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ボスの器

今日は、定時に帰れると思っていたところ、帰宅時間間際にお客さんから仕事の修正依頼が…。

1時間半ほど残業するも、今日中に終わりませんでした。

このお客さん、担当者が、かなりおっちょこちょいです。

間違ったデータを送って来るのは毎度のこと。

さらに、「あなた、間違っています!」などと騒がれるのですが、大概お客さんの方が間違っています(笑)。

私が間違ったとお客さんが主張する箇所については、詳細な計算式を示す必要があります。

今回も、お客さんに提示するための計算式を書き出すのですが、この過程で、自分が間違っていないであろうことが判明。

明日、お客さんに説明をします。

この作業、かなり疲れます。

パソコンが自動計算しているので、理解無しに仕事をしていると、説明ができません。

必ず1度は手計算をしながら、仕事を覚える必要があります。

ところが、入社して間もない頃、手計算で仕事の検証をしていたところ、ボスがやって来て言いました。

「そんなこと、分かる必要性ありません!」

それを聞いた先輩従業員が、顔をしかめます。

ボスを無視して、一緒に電卓を叩いてくれました。

滅多に仕事を教えてくれない彼にしては、大変珍しいことでした。

皆が言います。

「彼がボスなら良いのにね!」

しかし、彼は、いちプレーヤーでいたいのです。

私が思うに、彼もボスの器かは、甚だ疑問です。

何しろ、彼もボス同様、自分の感情をコントロールできないフシがあるのです。

ボスは内部の者(従業員)に、先輩は外部(公的機関)の人に八つ当たり。

ボスたる者、仕事ができるだけではない、何かが必要なのでした…。

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