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人生の先輩達の忠告

最近、職場に現れたアルバイトのお爺さん。

御年80歳近く。

国家資格を2つ保有する個人事業主でもあります。

彼は、今月末に退職する総務と経理の小悪魔女子の仕事を1部引き継ぐためにやって来ました。

「久しぶりに、サラリーマンみたいな生活をしてみたけど、厳しいな~!」 とお爺さん。

何しろ、50歳位年下の意地悪女子にしょうもない事で怒鳴り散らかされたり、実務チームのボスの八つ当たり要員にならされたりと、踏んだり蹴ったりの日々を過ごしています。

でも、小悪魔さんとは、とても仲良くしています。

「小悪魔さん、逃げ足速かったでしょう?」 とお爺さんに冗談を言ってみたところ、お爺さんが私に言いました。

「あんたも、こんな所、いい加減なところで切り上げなはれ!」

小悪魔さんも、私を退職へ誘おうとします。

小悪魔さんは、たったの2週間で転職先を見つけて来ました。

(経理って、そんなに需要があるのか?)

ちなみに、私も小悪魔さん同様、日商簿記2級を保有しているのですが、今は違う資格で食べています。

お爺さんが保有している資格の内の1つは私も持っていて、現在、それを使用中。

「この職業の連中、変なヤツばかりやわ!」

お爺さんが嘆きます…。

(いや、いや、あなたもそれで食べてるやん!)

悲しいかな、お爺さんが言っていることは、確かに、正しい…。

「俺たちって、恥ずかしいよな!」 的な会話で盛り上がるお爺さんと私(笑)。

お爺さんは、かつて大手企業でサラリーマンをしていました。

いきなり個人事業主になった訳ではないお爺さんは、この職場の異常性に気が付いている模様。

ホワイトな一般企業に勤めていた人がウチに転職して来ると、すぐに退職してしまいます。

先月退職した友人が私に言いました。

「変に毒されないウチに、あなたもこんな所、辞めるんだよ!」

世の中、慣れない方が良いこともあるのでした(笑)。

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