マチアプ物語①

今日歯医者に行ってきた。
約半年ぶり。
結果は虫歯も歯周病もなく良好。
安心した。

わたしは小中高と虫歯になったことがないことが誇りだった。

しかし、数年前に親知らずが4本生え、
見事それらが虫歯。
4本すべて抜き、3か月ごとの検診に行く。
食後の歯磨きはかかさない。　
フロスも必ずする。

虫歯になったことがなかったプライド。
それが傷ついたことで現在の健康な歯を維持できている。
ありがとう、親知らず。

約半年ぶりに歯医者に行ったことで、
マッチングアプリで出会った歯医者のことを思い出した。

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彼は至って普通の男で、正直つまらない。
だが、「医者」という男のカテゴリーに憧れがあるわたし。
暫く、彼と食事に行くなどの関係を持つことにした。

歯医者だもの、相手の歯をよく見ている。
わたしは少し歯並びが悪いが、
彼はわたしの歯質が好きという。

酔うとわたしの歯を触る。
そして満足そうに微笑むのだ。
気持ち悪かった。

「気持ち悪い」の積み重ねから彼との距離はだんだんと開いていく。　
そうして今も結婚もせず彼氏もおらず、
悠々自適な独身生活を謳歌している。

医者ってやっぱり変わってるんだな。

彼は大学時代から毎日ブログを書いている人だった。
彼を思い出した今、久しぶりにそのブログを覗いてみた。
結婚に向けて交際している彼女のことを書いていた。

幸せそうでなにより。
歯質も歯並びも良いのかな？
夜は歯を撫でているのかな？

わたしも彼を見習い、
無理ない範囲でnoteを綴っていきたい。
いつか、わたしも幸せなnoteを書けるように。

ありがとう歯医者さん。

２本同時抜き