ボスはいつもご乱心

雪の日でした。電車は遅延ぎみ。

それでも、１時間以上前に職場に到着しました。

すると、ボスが現われて、

「なんで、２時間前に来て雪かきしていないんだ！」

「気が利かないんだよ！これは、俺のビルなんだぞ！」

「俺たちは、地域社会に生きているんだ。そんなことで、どうする！」

一番早く来た私が餌食となり、道路の真ん中に立たされて怒鳴り散らかされてしまいました。

後からやって来た人達は、怒鳴られている私をチラッと一瞥して事務所に入って行きました。

どうして、一番早く来た私が怒鳴られるんだ（笑）。

また別の日の事でした。ある女性が有給休暇を取得しました。

理由は、お子さんがインフルエンザにかかってしまったからでした。

「あいつ、有給なんか取りやがって！腹立つなぁ」

「人の事、考えてるのか？」

考えていないのは、アンタの方でしょう。

４ヶ月程こちらで働きましたが、私が来てから退職したのは私で６か7人目でした（1人は顔も知りません）。過去には、３時間で辞めた人もいたんだそうな。

ある男性などは、医師の診断書を送り付けてきて、それっきりさよならでした。彼には、とても嫌な思いをさせられました。まあ、限界状態で働いていたのでしょう。私が彼の荷物をまとめて、自宅に郵送しました。退職の挨拶さえ出来ないくらい、病んでしまっていました。

私の退職から２か月後、私の入社後に入って来た人達も全滅してしまいました。ちなみに、私の後に入社された方で私より先に辞めた方は２人でした。

毎日が異常事態のストレスフルな職場でした。驚異の離職率300％。

「代わりは、いくらでもいる」ボスの口癖でした。

今は、どんな人達が働いているのでしょうか。可哀想に・・・。