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東海医(編入)と帝京医(一般)の併願について

東海大学 医学部 編入試験 (展学のすすめ) に合格した者です。

最近の相談会では、「東海医(編入)と帝京医(一般)の併願」に関するご質問を頂くことが増えてきました。以下に私の見解を回答しておきます。

なお、先におことわりですが、私は医学部の一般受験を経験していません。そのため、帝京に関する情報はあくまで赤本ベースの見解であり、実体験に基づく見解ではない旨、ご了承下さい(なお、帝京医の赤本は3年分解きました)

まずは、両校の受験に関する概要です。

■試験概要


東海医(編入)
 ・時期  :毎年10月末実施 
 ・1次試験  :英語・小論文 (2科目) 
 ・2次試験  :面接
 ・対象  :大学2年以上在籍 or 短大/高専/専門 卒
 ・入学年次:1年前期
 ※詳細はこちらから

帝京医(一般)
 ・時期  :毎年1月末実施
 ・1次試験  :英語・国語・生物 (3科目)
  ※英語は必須国語・生物は、数学, 物理, 化学でも代替可
 ・2次試験  :面接
 ・対象  :高卒以上
 ・入学年次:1年前期
 ※詳細はこちらから

■ご相談者の特徴と私の見解

ご相談者は、大きく2つのカテゴリーに分類されます。

①一般受験に軸足を置いており、
 今年の東海医(編)は「受かればラッキー」で受験した

②編入試験に軸足を置いており、
 来年の国立医(編)or東海医(編)を見据えている

他にも、各科目の仕上がり状況、試験との相性、メンタルコンディション、学歴、ご年齢など、様々な変数があるため一概には言えませんが、

原則として私は、
①の方の帝京医受験は応援する
②の方の帝京医受験はおすすめしない
という立場を取っています。

■見解の背景

①の方のほとんどは、2023年冬にピークを持ってくるように年間計画を立てて勉強されています。

国語、数学、化学を、これまで十分に対策しているので、「試験と相性」「他大との入試スケジュール」がマッチするのであれば、帝京を受験しない理由はないと思います。ゆえに私は、①の方には帝京医受験は応援する立場を取っています。

一方で、②の方は、国語はポテンシャル勝負、生物は植物/生態系はノータッチという方ばかりです。また、東海医(編)の英語で合格点を取れていないということは、英語の読み方にも潜在的な問題を抱えているケースが多いです。

このような方に、私が帝京医併願をおすすめしない理由は3つあります。

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