マンガデザインプロデュースby Manga Designers Lab.⓯湘南鎌倉総合病院〜雲外蒼天(努力の先には明るい未来)〜
どうもどうも、吉良です。
10月25日は父の96回目の誕生日でした。実はその誕生日を迎えたのは病室、つまり父は入院中でした。28日には退院し、その日の夕食は家族が集まり3日遅れの誕生会をしました。92歳の母の嬉しそうな表情が印象的でした。
父の健康を支えてくれたのが、地元神奈川県大船にある徳洲会 湘南鎌倉総合病院。昨日29日はその湘南鎌倉総合病院の病院祭の日でした。「つながる!地域と医療 for everyone.」をメインテーマに、さまざまな展示催事が行われていました。
僕も特別市民公開講座の抽選に当たり、小林院長や小泉元内閣総理大臣のお話を聞かせていただきました。規模も大きく、たくさんのお客様が参加していてとても洗練された素晴らしい病院祭でした。
実は、この病院祭のポスター・チラシ・デジタルサイネージの制作をマンガデザイナーズラボがさせていただきました。
今回のマンガデザインプロデュースは、この徳洲会 湘南鎌倉総合病院とのつながりについてです。
湘南鎌倉総合病院へのマンガデザインのケーパビリティプレゼンテーションを実施したのが昨年2022年の7月でした。
当時はコロナ禍の真っ只中で、湘南鎌倉総合病院は数多くの報道機関から「コロナ禍において一度たりとも救急搬送を断ったことのない病院」としてとても好意的に報道されていました。
救急車100台以上の受け入れで、救急車の渋滞が起こっていたそうです。それを支えるスタッフ、つまりエッセンシャルワーカーにとっても想像以上に大変なことだったようです。
事務のトップの方からその苦労話や、当時から病院で働くスタッフに対して院長先生が毎月「院長賞」を出しているというお話しを詳しくお聞きしました。院長賞について、詳しくは後述のシリーズポスターをご覧ください。
そこで、その内容をマンガデザインで描いてはどうかという提案をさせていただいたところ、たくさんの事務スタッフの賛同を得ることができました。
その後、院内で役割担当などの調整をしていただき、2023年の3月からの掲載スタートが正式に決定しました。
このモチベーションアップ企画を制作するにあたり、かなりアイデアを注入しました。まずイメージしたのが、病院の形をテンプレートにすること。院長賞のコンセプトを語った第3回を見本としてご覧ください。
今回の企画は外部広告ができない病院で、ターゲットはあくまでも院内なので、院内の患者さんたちも知っている本館(A棟)をモチーフとしたレイアウトの中にマンガのコマを入れることにより、病院内での活動内容を表現しています。屋上にはドクターヘリ、地上には救急車とシャトルバスを配置しました。
次に、僕の得意なコンセプトコピーです。コピーは2つ、1つ目はタイトルコピーを「湘南鎌倉メディカルスタイル」として、病院名の表示タイトルのようにデザインしました。
2つ目はコンセプトコピーで、コロナ禍を全員で乗り越えた姿を想像していたときに「雲外蒼天」という言葉が浮かびました。まさに雲り空の上はいつも晴れ、努力の先にある明るい未来の湘南鎌倉総合病院の姿そのものです。
タイトルは毎回別途考えるのですが、統一のコピーを入れることにより、シリーズ感を表現しています。
最後にその病院のを支える人々を実際にデフォルメキャラで表現したことです。
現在までシリーズ掲出は8回になっています。
最初のまさにコロナ禍を支えたポスターをご覧ください。
このシリーズポスターは病院内のエレベーター前などで掲示されており、スタッフの働く姿や頑張りが分かりやすく伝えられているので、患者さんとのコミュニケーションツールとしても役立っているようです。
このモチベーションアップポスターでのマンガデザインをとても気に入っていただいた結果として冒頭の35周年病院祭のチラシ・ポスター・動画も制作させていただきました。
こちらが最新のポスターです。
今後も新たなアイデアを加えて継続していきます。
最後に病院祭で聞いた小林院長先生の健康10訓をご覧ください。
小林院長先生のお話から、もう一つ。
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