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暗記はこれで完璧!!もう忘れない効果的な暗記術!!

 

さあ、暗記シリーズ3回目になりました。

今回の内容をマスターすれば、あなたはもう暗記の方法で困ることはありません。

 

前回は英単語や古文単語といった「単語」の暗記の仕方の紹介をしました。

単語の暗記はぜひ「超高速反復法」を使ってくださいね。

 

ただ、教科によっては単語で覚えることのできない暗記というものがあります。

社会(地歴公民)とか理科(化学、生物、地学)とかですね。

こういった科目の暗記法はどうすればいいのか?

これについて解説していきたいと思います。

 

 

なぜ理社でテストの点が取れないのか?

 

「理科や社会でなかなか成績が伸びない、、」

このように悩んでいる人って多いんじゃないでしょうか。

国数英ではまあまあ点数が取れているのに、理社はぜんぜん、、みたいな人って少なくないと思います。

なぜ理科社会で成績が伸びないんでしょうか?

 

自慢じゃないんですけど、僕は高校のころ理科(物理と化学)や社会(地理)の偏差値はかなり高かったです。

国数英よりも偏差値がいつも5~10くらい上でした。

 

なんで僕がそんなに理科社会ができたのか?

それは僕がアホだったからです。

 

高校のときの僕はな~んにも考えてなかったので、国数英も理社もぜ~んぶフラットに勉強してたんですね。

例えば大学共通テストの配点って、国数英がそれぞれ200点で理科社会って各100点ずつじゃないですか。

国数英で配点の2/3を占めるんで、単純に考えたら勉強量の2/3って国数英に使うべきですよね。

実際そんなふうに考えている人もいると思います。

あと国数英は長い時間かけて習得するものだから、より勉強の比重を重くしようみたいな話もあるわけですよ。

 

でも当時僕はアホだったんで、国数英も理科社会も勉強量同じ!って感じで勉強してたんですね。

そのせいで、国数英はそこまでパッとしなかったんですけど、物化と地理はめちゃめちゃできたわけです。

今考えても「昔の自分アホだな~」って思います。笑

 

ただここで別に僕は高校の時の失敗談を聞いてもらいたかったのではありません。

何を言いたいかというと、理科社会って「勉強した分だけ成績に反映される」んですよ。

 

僕の場合、どの教科も同じくらいに勉強したのに、国数英よりも理社のほうが偏差値が高かったですよね。

それはなぜかと言うと、国数英よりも理社のほうが成績が上がりやすいからなんです。

じゃあ、「なぜ理社でテストの点数が上がらないの?」というと、

それは「単純に勉強していないから」なんですね。

勉強量が少ないから、テストの点も伸びていないというだけなのです。

 

勘違いしないでください。べつに責めてるわけじゃないんですよ。

そりゃそうですよ。国数英の勉強に追われてたら、理社の勉強なんて手が回らないですよね。

戦略的に国数英の勉強の割合を大きくするのは全然OKなんですよ。

 

僕が言いたいのは「理社にあまり時間がかけられないからこそ、理社を効率的に勉強するのって大事だよね」って話です。

理科社会に勉強時間を多くはかけられない。それは分かります。

でも、せっかく理科社会ってやればちゃんと点に反映されるのに、勉強しないなんてもったいないよねってこと。

短時間で効果的に理社の勉強をしつつ、国数英に勉強時間をちゃんと使えば、トータルでめちゃめちゃ成績が上がっていくはずです。

 

 

アウトプットは足りてるか?

 

理科社会というのは暗記が多い科目です。

勉強をすれば理科社会は伸びます。すなわち、理社の暗記をたくさんすれば成績が伸びるということです。

そのためにまず考えなければいけないのは「あなたの勉強にアウトプットは足りているか?」ということなんですね。

 

理科社会を勉強するときも、「何回もくり返して覚える」という暗記の原則は変わりません。

ただ単語を覚えるのとは違って、理社の暗記では10回も20回も反復するってことがやりにくいんですよね。工夫して暗記しないといけません。

 

回数をこなすことができないならどうするのか?

