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心理的安全性(6)タイプを見極めよう!

前回はブレインストーミングの話しをご案内しましたが、ルールが分かったとしても実践してみると難しいこともありますね。(現場でも良く目にします)

ですので、発想さらに促進するため、追加で配慮すべき内容をご紹介します。

それは、互いの間合いについてです。コミュニケーションのテンポとも言うべきでしょうか。

例えば、コミュニケーションのテンポは、大きく分けると二つに分かれます。ここでは仮にタイプAとタイプBとします。

★タイプA テンポよく話すのが好き。話しながら考えることを好むし、心地よい。

★タイプB まずは、言葉の意味や自分の考え方を整理したい。話すのはそれから。

少し極端に整理しましたが、皆さんも、自分はどちらかと言えば。。。というのがあると思います。これは、心理学者のユングが唱えた「タイプ論」に由来します。(別の機会に詳しくご紹介します。)

人は、基本的に両方のタイプを持ち合わせていますが、自分の好むタイプを普段使っています。裏を返すと逆のタイプは普段使っていないのです。両方使えれば最高なのですが、なかなかそうはいかないですね。

タイプAの方は、自分と同じペースの人とはやりやすいでしょうが、タイプBの人とは、違和感や抵抗を感じるかもしれません。(逆に、タイプBの方も同様ですよね)この違和感を態度に示してしまうと、相手の「心理的安全性」は失われてしまいます。

だから、自分のタイプや相手のタイプを理解した上で、場づくりに臨むのが良いと言われています。ブレインストーミングのルールも、この前提の上で使うと効果的だと考えます。

応用としては、上司と合わない/部下との距離感がある/お客様が苦手 等の人間関係も、実は、これらのタイプの違いを理解することで、かなり解消されます。

ユングはこのようなタイプの軸を3つ挙げ、米国のブリックスとマイヤー母娘がそれにもう一つ加えて合計4つの軸で視るMBTIというタイプ論が有名です。(日本における血液型性格占い?と同じくらい、米国を中心に欧米では認識されています)

MBTIについて誤解がないように言っておくと、他人をタイプ分けするが目的ではなく、自分の理解と自分の潜在能力を生かす(逆のタイプの活用)のが目的です。

話しを戻しますが、互いの心理的安全性を保つためには、他者との距離間も重要です。それを縮める上で、まずは、自己理解を進め、相手に合わせて行動をとれるのが理想です。これを皆が配慮している状況(場づくり)が理想といえます。

まずは、他者に強要するのではなく、自らが率先して行動できると素敵ですね。

(つづく)









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