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読書感想 グループシンクに陥らないようにするために

具合が悪くなると、もちろん精神もやられる泣
月曜日から頭痛、節々の痛み、発熱と苦しんでいた。
特に頭痛がキツくて、ロキソニンを飲んで何とかしのいでいた。
やっぱり薬を飲むと、一気に具合が良くなって、体を動かせる喜びを感じる。

ロキソニン最高。

でも効き目が切れると、また痛みがぶり返してくる。
昨日の昼にまた38度台の熱が出た。苦しい。
本当は熱が出て、ウイルスと戦うはずだった時間に、薬を飲んで誤魔化していたために、発熱がぶり返してしまった。若干、治りが遅くなってしまっている感覚がある。

ロキソニンは本当に最高?

投薬は「毒をもって毒を制する」と言われるが、解毒は自然が良いか、薬で解毒したほうが良いか。良いというのは「早く治る」という意味である。この答えは、もう出ているのかな?

さて、今日も読書感想をしていく。「図解眠れなくなるほど面白い 社会心理学 亀田達也著」である。

この本は、さまざまな人が集まったときの心の持ちようの研究結果が記されている。
社会心理学というと、分かるようで分かりにくいので、私の独断で社会=集団としてとらえて、集団としての心理を学としてまとめられているということにしよう。

集団としてこういう心の持ちようになるよ、そういう傾向が見られますよということがいくつも事例が書かれている。
「同調」や「敵意帰属バイアス」などが有名だろうか。
「同調」はどうしても多数派の意見や行動に自分の考えを合わせてしまう傾向があることを指す。
「敵意帰属バイアス」とは、自分がされたことは、相手の敵意や悪意から生じたものと捉える傾向があることを指す。

これはマクロな視点であるので、
「俺はそんなことない!」
「私には当てはまらない」
というミクロの話でないことは注釈しておきたい。

要するに、まあ大体こういう傾向がありますよ!という傾向の話だ。

今日書いておきたいことは、『「グループシンク」に陥らないようにするために』ということである。

グループシンク=集団的浅慮

という意味である。

浅慮というのは、文字通り「考えが浅くなる」といことである。

どの職場でも会議がよく行われると思う。私の会社でも会議が多く行われる。

そのときに、このグループシンクに陥ってしまうのでは?と思う場面が多くある。
自分たちは大丈夫、間違っていないという無根拠な雰囲気
自分たちの反対意見を取り入れない(遮断する)雰囲気
反対意見を軽視する雰囲気

一度決めた事項がたとえば違っていると気づいたとしても、覆せなくなる「心理的拘泥現象」が起きてしまう。

「これって大きな会社での会議の話でしょ?」

いやいや、自分の会社レベルの小さな集団でも起き得る話なんです。

引き返せない。そのまま行ってしまおう。

では、誤った集団決定を行わない方法として、
「悪魔の擁護者」
という方法がある。

どういう方法か。

会議をする際に、参加者の中で1人役割を決めておく。
ひたすらに反対意見を述べることだけする役割を。

このことのメリットは、
間違った方向へ行っていても、待ったをかけられる。
役割であるから反対意見を言ったとしても、言われた側も傷つきにくい。(本心ではないと分かっているから)
周りの人たちも遠慮なく意見を言えるようになる。

デメリットは、
その人自身、アイデンティティの意見が反映されないことである。
だって、その会議に限っては、反対意見を言う役割に徹するんだもん。

ここまでは、本書に書かれていた大事なことを私の意見も入れながら、まとめてみた。
ここからは、私の考え。

会議の難しいところは、
「会議の時間が長くかかってしまう=悪」
と多くの人が思っていることである。

例外なく私も同様である。

でも思うのは、会議が長引いたら×と思っている時点で、会議をする価値はないとも言えるのではないか。
少なからず、形式的に、一応のていで「合意形成とりましたよ」という意味で会議が行われることがある。
その程度の会議に「グループシンクが起きたら大変だ」と騒いでも仕方がない。

大事になってくるのは、
「この会議は何のために行われるのか」
を問いをもつことである。

会議の目的は、思いつく限りで言うと、、、
情報共有のため
組織の団結を図るため
一応の合意形成を取りましたよの意味のため(後で文句を言わせない)
意見を出し合って新しいものを創りだすため

これから行われる会議が、上のどれにあてはまるのかを考えることである。

そして、「意見を出し合って新しいものを創りだすため」であるなら、
「グループシンク」の落とし穴に落ちないように予防することが必要だろうと思う。
「悪魔の擁護者」を始める前に決める。
意見を出し合って新しいものを創りだすためという目的ならば、
「会議の時間が長くかかってしまう=悪」
にはならないだろう。
むしろ、始める前に説明するのも手だろう。

グループシンク(集団的浅慮)を防いでいきたい。

シンクってキッチンにしか使ったことないワードだったので何かムズムズする、、、
バカ丸出しですね。

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