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強制自立の正体

今の職場で、何とか10ヶ月程耐え抜いてきた私(笑)。

「仕事って、教えてもらえなくても何とかなる!」 などという訳の分からない自信だけは付いたものの…。

しかし、最近入社してきた新人さんを見ていて思いました。

やっぱり、仕事はきちんと教えてあげた方が良い!

この職場の人達は、ロクに仕事を教えてもらわなくても、自力で這い上がってきた人達です。

ですから、新人さんに対しても、厳しい傾向にあります。

仕事が出来ない人に対しては、とても辛辣な態度で接したりしています。

「私達もそうだったから、あなたもそうするの!」 的な雰囲気です。

それでも、今の職場は、まだマシな方ではあります。

一応、冷ややかながら、聞いた事に対する答えはもらえます。

ある日、ボスの所に質問に行くと、彼が 呪文の様に唱え始めました。

「自立しよう、自立しよう、自立しょう!」

(とっても、不気味!)

ちなみに、この質問の答えは、ボスでないと分からないものでした。

怪訝な顔をする私を見たボス。

「独り言だから…」 などと言うではありませんか!

そこで私。

「独り言なら、聞かなくても良い!」

すると、ボス。

「いいや、聞いてもらわないと困ります!」

(なんか、自分が怠けるために「自立」 という言葉を使っている気配がするのだ!)

最近、1日退職者を出したばかり。

コンサルチームのボスが言いました。

「ウチ、レベルの低い人ばかりやって来る!」

(そうじゃないと思うんだけど…)

教育体制をきちんと整えていないこの職場の体質は何とかならないものなのか?

新人さんはただでさえ、不安で一杯。

それなのに、大変雑な引き継ぎしか受けられず、本当に可哀想です。

今度の新人さんは、何時まで持ちこたえられるのか?

それに、クセの強いボス達とどう付き合っていくのか?

基礎も出来ていないうちから、自立とやらを迫るボス達。

お客さんからは、「おたくの事務所、空気が重いですねー」 などと言われてしまう始末。

「自立」 という言葉を武器に従業員を責め続けた結果、本当にその従業員が自立を果たした暁には、「燃え尽き退職」 という道を辿るのでした…。

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