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主張して身を守れ!

私が今の職場に移籍してから、3か月程が経ちました。

この職場で以前から働いている友人が言いました。

「あのさ~、あなたがここに来てから、皆がボスに自己主張を始めたよね~!」

聞けば、この職場の皆は、ボスがどんなに理不尽な要求をしても、黙って従ってきたんだそうです。

確かに、皆、ボスの要求に笑顔で応えていました。

しかし、ボスがいなくなると、嘆きの嵐。

ところが・・・。

どういう訳か、ボスの潜在的なサガを本能的に察知した私は、S女を演じるハメに・・・。

自ら、私のキツイ一言を浴びに来ているフシのあるボス。

なんとも言い難いような怪しい光を目から放ちながら私に近寄って来ます。

(チャンス、到来で~す♪)

「ボス、あなた、人使いが荒いって評判ですよ!」

「人に仕事を無茶振りするんじゃありません!」と私。

もちろん、機嫌の良い日のボスにしか言いませんが・・・(笑)。

しかし、私がそんな事を言ったところで、効果は疑問なのでした。

でも、そんな私の様子を見ていた同僚達が、徐々にボスに言いたい事を言い始めました。

「あの~、その仕事は、私にはもう無理ですー」

遠慮がちではありますが、なかなかの進歩です。

でも、私の友人は、まだその領域に達していません。

ある日、「花甘露さん、あなたの仕事はこれ以上増やさないようにしますね!」とボスが言い出し始めました。

(ボスの発言は大概、結果的にはウソになるので、安易に喜べはしないのですが・・・)

それを聞いた私の友人。明らかに顔が歪みました。

ボスが去ると、彼女が私に言いました。

「あのね~、私が今している仕事の一部は3月からあなたにやらせるという約束だったんだよー!」

「一体、どういうことよー!」とても、不満げです。

日頃から、「今抱えている仕事が如何に面倒で手間が掛かるか」を事あるごとにボスにアピールしていた私。

一方、大変な仕事をしているにも関わらず、ボスに楽をしていると思われている友人。

ある程度の自己主張は必要だと思う今日この頃なのでした・・・。

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