小悪魔女子の嘆き
今の職場に移籍して来て、3か月程。
移籍前、私がお仕えしている実務チームのボスが言いました。
「ウチには、不思議ちゃんがいるんだよ!」
以前からこの職場で働いている私の友人。
普段は優しい彼女としては、珍しく辛辣です。
「なんかさ~、変な人物が1人いるんだよね~」
「あの人ってね、頭が良くなくて、人の気持ちが分からないんだよ~」
「育ちが悪いのかしら?」
(一体、誰のことなんだ・・・・)
この職場に来て早々に、その人物が誰かが分かりました。
それは、コンサルチームのボスにお仕えする総務の女性です。
この女性。特に意地が悪いとか、そういうことでは無いのです。
明るく、社交的。そして、時折本当の事を言い過ぎます(笑)。
でも、口が悪い事が原因で、皆が彼女を嫌っている訳では無いのです。
彼女は、特に女性からの評判が悪いタイプです。
そう、とても女性らし過ぎることが皆を苛立たせているのです。
行動や発言は、自由奔放そのもの。「小悪魔女子」といったところです。
日本の社会では、この手のタイプは受け入れられないのでしょう・・・。
特に、人に迷惑を掛けている訳ではないのに、なんとなく嫌われてしまうのです。まあ、天性のものなので、仕方が無いのでしょうか?
彼女が私に言いました。
「あなたって、最初から人を拒絶したりしないじゃない?」
「私って、相手が勝手に嫌ってくるタイプなんだよね・・・」
彼女とよくよく話してみると、決しておバカさんで、育ちが悪い訳ではない様なのです。実は、それなりにお嬢様です(笑)。
よく人の事を観察していて、相手の気持ちを読んでいます。
「あのね、私と仲良くしていると、あなたも(実務チームの)ボスから嫌われてしまうから、こっそり(一緒に)ランチに行こうね!」
なんだか、悲しそうな彼女。
この女性、男性受けは大変良いタイプです。
妬まれるのだかなんだか、どういう訳か、職場の女性陣が実務チームのボスに色々彼女の事を吹き込んでいるのだそうです。
もう、こうなると、何が真実なのかも分からないのですが、小悪魔女子をやっていくのもなかなか大変な様です・・・。
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