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カラー戦略マガジン 025号「色眼鏡で見る ~自分自身こそ、色眼鏡で見ない!~」

本日のお題


色眼鏡で見る

(いろめがねでみる)


こちらのことわざの意味は・・・

先入観や偏見をもって物事を判断する。
 
(出典:ことわざ辞典ONLINE.)

だそうです。
 
こちらは現代の日常でも、よく使われる慣用句ですね!



本日の内容を画像でダイジェスト




「母子家庭」で培ってしまった「色眼鏡」


皆様は、人間として一番難しいことは、何だと思われますか。

私は
「許すこと」
だと思います。

元来、短気で怒りん坊の私にとって、これはかなり難しいことで、挑戦、挑戦の毎日です。汗

寝れば忘れて、あまり引きずらないタイプの私ですが、それは「忘れる」とか「薄れる」だけで「許す」とはちょっと違うなーと思っています。

私は能登半島の、歩けばカモメにしか出会わない、ド田舎の漁師町で生まれ育ちましたが、約50年前の田舎には珍しく「母子家庭」で子供時代を過ごしました。

今でこそ、離婚とか母子家庭とかシングルマザーは珍しくない世の中ですが、昔の田舎では、親が離婚した母子家庭は村中の噂の的で、とても肩身の狭い思いをしました。

東京などの都会はまた違うと思いますが、田舎はそういう噂があっという間に広がるんですよね(田舎あるある)

個人情報の保護に無頓着な時代でもあったので、保護者名と住所が書かれた学級名簿が配られた際、保護者名が母の名前になっているので、クラスメイトにも一発で「母子家庭」がバレました。

そういうことにビクビクしていたのですが、私に肩身の狭い思いをさせている、と母に思わせているだろうということが、よけいに辛かったです。

そして私は片親の自分のことを「不幸」だと思い、両親が揃っている家庭の方を「幸せ」だと決めつけるようになりました。

高校の修学旅行の時に広島県に訪れて、被爆者の方のお話を伺う機会があったのですが、その方は初対面の方とお会いすると

「被爆者か、そうでないか」

で、まず相手を見てしまう、とおっしゃっていました。

その方になぞらえるのは大変申し訳ないのですが、私もその方と似た感覚で、初対面の相手を判断していました。

「片親か、そうでないか」

で、まず相手を見て、両親が揃っていれば
「幸せ」
そしてその方に比べると私は
「不幸」
と二者択一で決めつけていました。

・・・完全な色眼鏡ですね!

今は様々な方と出会い、色々な経験をさせていただいたお陰で、人には「幸せか、不幸か」のモノサシはたくさんあり、それらは重なり合っていると思っています。

でも、子供時代の辛い経験が強烈過ぎて、20歳ぐらいまでの私は、極端な判断しかできなかったんですね。

なので、母子家庭になった元凶の父のことをずーっと憎んでいました。

それはとても辛かったです。

人を憎むって、ものすごくパワーを使うし、自分もすり減るんですよね。

父は何年も前に亡くなっているのですが、それでも憎んでいました。

そんな私が父を許すことができて、憎しみから解放された出来事がありました。



「家系図の作成」で「大きな許し」を経験できた


父を許すことができた出来事は、
「家系図の作成」
です。

実は結構最近の話なのですが、コロナでお仕事の大半が無くなり、ヒマになった私は、ひょんなことから家系図の作成を思い立ちました。

郵送で謄本を取り寄せて、祖父母の祖父母まで遡って、結構きちんとした家系図を作成することができました。

その時に、父の名字が何度も変わっていることが分かりました。

養子に出されたのに生家に戻って来て、戻って来たと思ったらまた違う家に養子に出されて…みたいな子供時代だったようです。

父の謄本から、父が子供時代にとても寂しい思いをしたことを感じ取り、
「お父さんも辛かったんだね」
と思いました。

その時に、ホッと、父のことを許せました。

日々「許すこと」に挑戦し続けている私が「あぁ、許せたなぁ」と心から思えた出来事でした。

そういう「大きな許し」を経験して、今に至ります。

今では、両親が揃っているかどうかで相手のことを判断しませんし、父のことも憎んでいませんが、子供時代にかけた「色眼鏡」を外すのに、45年以上かかりました。

・両親が揃っていれば「幸せ」で、片親は「不幸」だという「色眼鏡」

・とにかく父が憎い、それ以外の感情は入る余地が無い「色眼鏡」

私には二段階の「色眼鏡」がありました。

「色眼鏡」って一旦かけたら、外すのは大変なのかもしれませんね!



