私のささやかな祈り
人間は往々にして、見た目で人を判断しがちです。
職場で、相談業務を行っている私。
幸い(笑)、ほとんどがメールで済まされるため、相手方が私の顔を見ることは、ほぼ皆無です。
ところが・・・。
ごくまれに、「花甘露さん、直接お会いして相談させてください!」などと言い出す人が現われます。
つい、「電話でもええやん!」と思ってしまう私。
相手方の反応は、いつも予想通りとなります。
相談者の前に私が現れても、相手方はまだ誰かを探している模様。
(他に、誰がおるねん!)
「初めまして、花甘露です!」と名乗ったところで、ようやく相手方が自分が相談するのが、目の前の私であることを悟るのです。
ポカンと口を開ける相手方。
そして、決まって、困惑の表情を浮かべるのでした・・・。
「なんか、なんにも出来なさそうな人が出てきたけど、大丈夫かいな?」
ハッキリとそう言いませんが、そんな風に言いたげです(笑)。
そして、私が説明を始めたところで、驚きの表情と相成ります。
「おおっ、こいつ、喋っとるやんか!」
(いちいち、驚かんといてか!)
どうも、仕事がやりにくい・・・。
「どうか、皆が直接私に会いに来ませんように!」と祈りながら、仕事をするのでした(笑)。