この時に有効な手段が「一回の覚える作業の質を高める」という方法です。

より少ない反復回数で暗記をしてしまうというやり方です。

 

例えばあなたが100個の事柄を覚えなければいけないとした場合を考えましょう。また1回の暗記にかかる時間は5分だとします。

このとき、10回くり返してやっと覚えることができたとしたら、かかった時間は 100×5×10=5000分の時間がかかってしまいます。

でも、7回くり返して覚えられるような方法を使えば、かかる時間は 100×5×7=3500分で済むわけです。

で、余った1500分を他の勉強に回せばいいんですね。

 

このように「くり返しの回数を少なくする」ように勉強法を工夫することで、効率的に暗記ができるようになります。

 

 

そのために有効なのが「アウトプット」なのです。

アウトプットっていうのは、自分のアタマの中から知識を出す行動すべてのことを言います。

読むことや聞くことをよく「インプット」って言いますよね。アウトプットとはその逆で、話すこととか書くことを指します。

 

このアウトプットのメリットとは何かというと「一度の反復回数が多くなる」ということですね。

例えば「1192年、源頼朝が征夷大将軍に任命された」っていうフレーズを覚えようとしたとします。

もしこれを目で追うだけだと、このフレーズは1回しかくり返すことはできませんよね。

 

でもこのフレーズを音読したとしたら「1、目でフレーズを読む」「2、そのフレーズを声に出して読む」「3、声に出したそのフレーズを耳で聞く」というように、3回くり返すことができるんですね。

一度により多くの反復ができるので、アウトプットは効果的だと言えます。

 

 

最も効果的なアウトプットは「自己テスト」

 

暗記にはアウトプットが効果的です。

その中でも最も効率が高いと言えるアウトプット法が「自己テスト」なんですね

その言葉通り「自分で問題を出して、自分で答える」というものです。

 

「覚えたつもりだったのに、テストになると思い出せない、、」ってなることってよくあると思うんですよ。

それはなぜかというと、「問題に答える練習をしていないから」なんですね。

 

自分の頭の中にある記憶を「え~っと、何だっけな~」って引っ張り出す練習を何回もしておくことで、本番のテストでスッと記憶を引き出すことができるんです。

ただ見るだけのインプットよりも効果的なのがアウトプット。さらに、ただ声に出したり書いたりするだけのアウトプットよりも、積極的にアタマを使って行う自己テストのほうがより効果的というわけです。

 

問題に答える練習をすることが、暗記するうえでいちばん大事です。

なので、理社の問題集を解くっていう勉強は、実は最も効果的な勉強法なんですよね。

だから学校の宿題に問題集が出されるわけです。それが一番効果の高いやり方だからです。

結論、問題集はちゃんとサボらずにやってください。

 

 

問題は短く、答えは長く

 

ここからは発展した内容になります。

 

自己テストをすることが最も良い暗記法だと紹介しました。

この自己テストにも実はコツがあるんですね。

そのコツとは「問題の答えはストーリーで設定する」ということです。

 

前提として、この方法は問題も答えもすべて自分で作ります。

そして、自己テストの形式は「1問1答」にしないことが重要です。

 

例えば、鎌倉時代の守護地頭の問題をつくる時に、「1191年、源頼朝が作った役職の制度は何か?」「守護、地頭」みたいな感じにはしません。

どうするかというと、「1191年に源頼朝が作った役職について説明せよ。またその役職をつくった理由は?」みたいな問題にするんです。

で、これに答える時に「源頼朝は守護と地頭という制度を作った。守護は国ごとに設置されて軍事や警察の役割を担い、地頭は・・・。またその理由は・・・」みたいな感じで、ストーリーで解答を作るんですね。

 

これをすると、一見覚える量が多くなって遠回りな感じがします。

でも、これをすることで格段に理解が深まるし、機械的に覚えないから全体を覚えるのにそれほど時間はかからないんですよね。

またテストで「源頼朝が守護・地頭を作った理由を説明せよ」みたいな応用問題が出たとしてもじゅうぶん対処できます。

 

ちょっと難易度高めの方法なので、できる人だけやってもらえば結構です。

「ちょっと無理そう、、」って人は、問題集を解くだけでOKです。

 

 

暗記のキホンを忘れずに

 

まとめです。

・理社の暗記はアウトプットを意識する

・問題集はサボらない

 

3回にわたって「暗記」について説明してきました。

やっぱり一番重要なのは「何回もくり返し覚える」ってことなんですね。

 

世の中には色々な勉強法が紹介されています。暗記について語られているものも多いです。

それらをどんどん参考にしていって良いんですけど、「何回も反復する」っていう暗記の超基本は必ず忘れないでください。

どんなに素晴らしい暗記法を実践したとしても、この根本をしっかりと押さえてないと成績アップにはつながりません。

暗記は大変なことも多いですが、めげずに頑張ってください。

 

 

 

次のセッション ⇩⇩⇩

Step3「勉強法を学ぶ」の補足

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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