経営者だからこその「色眼鏡」


最近、お陰様でブランドビルディング(ブランディング)のお仕事をよくいただき、お客様のコーポレートカラーを選定させていただくのですが、経営者の方が、ご自分の会社を色眼鏡で見ているなーと感じる時があります!笑

その方々は、私がコーポレートカラーを選定する前から、勝手な予想が激しいのです。笑

例えば、

・横浜の会社だから海のイメージで「青」
・女性向け商品を扱っているので「ピンク」
・士業だから真面目なイメージで「紺」

と、自社のコーポレートカラーをキメ打ちしてしまっているのですが、これも一種の「色眼鏡」ですね。笑

私はコーポレートカラーとは、その会社の「源泉」つまり「魅力」を色にしたもので、魅力ってそんな単純なものではないと考えていますので、経営者の方に、

「まぁ~うちは横浜の会社だから、多分、青でしょ~、目黒さん!」

と言われても、申し訳ありませんが、

「アハハ~」

とか言いながら、聞き流しています。笑

そんなことを言っていたら、横浜の会社は、みんな「青」になっちゃいますから。笑

「横浜の会社」ということも、もちろん魅力のひとつ。

でも、御社の魅力は、それだけじゃないですよね?と思っています。

ひとつの魅力だけでコーポレートカラーを決めるのは、早計です。

しかし、経営者の方がご自分の会社のことを考える時、当事者として、自社の魅力を冷静に挙げられなくなるお気持ちは、よ~く分かります。

知らず知らずのうちに「色眼鏡」をかけて判断してしまう状況も、本当によく分かります。

だからこそ私が、その会社の魅力をバランス良く取り入れた、正当なコーポレートカラーを選定させていただかなければ!と使命に燃えているのです!笑



「子供時代の記憶」による「色眼鏡」


コーポレートカラーをキメ打ちしてしまっている経営者だけでなく、自分のこととなると判断が鈍るのは「人に似合う色」も然りです。

実は割と多いのが、私もそうでしたが「子供時代の記憶」に縛られている方々です。

「親にこの色は似合わないって言われた」

だから、以降、何十年も、その色を避けている方が結構多いのです。

どうしてその色が似合わないのか?という理由を考えたことも無く、ただ親御様の一言が、そのまま理由になって、固まってしまっているんですね。

40代になっても、50代になっても、その呪縛は色褪せません。

これも一種の「色眼鏡」ですね。

子供時代は世界が狭いので、親の言うことが100%ということは当たり前ですが、大人になって世界が広がっても、子供時代にかけた色眼鏡は、そのままなんですね。

私がプロとして、お似合いの色をみさせていただくと、その色が似合わないということは、全くありません。

それをご説明して、ご納得いただくと、その方の表情がガラッと変わります。
ものすごく晴れやかに、明るくなります。

「色眼鏡」を外すことができた瞬間ですね。

泣いてしまう方もいらっしゃいます。
私もその方の辛かったお心が見えて、つられて泣きます。



現代の世の中だからこその判断軸として


「色眼鏡」で人を判断するのは良くないことですが、自分自身を判断する時こそ、本当に「色眼鏡」は不要ですね!

自分自身への「色眼鏡」は、ごみポイポイです!!

「色眼鏡」って、かけていることに自分では気付かない厄介なヤツなので、ご自分の会社や、自分自身を判断する時こそ「色眼鏡を外す!」という強い意識が必要だと思います。

想定外のことが起こったり、情報が溢れている現代の世の中だからこそ、

「自分自身を判断する時は、色眼鏡で見ない!」

という、

「敢えて、見ない」

という意識が、必要な判断軸になるのではないかと思います!

色眼鏡を外すことができた自分は「【選ばれ力】がアップしている自分」ですね!



本日のカラー戦略的結論


自分自身こそ色眼鏡で見ない!

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

色彩設計師® 目黒潤



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