見出し画像

今日の私は、輪ゴムの哲学

11,266日目

輪ゴムの人生について。

母が話していた。

ソファカバーが地面にすらないように束ねている輪ゴム

彼らは誰かの目に留まることは基本的になく、くたくたになるまで長い期間を生きる。


浄水器の切り替えの取っ手が取れて滑り止めのための輪ゴム

毎日の生活でぐっと掴まれ回されるが、日々貢献している実感は得られる。寿命はそんなに長くない。


陰ながらの長い寿命と表舞台の短い寿命。

どちらの人生が自分自身の望む形なのか…

正解はない。

いやいや、人の一生には、長くずーっと表舞台であることも、短く裏方であることだってある。


私はどう生きたいのか、どうバランスを取っていきたいのか…

秋の日の、哲学的な問い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?