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もしもスマホやパソコンがなかったら、本が売れまくるかも。


ドリフターズのもしもシリーズが好きでした。
「もしもこんな散髪屋さんがあったら」とか「もしもこんな旅館があったら」とかいう、あのシリーズです。
他にもお寿司屋さんとか銭湯、居酒屋、お医者さんなんかがありました。
「もしもこんな本屋さんがあったら」という、ネタもやって欲しかったなと思います。

年末ですが特に忙しくもない私が、「もしもスマホやパソコンがなかったら」ということを考えてみました。

スマホやパソコンだけでなく、テレビやラジオもなくなれば、本の置かれている立場はかなり変わると思うのです。
恐らく今の10倍か、それ以上売れるような気がします。
各家庭の本棚が、本でいっぱいになることでしょう。
街の至る所に本屋さんが復活して、主要な都市の駅前の一等地には、大型書店が競い合ってビルを建てます。

二宮金次郎のように、歩き読書が町中に溢れて事故が多発し、大きな問題になります。
読書がやめられず、睡眠不足による生産性の低下が社会問題となります。

人気作家の小説が発売される日は、長い行列ができます。
手に入りにくい本は、定価の何倍もの価格で取引がされるようになるのです。

子供は本に熱中し、親は読書の時間は1時間まで、というように制限をかけます。
それでも子供は、部屋に篭ってこっそりと読書をするのです。
それに気づいた親は、本を取り上げてしまいます。
そして子供が寝てしまってら、親は密かにその本を読むのです。

こんなことはあり得る筈もなく「ダメだこりゃ」となります。


最近は本も値上がり傾向で、単行本だと二千円以上する本もあります。
二千円あれば居酒屋で、「ほろ酔いセット」でいい気持ちになることができます。
二千円でほろ酔い気分を味わう人と、本屋さんで本を買う人とは、たとえば10年後には、どの様なの差がついているのでしょうか。

本を買って読んだ方がいいに決まってます。
これからも禁酒を続けて、その分、読書を楽しんで、充実をした人生を送りたいと思ってます。

本を読む人がもっと増えればいいのにと思う反面、マイノリティである自分を楽しみたいという気持ちもあります。
特に、それで差別を受けている訳ではありません。
寧ろ、たまに尊敬されたりします。
本を読んでいるというだけで、勉強熱心で賢い人と見られるのです。

あまり人に尊敬なんてされたことがありませんから、本を読んでいるときくらいは、そういうふうに見られてもいいでしょう。
本当は、大したことではないんですけどね。

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