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【社会人留学】退職~出国までにやった手続きと準備10個

無事カナダに渡航し、早くも3週間が過ぎた。
語学学校や家探し、友達作りもなんだかんだ順調に進み、カナダでのんびり
と毎日を楽しんでいる。

今回は出国前にドタバタ行った様々な手続きについての記録。
前回の留学は大学在学中&6か月以内の短期留学だったので手続きも少なく苦労した記憶がなかったが、社会人&1年以上の長期留学となると、やることが段違いに多かった。
私自身、ネットのいろいろな情報にかなり助けられたので、いつか誰かの役に立てば良いなと思い、書き残しておく。




退社後~出国までの行政手続き

1.国民健康保険の加入

日本は国民皆保険制度なので、退職後はすみやかに国民健康保険 / 任意継続保険 / 家族の扶養に入る、のいずれかを選択しなければならない。

一番お得なのは家族の扶養に入ること。なぜなら保険料がかからないからだ。保険証が届くのが遅いとネットで見たが、両親に聞いたところ保険証発行手続き中の証明書をもらえば保険証代わりに使えるとのことだった。

私はなぜか家族の扶養に入る選択肢を考えておらず(手続きがめんどくさそうと思っていた)、私の月収から計算すると国民健康保険よりも任意継続保険のほうが安かったので、1か月少し任意継続保険に加入。加入日から1週間ほどで保険証が届き、その後納税書が送られてきた。


2.国民年金の切り替え

こちらも退職後14日以内に市役所で切り替え手続きが必要。離職票もしくは退職証明書、年金手帳、身分証明書と印鑑をもっていけば、役所の方が手続きしてくれる。
月々16,610円ほど納税する必要があるが、私の場合はなぜか出国日まで納税書が届かなかったので、再度役所に行き免税申請書を貰って郵送。支払い免除になった。


3.出国14日~当日までに海外転出届の提出と健康保険・年金の休止

こちらも市役所で手続き。海外転出届の提出と同時にマイナンバーカードも失効する。
国民健康保険に加入していればこちらも同時に解約となるが、私のように任意継続保険に入っていた場合は別途保険会社への連絡が必要になるので注意。年金は海外在住中も任意継続ができるが、今後もらえるかもわからないのに月16,000円の出費はきつい…と思って休止した。


4.住民税納税書の郵送住所を変更

私は退職後に実家へ引っ越したので、その前に住んでいた市役所で納税書の郵送住所変更の手続きを行った。
今年の6月、来年の6月に実家へ納税書が届くので、親に支払いをお願いしている。


個人的に変えてきたこと

5.携帯キャリアの変更

これまでdocomoを使っていたが、カナダでは別会社のsimを使うことにしており、日本のキャリアをどうするか悩んでいた。docomoでは月500円ほどで3年間メールアドレス、電話番号の保管ができるが、休止措置になるのでSMSは届かないとのことだった。
私はアプリの二段階認証を電話番号に設定しているところが多く、SMSが届かないのは困るので、思い切って別会社に乗り換え。

乗り換えたのは「povo」。海外にいてもSMSが無料で受信でき、かつ月額料金が無料なところが決め手だった。(半年に1回ギガ購入が必要だが、それでも年500円以内におさまるのでとてもお得)
ちなみにカナダの携帯はphoneboxを利用中。出国1か月前に申し込めば出国前にsimが届き、カナダについた瞬間から携帯が使えるので便利だった。


6.企業版確定拠出年金をidecoに移換

前職で企業版確定拠出年金に加入していたので、退職とともに個人型確定拠出年金へ移換。
問い合わせたところ海外在住者で国民年金を任意継続していない人は資金の運用ができないが、年金の移換だけはできるとのこと。(退職後6か月以内に移換しなければ国民年金基金連合会に資金が自動移換され、毎月保管料を支払わなければならないので注意)

個人型確定拠出年金への移換手続きは必要書類に記入し、本人確認書類とともに郵送するだけ。
移換には2~3カ月かかるらしく、私は超ギリギリの出国1日前に郵送したのでうまく手続きできているかはまだわからない…。


7.病院の受診

出国までに眼科や歯医者などありとあらゆる病院を受診。海外では歯医者の保険がカバーされていないことが多いので、どんなに忙しくても歯医者だけは行っておくのがおすすめ。
と言いつつも。出国前に複数回歯医者を受診したにもかかわらず、急に顎が痛くなりカナダで歯医者に行かないといけなくなってしまった。。。友人も結局カナダで歯医者に行っていたので、歯の保険がカバーされた保険に入っておくのが一番良いのかもしれない・・・


8.不要な銀行の整理

なぜか銀行口座を4つも持っていたので、これを機に使っていない口座を解約。
日本に住居の無い人は口座を閉じる必要があるとネットで見たが、問い合わせたところ1~2年の一時滞在であれば解約不要とのことだったので、メイン口座はそのまま残してきた。


9.海外送金サービス(wise)で海外送金実績を作る

お金の送金はカナダで現地口座を作ったのち、wiseでオンライン送金をする。
wiseは初回送金時のみマイナンバーカードで本人確認が必要だが、前述の通り海外転出届を提出するとマイナンバーカードは使えなくなるので、出国前に一度送金実績を作っておく必要がある。
私はすべての支払いを終えた出国2週間前にそれに気づき一瞬あわあわと頭を抱えたが、幸運なことにパートナーが外国人なので彼の口座に送金させてもらい、何とか間に合った。(きっと誰の参考にもならない)


10.日本の免許更新と国際免許証の発行


最後に、マストではないがやっておいてよかったこと。
それは家族に向けて「留学のしおり」を作っておいたこと。
もう20代後半とはいえ、日本を長期で離れたことがなかったので親もとても心配していた。
少しでも心配をやわらげたく、カナダでの連絡先や留学スケジュール、エージェント情報などをまとめた留学資料を渡航前に渡して来た。
自分の情報整理にも役立つし、親も少しは安心できたようだったから、やってよかったなと思う。

渡航前1週間はパッキングと行政手続きに追われ、「これ間に合うのか・・・?」と心配になり過ぎて眠れない夜を送っていた反動か、渡航後は本当にゆるゆると過ごしている。

カナダもようやく春の兆し。
来月ものんびりゆっくり、カナダ生活を満喫していきたいと思う。

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