今日の私は、「ちからをいれてりきまない」を考える
10,499日目
相田みつを展に行ってきた。
これまで築かれていた美しく書く書道家としての王道ではなく、「書き方は人となりを表す」という信念を貫き自身の道を開拓した人。
一つひとつの作品は、目の前に立つとまるで語りかけてくるようなインパクトがあった。
心に残った言葉の中のひとつ。
ちからをいれてりきまない
それがなかなかできないわたし
ちからをいれる
握りこぶし。
自転車で坂道を漕ぐとき。
受験や資格に向けた勉強、仕事の大事なプレゼン。
どれもある一定の期間ずっとは力を入れ続けることはできない。
りきまない
自転車で平坦な道を走るとき。
繰り返し学んだ時のテストや練習をこなしたプレゼン。
力を入れた期間があったからこそ力まないでできるようになるような気がする。
力を入れて力まない
均衡して、バランスが取れているということなのではないかな。
自分のペース、自分の生き方を見つけることを伝えてくれているような気がする。
とはいえ、今年がとてつもなくイレギュラーな世の中になったように、日々日々外的な環境の変化は起こる。
いつもと同じようにしていたくても同じが許されなくなるときもある。
自分自身の心境が変化して、変えたくなるときもあるかもしれない。
そんなときには少し力を入れて、また力まないポイントを探しに行く。
毎日、大きいことから小さいことまでその繰り返し。
みんなそうやって生きている。
最後の少し小さく書かれた「それがなかなかできないわたし」という部分が「みんなそうだよ」と言ってくれているようで少し安心した。
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