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今年も涙、涙の節分

今年もこの日がやってきました。
「鬼の来る日」節分です。
4歳になる息子、鬼が大の苦手。
なぜ苦手になったのかは謎ですがもともと怖がり
というのも理由の一つなのかな?

何かにつけて「もう4歳だから!」と自慢げに話す息子ですが、今年もやはり鬼は怖いようで、昨日から豆まきの話を振っても「違う…!」と鬼の話を避けていた息子。
数日前から先生からも「鬼が怖いようですー」と話を聞いていたので、きっと泣いただろうなぁと想像しながらお迎えに。

いつもはにこにこの笑顔で「ママー!」と走ってきてくれる息子が今日は下を向いて落ち込んだ様子。歩き方もなんだかトボトボ。
いつもかわいがってくれる上のクラスのお兄ちゃん達が廊下で作ったお面を被って見せてくれても、もうそれすらも恐怖で立ち竦んだまま。
いつもはなかなか帰ろうとしないのに
今日は「ママ、もう帰ろう…」と
終始元気のない息子。
とっても怖かったようで大泣き、豆まきどころではなかったそうです。
なんだかかわいそう、と思いつつも内心「かわいすぎる」と思っている悪い母。笑

自宅でも豆まきを、と夫に鬼になってもらいましたがこれまた大騒ぎ。
「パパ〜△※・。◯×!!」と言葉にならない叫び声とともにお面を引きちぎり
“豆が器に入っているからこの状況が続くのだ”
とでも思ったのか、豆を床にバーっとこぼして器を空にして見せて「もう終わりーー泣!」と。
その後もポロポロ涙を流し、家の中での移動も常に手を繋いで、寝る直前までずっとテンション低めで終了した、息子の節分でした。

恐がらせるための行事ではないのだけど、恐がってる顔が見たくてやってる感が否めませんが(笑)
今年は去年よりも知恵がついて、お面を引きちぎったり豆の器を空にしたり…。
彼なりの「鬼への抵抗」が見えて、これもまた成長だなぁ、とおかしくてなんだかほっこり。

夕食は恵方巻きを…と言いながら、キンパを巻き、チヂミとチゲと…
日本の行事なのに、私の好みで韓国料理。
南南東を向いて、無病息災を祈って頂きました。
食べるものがなんであれ、これが一番重要なことなのでいいとします。


「節分」とは季節を分ける、と言う意味があるので本来であれば立夏・立秋・立冬の前日も「節分」というようですが、今でいう「節分」は
「立春が太陰太陽暦(旧暦)の正月に近く、年の変わり目の意味合いが強いから」残っている、そうです。

今年は124年ぶりに例年より1日早い節分だそうですね。立春の前日とされる節分ですが、太陽の公転周期がずれることが原因だそうで…。
どうしよう、気になって色々調べたのにうまく説明ができない。
鬼が怖いおかげ(?)で「節分」について詳しく聞かれることはなかったけれど
大切な日本の行事を息子にちゃんと伝えていけるようにしなくては。


今年も1年家族が元気に過ごせますように。
無病息災を祈って。

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