
父親に付き添われながらだとしても、自首して、罪を償っていくと決めたなら「人生終わり」ではないと思うのです。
飲酒運転で事故を起こしたことや、一度逃げてしまったことは、一生「悔い」として残ると思いますし、もしかしたら、妊婦さんに対して医療費や慰謝料などのお支払いを続けていかなければいけないかもしれません。
でも、自分の罪を認めて、償っていくと決めたこと自体が「人生終わってない」と思いました。
若い男性を擁護するわけではありませんが、ハタチ前後の「自首」は、一生分ぐらいの勇気が要ったのではないでしょうか。
それこそ、
「俺の人生は、もう終わりかもしれない」
と覚悟したかもしれません。
でも、勇気を出して、覚悟を決めたということは「人生終わりじゃない」ですよね。
ちなみに後で聞いたら、妊婦さんも、お腹の中の赤ちゃんも、無事だったそうです。
本当に良かった!!!!!
それと!
証言のために警察署に出向いて、私が拘束された分の時給をいただいたのですよ!
アルバイトじゃないけど、こういうことに、時給って出るんですね!
時給算出の根拠を教えていただきましたが、もともとお金の計算に疎い私なので、3秒で忘れてしまいました(笑)
後日振り込みで、いくらだったか、それも忘れましたが(笑)一の位が「7」円で、中途半端な時給だなぁ~と思ったのは覚えています。
「自信」が無くても「事実」はある
ところで、私は原付バイクの色は「白」だと心の中で思っていました。
「蛍光の黄緑」だと、安定した声色の、論理的口調で言い切る男性に気圧されて、終盤は自信が無くなり、モゴモゴしてしまいましたが、警察が私の話を、他の目撃者の話より「しっかりしていた」と判断したのは、どうも原付バイクの「色」の部分じゃなかったようです。
「話が細かくて、一貫性があった」
と言われました。
蛍光黄緑の男性の自信に気圧されて、自分の記憶に自信が無くなっていたとしても、「原付バイクの色は白」という「事実」は、私の中に残っていたのです。
自信は無くなりかけていたけれど、自分の中の「事実」として、残っていたんですね。
「原付バイクの色は…白」という言葉はモゴモゴしてしまったけれど、私の中に残っていた「事実」が他の言葉と繋がり、「話」という一体感のあるものになり、警察の方に伝わった、ということなのでしょうね。
この体験から、
「自信」が無い
ということと、
自分の心の中に「事実」がある
ということは、別モノなのではないか、と思いました。
もちろん、自分の心の中に「事実」があって、それに自信があれば最強なのですが、自信が無くても、自分の中に「事実」があれば、それは様々な形で外部に伝わるのではないか、と思っています。
例えば、ハタチ前後の社会人デビューして間もない、名刺交換もオロオロで、敬語もおぼつかないド新人だとしても、笑顔だったり、やわらかい声色だったり、こちらの椅子を引いてくれたり、荷物を持ってくれたり、といったきめ細かいお心遣いをいただき、とても感激したことが、私は何度もあります。
それはその方の中に、こちらを歓迎しようと思ってくださる「事実」があるから、オロオロして自信なさげだったとしても、お気持ちはヒシヒシと伝わってくるんですよね。
そしてもっと言うと、なぜ、その方が私にそういう対応ができるのかと言うと、その「会社」が良いからだと思っています。
「企業理念」などに明文化されているかどうかは別としても、その会社の価値観や信念に、
接する人には丁寧に、優しく
という要素が入っているから、その会社で働く方々にもその価値観や信念が浸透し、例えオロオロのド新人だとしても、相手を感激させる対応ができるのだと思います。
本日のお題は、
「思い内にあれば色外にあらわる」
で、意味は、
「心の中で思っていることは、自然と言動や態度にあらわれるということ。」
でしたが、これを法人レベルで捉えると、
会社が心の中で思っていることは、社員の方々の言動や態度で、世間に伝わりますよ。
ということだと思います。
私は「カラー」から派生して、プレゼン資料のUXデザインを行ったり、ロゴマークをデザインしたりなどの「ブランディング」のお仕事をさせていただいておりますが、社員の方々の言動や態度を整えることこそが、大きなブランディングになると思っています!
社員が残念な対応をしてしまい、「御里が知れる」なんて思われたら、それこそ残念ですよね。
逆ブランディングです。涙
お金を出して、何かを買ったり、外部に委託したり、ということで手に入るものはたくさんありますが、
・自分の会社の価値観とはどういうことか
・自分の会社の信念は何か
そして、
・それは経営陣から社員の方々に伝わっているのか
・社員の方々から世間に伝わっているのか
ということを「自分達で改めて考えてみる」ということが、本当はとても尊いことなのではないか、と思います。
冒頭に出てきた飲酒運転の若い男性も、自分の中の「価値観」「信念」という、自分の心の中の「事実」を認めたからこそ、勇気を出して覚悟を決めて、自首をしたのだろうと思うのです。
本日のカラー戦略的結論
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