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大人の初めて日記3「初舞台」

約一ヶ月半振りの更新です。
前回は公演が始まる前日に書いたので、果たして9公演を経て私はどうなっちゃったの!?という結果を書いていませんでした。
ということで振り返ってまいります。

なぜここまで振り返りnoteをかけなかったかというと、



寂しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

なんか終わっちゃう気がする!!!!!!!!!!(とっくに終わってるけど)

という感じで、Xで座組の皆さまが次の作品へ向けて頑張っている中、私だけが思い出に囚われていた次第です。

そんな私も、なんと、ドラマCDへの出演が決定したということで!(詳しくはX見てね💕)
ついに、次に進むためにも、私の初舞台を振り返ることにしたのです。





私が出演させていただいたのは、兎団さんという劇団の推理劇でした。

私が演じさせていただいたのは、CAのエリナちゃんという役です。

まだ役が決まっていない段階で、「この役はやりたいな…」と思っていたので、本役に決まったとき発狂したのを覚えています。

役が決まったときは、まだ台本の全貌が見えていなかったので、「これは真面目な案内役かな、私の真面目でクールなところが見せられたらいいな(フラグ)」と思っていたのですが、いざ全貌を知ると…


あれ……????もしかして………

めっちゃアホ………………?????


実はCAさん、中身は根っからのアイドルオタクなのです。
頭の中は常に推しでいっぱい、隙さえあれば推しを愛でるという、なんとも愛らしいキャラクターでし
た。

でも、CAさんなので機内の有事の際はきちんと動ける、そんな人です。

なんかどこかで見たことある人だな……

そう、わたしですね。
エリナちゃんは私にそっくりです。

根っからのオタクなのに、普通に生活してるときはそれを知らん顔して隠し通している、はい私です🙋。


舞台全体を飛行機として使っていたお芝居だったので、「舞台から落ちる=飛行機から落ちる」ことを意味する今回のお芝居。

頭の中お花畑のエリナちゃんは、飛行機から落ちて妄想畑の中で飛び回ることを許されました。

意味わかります??わかんないですよね。
私とエリナちゃんにしかわからないので、理解しなくて大丈夫です。

そんなエリナちゃんも一応犯人候補だったのですが、みんな殺害動機が「家族を守る」とか「国の政治を…」とか「個人的に強い恨みがあって…」とかだったんですけど、エリナちゃんは、

「私はずっと人の目を気にする、自分のかっこ悪いところは絶対に見せられないのよ!」


ということで、絶対に犯人じゃなさそうですね。
来てくれた友人も、「軽部が楽しそうだったー(^○^)絶対犯人じゃないと思ったー(^○^)」などと仰ってましたので、早々に犯人候補から外れたと思います(笑)

それにしても、かっこ悪いところは見せられないとか言っておきながら、めちゃくちゃかっこ悪くて愛らしいんですよね〜💕💕💕
そこがエリナちゃんの大好きなところです。かっこ悪いところ見え見えなのに、見えてないと思って頑張ってるの、ほんとに健気でBIG LOVE💕

ということで、無事9公演乗り切ったわけですが、正直緊張しなかった公演は一個もありませんでした。

共演した方々に聞けばきっとわかると思いますが、全公演始まる前はめっちゃ緊張してた…

でも公演が始まると、信じられないくらい楽しくて、心が動いて、終わったあとはほんとにクッタクタ。。。。

それから、リピーターのお客様のためにも、遊べるところは毎回違う感じにしてみたりして、そこらへんの工夫もとっても楽しかったです。ちょっとお客さんに絡んだりもした😗

実は、今回の公演の初日の早朝に、「もっとやっていいよ」的なメッセージをいただきまして、その言葉を聞いた瞬間わたし号泣したんですよ。


「もう本番なんですけど!!!!!どうしよう!!できてないのかもしれないわたし!!!役者として完璧に舞台に立たなきゃいけないのに」


そして、鼻声にならないためにも号泣はすぐ辞めて(辞められるんかい)、
そそくさとスタジオを予約し、本番前の猛特訓を行いました。
それはそれはもう、焦りとか不安とか色々あったけど、何よりも、

「私の初舞台!そして、お金を払って見てくれるお客様がいらっしゃる!!!!お客様にも自分にも、この舞台を通して後悔してほしくない!できることは全力でやりたい!今の自分で出せるもの全部出したい!!」

というメラメラとした闘志でいっぱいでした。

本番前に「やっちゃってもいいですか?(もうゲネプロも終わってるけど)」と聞いたら、いいよと言ってもらえたので、本番はやっちゃいましたよね全く。もちろんいい意味ですよ。

共演者の方々に、「よかった」とか「今までと全然違ってパワーアップしてる」って言ってもらえて、本当に安心しました(ブチギレられるかと思ってた)

とはいえ、ゲネでやってないことを本番でやったことは大罪だと思っているので、今後は絶対にやらないと心に誓いました。
でも、本当に本番前に闘志を燃え上がらせてくれて感謝です。わたしの全力の限界値が上がりました。

限界突破するってこういうことだなって身を持って感じました。

長くなってきたのでそろそろ締めようと思います。

本当に素敵な共演者の方々、スタッフの方々、お客様に囲まれて、私は無事初舞台を終えられました。
初めてがここで本当に良かった。

ここから私のフリーの役者としての人生がスタートしました。

もちろん、本業は役者ではないけど、きちんと分相応に。
これからも役者として邁進していきたいと思います。

これからもよろしくお願いしますね!



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