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手鏡 おひや
2021年10月16日 20:38
目を開けると、所狭しと並んだ屋台と、それに並ぶ色とりどりの浴衣が視界に入った。 どこか懐かしさを纏わせた祭囃子の合間を縫い、聞き覚えのある声が耳へと流れ込む。「ごめん、お待たせ、かき氷。パイナップルとかあったけど、いちごで良かった?」人混みをかき分け、両手に持ったかき氷を私の前に差し出す。人懐っこいその笑顔は見覚えがある。「……石井くん」そうだ、彼は石井くん。友香たちのおかげ
2021年10月29日 18:28
私、あなたに会えて本当によかった。 あなたの全てが好き。大好き。 好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き。 うふふ、本当よ。あなたが気にしてるその泣き黒子だってとってもキュートで大好き。 あなたと一緒なら例え火の中水の中、なんてね。自慢じゃないけど私、暑さに強いし泳ぎも得意なんだ。 子供は何人欲しい?私は三……え?気が早い?そんなことないよ、だっていつかは考えることでしょ?