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読書感想 タフな精神力

昨日は宿直もあり、朝に突然偏頭痛がやってきた。(宿直苦手だな、、、)
目の前が白くチカチカしてきて、

「うわぁー偏頭痛の兆候、来やがったー」

と悲しい気持ちに。

その時(目チカチカしている時)はまだ元気なので、やらなくてはいけないことをやってしまおうと短期決戦でやり切る。その30分後にやはり、偏頭痛がやってきて、そのあとは、頭ガンガン、吐き気が止まらず、しまいには腹痛にも襲われ、宿直室で横になっていないと生きていけないくらいに、、、助けてくれた同僚に感謝しかありません。

余命宣告をされた気持ちになりました。生きているうちにいろいろやっておこうと。

一日経って、元気になっているんだから、まあ良かった良かった。

さて、今日も読書感想をします。
今日も書籍は、「アメリカのめっちゃスゴい女性たち 町山智浩著」である。

読んだ感想を端的に言うと、「めっちゃスゴい」のは、「めっちゃタフな精神力」だということだ。

ここに示されている55名のアメリカのFabulous Women は、確かに名声を得ている人たちである。また、著者で選定して、取り上げているので、書くネタのある人たちであるため、波瀾万丈であることも間違いない。

そして、何より「生存者バイアス」がかかっているので、この人たちの周りには、無数の成り上がれなかった人たちがいることも理解しておきたい。
だから、汎用性があるかというと、どうかなとも思う。

その前提は、あるものの、共通して言えるのは、「めっちゃタフな精神力がある」ということである。

生まれも、性別も、配偶者も、お金も、病気も、ドラッグも、いろいろなどん底を味わいながら、腐らずに生きていこうとする人間の強さを感じた。

その中でも、心に残ったのは、「マリリン・ヴォス・サヴァンド」さんの話である。

16歳で出来ちゃった婚(もう古い?)をして、家業のクリーニング店で働く。20歳で離婚。二流大学に入ったが、結婚して中退。35歳で2度目の離婚をしてから、ニューヨークに出てきた。そして、新聞の片隅にあるパズルを作る仕事をしながら細々と暮らしていた。

ひょんな拍子で、IQを調べてほしいと申請したことをきっかけに一躍有名人に。
なんとIQが186もあったことが分かった。
さまざまな質問に、日本刀のような切れ味でズバズバと答えていく。
「世界一頭のいい女性」と言われるようになった。世界最高の知能指数の持ち主としてギネスブックにも載った。

あの有名な「モンティ・ホール問題」も難なく答えた。(勝手に有名にしている笑)

何を思ったかというと、日の目を見ない中にも、賢い人はやはりいるのだということである。バツ2で、パズルを作る仕事をしている人が、まさか世界一頭の良い女性とは。
まず、私自身もこの考え方を改める必要があると思った。笑

見えている顔と、見えていない顔があるのだ。

一見賢そうに見えてもそうではない人もいるし、みそぼらしい格好をしていても実は賢い人もいる。

目立つ人ばかりが賢いということではないことを再確認した。隠れた才能があるのかもという視点で、また、人と関わっていくと面白いんだろうなと。

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